蛯名正義

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テンプレート:BLP unsourced テンプレート:騎手 蛯名 正義(えびな まさよし、1969年3月19日 - )はJRA所属の騎手。愛称は「エビショー」。同会の騎手・調教師であった蛯名信広は遠縁にあたる。夫人は元タレントでテレビ東京土曜競馬中継(現在のウイニング競馬)の司会者だった石森かずえ(本名・一枝)。

来歴

小学校の時、菊花賞グリーングラスが勝利したレース[1]をテレビ中継で見て騎手を志し、中学校から乗馬を始める。

1987年美浦矢野進厩舎所属でデビュー。同期に武豊塩村克己(引退)・合谷喜壮(引退)らがいる。デビュー初年度30勝を挙げ民放競馬記者クラブの関東新人騎手賞を獲得。

重賞初勝利は1992年フェブラリーハンデキャップのラシアンゴールド。ラシアンゴールドとのコンビで当時は中央交流競走のひとつだった帝王賞も制する。

1995年七夕賞中山記念を制していたフジヤマケンザンとのコンビで香港国際カップ(現在の香港カップ)に勝利した。

1996年バブルガムフェローとのコンビで天皇賞(秋)を制し、初めてのGI制覇となる。この時の騎乗は、同馬の主戦騎手であった岡部幸雄タイキブリザードとのコンビでブリーダーズカップクラシックに出走する事による代打騎乗であった。

1998年エルコンドルパサーとのコンビでジャパンカップを制覇。自身2つめのGIタイトルを獲得。このコンビで翌1999年フランスサンクルー大賞を制し、凱旋門賞でも2着に入る。またウメノファイバーとのコンビで優駿牝馬(オークス)エアジハードとのコンビで安田記念マイルチャンピオンシップを制した。

2000年にはアメリカ合衆国の東海岸地方への遠征を敢行。一方でファストフレンドに騎乗するため帰国し、帝王賞や東京大賞典を制した。

2001年にはトロットスター高松宮記念スプリンターズステークスを制覇。さらにマンハッタンカフェ菊花賞有馬記念を制し、また133勝を挙げて最多勝利騎手最多賞金獲得騎手の2冠を獲得した。翌2002年にはマンハッタンカフェとのコンビで天皇賞(春)を制した。

中央GIタイトルは2002年のトウカイポイント(マイルチャンピオンシップ)以来勝ち星を挙げていなかったが、2006年12月10日の朝日杯フューチュリティステークスドリームジャーニーの勝利で挙げた。

12月22日には自身6度目となる中央競馬年間100勝を達成した。なおこれはこの年9人目の達成となり、年間100勝を達成した人数の史上最多記録となった。12月23日有馬記念マツリダゴッホ鞍上で勝利し、マンハッタンカフェ以来2回目の勝利を飾った。

2009年12月13日の第61回阪神ジュベナイルフィリーズアパパネで優勝し、JRAのGI競走通算14勝目を挙げた。

2010年3月20日の中京第1競走・3歳未勝利にはバイブレイションズで1着となり、JRA史上7人目、現役では4人目となる通算1800勝を達成すると、4月11日桜花賞をアパパネで優勝し、JRAのGI競走通算15勝目となった。なお、関東所属騎手による桜花賞の勝利は1985年木藤隆行以来、25年ぶり。

2010年5月23日の第71回優駿牝馬に桜花賞に続きアパパネに騎乗。直線、横山典弘騎手騎乗のサンテミリオンとの叩きあいの末、横一線でゴール板を通過。およそ10分ほど写真判定を行った後に蛯名、横山のGI初となる同着優勝を飾る珍事を起こす。ゴール板を通過した際に、当時サンテミリオンに歩があったと思っていた蛯名は、同着確定後のインタビューで横山と笑顔で抱き合い、「負けなくてよかったです。」と語った。

2010年10月3日、凱旋門賞をナカヤマフェスタで2度目の2着。10月17日の第15回秋華賞をアパパネで勝利を収め、初の秋華賞勝利。加えてこの年の牝馬三冠を成し遂げる。なおアパパネは史上3頭目となる牝馬三冠馬となる。その活躍が認められ、東京競馬記者クラブ賞の特別賞を受賞した。この賞の特別賞には過去に野平祐二サンデーサイレンス岡部幸雄横山典弘が受賞しているのだが、野平祐二と岡部幸雄は引退した年、サンデーサイレンスは死亡した年にそれぞれ選出されているため、現役での特別賞への選出は史上2人目である。

騎乗成績

GI競走勝利一覧

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  • 1996年
    • 天皇賞(秋) - バブルガムフェロー
  • 1998年
    • ジャパンカップ - エルコンドルパサー
  • 1999年
    • テンプレート:Color - エルコンドルパサー
    • 優駿牝馬 - ウメノファイバー
    • 安田記念 - エアジハード
    • マイルチャンピオンシップ - エアジハード
  • 2000年
  • 2001年
    • 高松宮記念 - トロットスター
    • スプリンターズステークス - トロットスター
    • 菊花賞 - マンハッタンカフェ
    • 有馬記念 - マンハッタンカフェ
    • テンプレート:Color -ノボジャック
  • 2002年
    • 天皇賞(春) - マンハッタンカフェ
    • マイルチャンピオンシップ - トウカイポイント
  • 2006年
    • 朝日杯フューチュリティーステークス - ドリームジャーニー
  • 2007年
    • 有馬記念 - マツリダゴッホ
  • 2009年
    • 阪神ジュベナイルフィリーズ - アパパネ
  • 2010年
    • 桜花賞 - アパパネ
    • 優駿牝馬 - アパパネ
    • 秋華賞 - アパパネ
  • 2011年
    • ヴィクトリアマイル - アパパネ
  • 2013年
    • 天皇賞(春) - フェノーメノ
  • 2014年
    • 皐月賞 - イスラボニータ
    • 天皇賞(春) - フェノーメノ

以上JRA・GI 20勝(テンプレート:Colorテンプレート:Color

年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 表彰・備考
1987年 30 38 27 216 .139 .315 .440 民放競馬記者クラブ賞(関東新人騎手賞)
1988年 43 28 33 353 .122 .201 .295
1989年 36 44 35 356 .101 .225 .323 フェアプレー賞(関東)
1990年 27 34 34 352 .077 .173 .270
1991年 23 18 19 257 .089 .160 .233
1992年 54 52 47 414 .130 .256 .370
1993年 49 46 46 537 .091 .177 .263 フェアプレー賞(関東)
1994年 71 44 73 572 .124 .201 .329
1995年 84 62 60 596 .141 .245 .346
1996年 82 82 73 680 .121 .241 .349
1997年 62 86 63 660 .094 .224 .320 フェアプレー賞(関東)
1998年 136 92 69 777 .175 .293 .382 東京競馬記者クラブ賞
1999年 129 118 94 800 .161 .309 .426
2000年 62 58 59 563 .110 .213 .318
2001年 133 106 101 905 .147 .264 .376 JRA賞最多勝利騎手
JRA賞最多賞金獲得騎手
東京競馬記者クラブ賞
2002年 99 82 67 803 .123 .225 .309
2003年 101 82 70 780 .129 .235 .324
2004年 88 84 57 752 .117 .229 .305 フェアプレー賞(関東)
2005年 101 93 73 828 .122 .234 .322
2006年 78 71 62 680 .115 .219 .310
2007年 105 98 76 831 .126 .244 .336
2008年 83 82 57 717 .116 .230 .310
2009年 101 85 65 779 .130 .239 .322
2010年 116 81 72 853 .136 .231 .315 フェアプレー賞(関東)
JRA賞最多賞金獲得騎手
東京競馬記者クラブ賞(特別賞)
2011年 95 95 70 803 .118 .237 .324
2012年 123 107 91 829 .148 .277 .387 フェアプレー賞(関東)
2013年 83 81 83 773 .111 .216 .323
中央 2197 1949 1955 17466 .125 .237 .349
地方 50 45 48 315 .159 .302 .453
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 1987年3月1日 2回中山2日5R 4歳新馬 アイガーターフ 14頭 14 14着
初勝利 1987年4月12日 3回中山6日4R 4歳未勝利 ダイナパッション 8頭 2 1着
重賞初騎乗 1987年7月5日 1回福島6日11R ラジオたんぱ賞 ハマナスニゾン 8頭 7 8着
重賞初勝利 1992年2月22日 1回東京7日11R フェブラリーHC ラシアンゴールド 16頭 10 1着
GI初騎乗 1989年4月16日 3回中山8日11R 皐月賞 リアルビクトリ 20頭 11 17着
GI初勝利 1996年10月27日 5回東京8日10R 天皇賞(秋) バブルガムフェロー 17頭 3 1着

エピソード

テレビ出演

連載

  • 週刊Gallop』に「新・正義の見方」(旧「正義の見方」)というエッセイを執筆している。
  • 東京中日スポーツ中日スポーツでは「エビSHOW!」というコラムを連載している。
  • 東京スポーツ(大阪・中京・九州スポーツ)では「エビショウの“独舌”講座」(毎週木曜掲載)というコラムを連載している。
  • 週刊プレイボーイではかつて「競馬の神髄」を執筆していた。その後福永祐一に交代したが消滅した。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:中央競馬の三冠騎手・調教師 テンプレート:JRA賞最多勝利騎手 テンプレート:JRA賞最多賞金獲得騎手

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  1. 1976年の第37回菊花賞、同馬には安田富男が騎乗。