日本橋ヨヲコ

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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 日本橋 ヨヲコ(にほんばし ヨヲコ、1974年10月3日 - )は、日本漫画家香川県出身。香川県立坂出高等学校を経て、神戸学院大学卒業。血液型はO型。女性で既婚。太くはっきりと描写する絵が特徴的。 

来歴

1996年、大学3年生の時に『爆弾とワタシ』で第34回ちばてつや賞佳作を受賞し、同年(大学4年の時)『週刊ヤングマガジン』(講談社)に掲載された『ノイズ・キャンセラー』でデビュー。大学2年生の時に阪神・淡路大震災で被災したことが一番の転機となり、漫画を本格的に描くようになったらしい。『サルでも描けるまんが教室』(相原コージ竹熊健太郎共著)にも影響を受けたと語り、『G戦場ヘヴンズドア』内には同作品に登場する「とんち番長」が書店に並んでいる(ただし作者名は「相原コージ」)。

代表作に『プラスチック解体高校』『G戦場ヘヴンズドア』『少女ファイト』など。主に学園ものスポ根ものを手掛けており、手法として登場人物の心理描写、内面世界を描こうとする事が多い。

ペンネームの由来は、ちばてつや賞に応募する際にまだペンネームが決まっておらず、急いで決めようと考えた末、大阪の地下鉄「日本橋」(にっぽんばし)の駅に居た事と、本名を少し変えた「ヨヲコ」をミックスさせて「ええいもうこれでいいや」と決めた、と公式サイトにて公表している。

愛用画材は、つけペンはゼブラGペン、インクはKAIMEI DRAWING SOL-K、消しゴムはMONO消しゴム、下描きは青シャーペンの「ish」。Gペンでの描写の際は、よりGペンらしく見せるため太くふくらみを持たせて描くようにしているらしい[1]

歌手・戸川純のファンである。

作品リスト

単行本

  • プラスチック解体高校(1997年 - 1998年、週刊ヤングマガジン、全2巻)
  • バシズム(短編集)
    • ストライク シンデレラ アウト(1998年、ヤングマガジン増刊赤BUTA、No.20)
    • ノイズ・キャンセラー(1996年、週刊ヤングマガジン、No.36・37)
    • バング スタイル ア ゴー ゴー(1996年、ヤングマガジン増刊赤BUTA、No.8)
    • Id [イド](1997年、ヤングマガジン増刊赤BUTA、No.11)
    • インセクトソウル(1997年、ヤングマガジン増刊赤BUTA、No.10)
    • CORE[コア](描き下ろし)
    • ギアボイス(1997年、ヤングマガジン増刊赤BUTA、No.12)
    • 花(2000年、COMIC CUENo.9)
  • 極東学園天国(1999年 - 2000年、週刊ヤングマガジン、全4巻)
  • G戦場ヘヴンズドア(2001年 - 2003年、月刊IKKI、全3巻)
  • 少女ファイト(2006年1月 - 連載中イブニング、既刊11巻)

単行本未収録

  • こころ(2002年、同人誌『赤い牙1』寄稿)
  • ハイジャンパーズ・ハイ(週刊ヤングマガジン 2002年No.49)
  • 粋奥[大晦日ver.](月刊IKKI 2004年2月号)
  • 粋奥(月刊IKKI 2004年4月号)

イラスト

備考

日本橋の作品は『極東学園天国』を除き、全てリンクし同一世界観を舞台とした物語になっている。そのため、各作品中に過去の作品の登場人物が成長した姿で再登場することがよくある。これはファンサービスとしての意味合いの他にも、同作者が過去にいくつかの打ち切りを味わった経験から、最後まで見せる事が出来なかった作品のキャラクターについて「(過去の作品の登場人物達も)元気にやっているから安心しろ〜」ということを読者に伝えたいという意向も含んでいる。

関連項目

脚注

  1. 2002年時点。参考:外部リンク 漫画家リレー訪問記 インタビュー
  2. いい電子』にゲスト出演しており、その際には新婚ホヤホヤの夫にRPGのレベルを上げて貰っていることが判明している。また『New スーパーマリオブラザーズ Wii』も遊ぶのではなく見る側に回っていた。しかし、クリアまでに相当時間が掛かってしまい本人は爆睡、その間にエンディングが終わってしまったために激怒したエピソードもある。なお、同作品内ではネギを持っている事が多い。

外部リンク

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