「伯耆大山駅」の版間の差分
(→概要: 一部の特急停車列車が米子始終着であることを強調する必然がない。) |
(相違点なし)
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2014年6月13日 (金) 01:27時点における最新版
伯耆大山駅(ほうきだいせんえき)は、鳥取県米子市蚊屋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅。
概要
駅名の由来は当駅南口に正面に見える中国地方一の高峰・伯耆大山に因む。なお、山陰本線には大山口駅という駅もすぐ近く(淀江駅を挟んで隣)にあるため混同しやすい。
山陰本線を所属線としており[1]、伯備線を加えた2路線が乗り入れている。当駅は伯備線の線路名称上の終点であるが、伯備線のすべての列車は山陰本線を通じて米子駅まで運転され、特急「やくも」と一部の普通列車はその先の出雲市駅方面へ直通する。そのため、当駅折り返しの列車は設定されていない。なお、JR貨物は山陰本線米子方面と伯備線の2方向に限り第二種鉄道事業免許を有しており、当駅から鳥取方面への免許は有していない。
2004年10月16日から伯備線の特急「やくも」の一部列車が、2009年3月14日からは山陰本線の特急「スーパーまつかぜ」の一部列車が、それぞれ停車するようになった[2](いずれも朝の上りと夕方以降の下りのみ)。その他の特急列車は通過する。快速「とっとりライナー」は全て停車する。
駅構造
ホームは単式・島式の複合型2面3線。米子方面は複線(安来駅まで)、鳥取・新見方面はいずれも単線の行違い可能駅でもある。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。
みどりの窓口がある直営駅(米子駅の被管理駅)。特急列車利用者専用駐車場(通称「ご予約駐車場」)も用意されている。また貨物用留置線が駅構内北側にある。
配線上では2番のりばの方が下り本線となっているが、原則として2番のりばは米子方面への特急の通過用としてのみ使われており、下り停車列車は駅舎に面した1番のりば(副本線)に停車する。但し、伯備線方面からの列車で3番のりばの鳥取方面行きへの対面乗換えがある場合は2番のりばに停車するほか、鳥取方面からの列車と伯備線方面からの列車が同時に入線する場合には、伯備線側からの列車が1番のりば、鳥取側からの列車が2番のりばに停車する形を取っている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陰本線 (テンプレート:Color伯備線含む) |
下り | 米子・松江方面 | 通常の停車列車はこのホーム。 |
2 | テンプレート:Color山陰本線 (テンプレート:Color伯備線含む) |
下り | 米子・松江方面 | 停車列車は一部の普通・快速のみ。 |
3 | テンプレート:Color山陰本線 | 上り | 倉吉・鳥取方面 | |
テンプレート:Color伯備線 | 根雨・新見・岡山方面 | 改札口のLEDには「岡山」の表記がない。 |
前述したように、1番のりばは下り副本線、2番のりばは下り本線、3番のりばは上り本線である。さらに3番のりばの北側には、ホームのない待避線(上り副本線)が存在する。また、1番のりばは鳥取方面・伯備線方面への折り返しにも対応しているが当駅折り返しの列車はない。複線の構造上、米子方面からの列車は1・2番のりばに入線できない。
貨物取扱・専用線
JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物の取扱駅となっている。
駅構内の貨物用留置線から、駅北西にある王子製紙米子工場へ専用線(単線・非電化)が続き、コンテナによる製品・原料の出入荷が行われている。かつては有蓋車による飯田町駅などへの製品出荷や、タンク車によるラテックス等の原料の入荷も行われていた。
駅周辺
- 王子製紙米子工場
- 日吉津村役場
- 巌郵便局
- 日吉津郵便局
- 日吉津下口簡易郵便局
- 尾高郵便局
- 山陰合同銀行
- 米子警察署蚊屋駐在所
- 米子警察署上新印駐在所
- 米子警察署日吉津駐在所
- 米子松蔭高等学校
- 米子市日吉津村中学校組合立箕蚊屋中学校
- 米子市立箕蚊屋小学校
- 日吉津村立日吉津小学校
- 鳥取県立米子養護学校
- 山陰自動車道米子東インターチェンジ(倉吉・鳥取方面出入口)
- 米子自動車道米子インターチェンジ(落合・岡山方面出入口)
- 国道9号
- 国道431号
- 鳥取県道24号米子大山線
- 鳥取県道53号淀江岸本線
- 鳥取県道160号福頼市山伯耆大山停車場線
- 鳥取県道262号日吉津伯耆大山停車場線
歴史
- 1902年(明治35年)12月1日 - 官設鉄道の淀江駅 - 米子駅間に熊党駅(くまんとえき)として開業。旅客駅。
- 1903年(明治36年)8月28日 - 貨物の取扱いを開始。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陰本線の所属となる。
- 1911年(明治44年)10月1日 - 大山駅(だいせんえき)に改称。
- 1917年(大正6年)5月1日 - 伯耆大山駅に改称。
- 1919年(大正8年)8月10日 - 伯備北線が伯耆溝口駅まで開業し、分岐駅となる。
- 1928年(昭和3年)10月25日 - 伯備北線が伯備線の一部となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1989年(平成元年)7月10日 - 専用線発着のコンテナ貨物の取扱を開始。
隣の駅
※山陰本線の特急「スーパーまつかぜ」・快速「とっとりライナー」、伯備線の特急「やくも」の隣の停車駅は、各列車記事参照。
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陰本線
- テンプレート:Color伯備線(伯耆大山駅 - 米子駅間は山陰本線)
- 岸本駅 - 伯耆大山駅 - 東山公園駅
その他
- 山陰本線鳥取駅方面 - 伯備線方面間を利用する場合は、分岐駅通過の特例で伯耆大山駅 - 米子駅間を往復できる。特例上、東山公園駅、米子駅での途中下車は認められない。
- ワンマンカーの「とっとりライナー」が当駅に停車する際、改札口のLEDは「ワンマンとっとりライナー」と「Tottori-One-Man-Liner」の表示が切り替わる。
- かつては駅構内にキヨスクがあったが、今は撤退している。
関連項目
脚注
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ 平成21年春ダイヤ改正について(JRニュース)