電撃ネットワーク
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電撃ネットワーク(でんげき -)は、怪我をするほどに身体を張った芸で有名なパフォーマンス集団である。日本ではその過激さゆえ敬遠されがちだが、欧米諸国では「TOKYO SHOCK BOYS」の名で知られ、高い評価を得ている。
目次
メンバー
- 南部虎弾
- ダチョウ倶楽部の元メンバーにして元リーダー。芸のためなら命を惜しまない人。
- 三五十五
- 立て板に水のような喋りが得意で、MC役を務める。一番怪我の少ない人。元演歌歌手らしい。
- ギュウゾウ
- 強面だが実はインテリ。その怪我は伝説の域に達している。ロックDJとしても活躍。
- ダンナ小柳
- ギュウゾウ共々生傷が絶えない。電撃の芸はこの人から始まった。
略歴
- 1990年 コントトリオ「南部寅太団」を母体に結成。ライブハウスで活動を重ね、深夜番組オールナイトフジにてテレビデビューを果たす。
- 1991年、デーブ・スペクターの紹介によりLAの人気番組「ベスト・オブ・ザ・ワースト」に出演。これが世界進出のきっかけとなった。
- TOKYO SHOCK BOYSという名がついたのもこの時で、「電撃ネットワークじゃ外国人は発音できないから」とデーブが命名した。
- 1992年、カナダの世界的コメディフェスティバル「ジャスト・フォー・ラーフス」からの招待をうけ出演、大成功を収める。以降、世界中から出演依頼が入るようになる。
- 1994年、オーストラリアにて全77公演。4万人を動員。
- 1995年、スコットランド、デンマーク、オランダ、ドイツ全36公演。
- デンマークでは女王マルグレーテ2世の前でパフォーマンスを披露し、翌日の新聞に大々的に取り上げられる。
- 1997年、ニューヨーク・オフブロードウェイに進出。3ヶ月で71公演という日本人初の快挙を成し遂げる。
- 1999年、FUJI ROCK FESTIVALに初出演。01年、03年にも出演。
- 2000年、初の全国ツアー「10th ANNIVERSARY TOUR~ 原点回帰~」を開催。RISING SUN ROCK FESTIVALに出演。
- 2001年、国内全国TOUR「不死身の男伝説」(21ヶ所24公演)を開催。初のアジア公演、香港公演。
- 2002年、スペインのイベント「House of Asia Japanese night」に出演。
- 2003年、国内全国TOUR「一撃必殺 ~怒りの青筋ブチ切れ寸前!~」を開催。
- 2004年、オーストラリアTOUR 8都市(シドニー、メルボルン、パース他)を開催。初の韓国公演。
- 2005年、国内全国TOUR「電撃伝説 ~15周年だよ全員集合!~」を開催。
- 全世界にネットワークを持つNATIONAL GEOGRAPHIC CHANNELにて、日本4大奇祭を1年がかりで収録し、メンバーが体験したドキュメント番組が放送される。RISING SUN ROCK FESTIVALに出演。
- ロシア・ソチで2014年冬季オリンピック招致イベント「Art Football '07」に出演。
- 学園祭 淑徳大学をはじめ複数に出演。
- フランス・パリ、オランダ・アムステルダムにて「TOKYO DECADANCE」に出演。
- 2008年、3年ぶりの国内全国TOUR「危機一髪 ~電撃最大のピンチ~」を開催。
- 「大銀座落語祭2008」 博品館劇場での公演に出演。
- 福岡の夏フェス「SunSetLive2008」に出演。
- 北野武 監督 映画「アキレスと亀」に出演。
- 2009年、国立代々木競技場第二体育館で開催された「SPLASH INTERNATIONAL 2009」にゲスト出演。
- 神戸のロックフェス「COMIN’ KOBE」に出演。
- 三重のロックフェス「GAGNER FESTIVAL」に出演。
- 逗子のフェス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2010」に出演。
- 東京国際フォーラムで爆風スランプの1日限定の復活ライブ「爆風復活しまんすライブ!!~サンプラザ中野くん50歳だー!!~」にサプライズ出演。
- 2011年、ROCKIN'ON JAPAN 主催のフェス「Japan Jam 2011」に出演。
- 広島のフェス「FESTA de RAMA 2011」に出演。
- 学園祭 長岡技術科学大学・京都精華大学 をはじめ3校に出演。
- ファッションブランド「X-LARGE」とコラボし、「X-LARGE 20周年記念イベント」に出演。
- オーストラリア・メルボルンでのイベントに出演。
主な芸
- サソリを使った芸『サソリ男』
- 人間打楽器
- 牛乳を鼻から飲んで目から出す『ミルクマン』
- 液体化したロウの中に顔を入れる『ワックスマン』
- 布団圧縮袋に入って空気を抜く『布団圧縮袋即身仏』
- 缶を頭にくっつける『頭くっつき気合男』
- マジックペンのインクを口に吸い込む『肺活量吸引力男』
- ドライアイスと水を口に含み白煙を出す『ドライアイス大好き男』
- グラインダー(工作機械)で金属片を削り、飛び散る火花でタバコの火をつける『火花大好きサンダー野郎』
- 金属製のゴミを入れるバケツに、メンバーを逆さ吊りにして入れて、その中に爆竹を投げ込む『爆竹地獄』
- ビニール袋にメンバーを入れてその中に消火器を放出する『即席山海塾』
- 台所用洗剤やエンジンオイルを一気飲みする
- 巨大線香花火の火花を上半身裸の状態で浴びる
- 陰茎の根元に縄をくくりつけ、綱引きの勝負で勝利する
- スッポンとキス
- 千円札をステープラーで耳につける『福耳男ホチキスマン』
- スーパーウォーターガンで顔面の粉を一気に洗い流す『瞬間メイク落とし』
- 巨大クラッカーを口で受け止める『バズーカ』
- クラッカーを口で受け止める『クラッカー口内爆裂』
- 『おなら燃やし』
- 『牛乳瓶底抜き』
- ドラム缶を打楽器に見立てたパフォーマンス『Stomp the Noise』
なお、これらの芸は人体に危険が及ぶため、一般人は絶対にマネをしてはならない。 テンプレート:節stub
その他
- トランス系ミュージックを中心に、音楽と連動した活動も展開しており、CDの楽曲の作曲・アレンジや、ライブでのキーボードプレイヤーとして、genji/nishikataが参加している。
- パフォーマンスは「人体実験」と称されるほどに過激で、時に下品であったりするのだが、単なる見世物小屋で終わらないのが彼らである。genji/nishikataの音楽と三五十五のMCでの進行、時にはストーリー仕立てで観客を楽しませるなど、様々な演出でエンターテインメントに仕上げている。
- 日本国外での人気が高い彼らだが、特にオーストラリアでは圧倒的な人気を誇る。日本人としては初めて、現地のテレビCMに出演した。
- 赤井英和と親交が深い。赤井家の新年会を始めとするパーティでネタを披露することもしばしば。
出版物
CD
- ガツン!(1993年6月25日)※廃盤
- 富山米(1993年8月25日)
- gero-gero(1999年10月23日)
- YELLOW GROOVE(2000年10月18日)
- PUNK JAP(2001年3月7日)
- SASORI(2002年7月24日)
- 電撃伝説(2005年4月6日)
- 俺はもうダメだ(2006年6月21日)
- 電撃ネットワークのテーマ(2007年5月26日)※The Surfaris「Wipe Out」のカバー
コンピレーション作品
- 熱唱!! ストリートファイターII(1992年12月16日)
- MEGALOMANIACS SHOW TIME!(2001年3月28日)
- PHAT WAXX(2004年6月23日)
コラボレーション作品
- FLY HIGH/サソリ feat.電撃ネットワーク(2002年1月23日)※THE MAD CAPSULE MARKETSとのコラボレーション
DVD
- 電撃ネットワーク ベスト(2001年3月14日)
- 電撃伝説~15周年だよ全員集合!~(2005年9月21日)
VHS
- 公開人体実験(1999年8月21日)
- MADE IN JAPAN(2000年10月18日)
- ベスト・オブ・ザ・ワースト(2001年3月14日)
書籍
- 電撃ネットワーク南部の公開処刑(1995年3月)
- 電撃ネットワークの「かかって来い!」痛ッ!(1995年3月)
- オレ達外国じゃあビッグスター(1998年11月)
- 電撃伝説―ちょっとあぶない世界の楽しみ方 (2000年9月)
- (注:既刊の「オレ達外国じゃあビッグスター」に書下ろしを加え再編集したもの)
出演
RADIO
- テリー伊藤 のってけラジオ ゲスト(2008.1.15、ニッポン放送)
CM
漫画
タイアップ
パチンコ
- CR電撃ネットワーク(2007年、エース電研)
- CRショックボーイズ(2007年、エース電研)
パチスロ
- 電撃ネットワーク(2007年、トリビー)
関連項目
- メディアワークス 設立当初、イメージキャラクターを務めた。