岩出駅

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テンプレート:駅情報 岩出駅(いわでえき)は、和歌山県岩出市高塚にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線2006年平成18年)4月に市制施行した、岩出市の代表駅である。

1日に各方面4本のみ運行される快速列車の停車駅である。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造の駅舎がある。駅舎は1番ホーム側にあり、2番ホームへは無蓋跨線橋で連絡している。改札口の通路は狭く、ラッシュ時には非常に混雑する。また自動改札も無い。

橋本駅が管理し、ジェイアール西日本メンテックが駅業務を受託する業務委託駅。駅舎は小さいが近年、岩出市の急激な人口増加により利用客がかなり多いこともあって、和歌山線内では数少ない有人駅であり駅員が多い。みどりの窓口と新型タッチパネル式券売機1台が設置されているが、エクスプレス予約の発券・乗車変更・払戻業務の取り扱いは行っていない。ただし、電話・インターネット予約5489サービスの発券・乗車変更・払戻業務は可能。

自動体外式除細動器(AED)は設置されていない。粉河橋本方面のホームにトイレが設置されている。

岩出駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 テンプレート:Color和歌山線 上り 粉河橋本方面
2 テンプレート:Color和歌山線 下り 和歌山方面

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。[1]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1998 2,032
1999 1,947
2000 1,880
2001 1,843
2002 1,754
2003 1,773
2004 1,841
2005 1,884
2006 1,923
2007 1,921
2008 1,957
2009 1,860
2010 1,908
2011 1,934
2012 1,954

JR和歌山線の和歌山県内の駅としては、和歌山駅、橋本駅に次ぎ第3位の利用者数であり、和歌山線内では数少ない有人駅である。ここから和歌山まで行き、そこから阪和線経由の流れが中心である。

大阪方面へは大阪府道・和歌山県道63号泉佐野岩出線が4車線化され、同市内から約15 - 20分程度で阪和線和泉砂川駅に行くこともでき、当駅前より阪和線和泉砂川駅までバスが運行されており、マイカーやバス利用で同駅経由でいく場合が多い。また阪和線紀伊駅までバスや車で行き、そこから大阪方面へいく乗客も多い。

上記理由のため乗降客数は年々減少していたが、駅周辺には県立那賀高等学校や学生や若者などが多いため学生の利用が多くなり2005年(平成17年)以降再び駅の利用客が増加している。通学時の学生利用が多く、ラッシュ時などは地方ローカル線とは思えないほどの混み具合の時間帯などもあり、当駅まではかなりの混み具合である。

数年前のダイヤ改正と本数は同じだが、当駅に7時台に着く電車が多くなり、7時台の和歌山行きは5本運行されている。

利用者の大部分が朝夕であり朝のラッシュ時には和歌山方面へ向かう2番線に入れないほどである。

かつては阪和線からの直通の列車があったが現在は、早朝とラッシュ時のきのくに線への直通電車のみである。

駅周辺

など

路線バス

岩出市巡回バスは駅前を通るがバス停は無く、東西に少し外れた「公民館」「駅前ライブラリー」に停車する。 駅から徒歩10分程度の和歌山県道14号和歌山打田線(旧国道24号)上に和歌山バス那賀の「岩出」(岩出市巡回バスは「大町南」)停留所があり、橋本線(南海和歌山市駅前行き、橋本駅前行き)のバスも発着している。

歴史

  • 1901年明治34年)10月10日 - 紀和鉄道の打田駅 - 船戸駅間に大宮仮停車場として開設。
  • 1902年(明治35年)
    • 3月1日 - 大宮駅に昇格。
    • 4月1日 - 岩出駅に改称。
  • 1904年(明治37年)8月27日 - 紀和鉄道の路線を関西鉄道が買収。同社の駅となる。
  • 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が鉄道国有法により国有化。国有鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。和歌山線の所属となる。
  • 1987年昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:Color和歌山線
テンプレート:Color快速
打田駅 - 岩出駅 - 和歌山駅
テンプレート:Color普通
下井阪駅 - 岩出駅 - 船戸駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:和歌山線
  1. 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』