下館市

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テンプレート:Infobox 下館市(しもだてし)は、かつて茨城県北西部にあった下館都市圏の中核をなすである。2005年3月28日真壁郡関城町明野町協和町と合併して筑西市(ちくせいし)となった。

地理

隣接していた自治体

歴史

年表

行政区域変遷

  • 変遷の年表
  • 変遷表

地域

  • JR水戸線関東鉄道常総線真岡鐵道真岡線の三線が乗り入れるターミナル駅の下館駅の北部が中心市街地。住居表示で言えば、甲・乙・丙の三地区および周辺地区が含まれる。「甲乙丙」の三地区は明治期の旧・下館町にあたり、「旧市内」或いは単に「下館地区」と呼ばれる。かつて下館の商人たちは「下館商人」と呼ばれ、彼らの力により町の整備が進み「関東の大阪」と呼ばれる商都として隆盛を極めた。

下館地区の通称町名

  • 旧市内は「甲乙丙」の住所表記とは別に、通称としての町名が存在する。自治会や子供会は町単位で設置され、下館祇園祭では各町ごとに神輿を出し、地区運動会では町対抗競技が行われる。またどの町にも「児童館」があり、子供会の行事からカラオケ大会まで老若男女を問わない町の集会所となっている。行政上の正式な住所表記ではないのだが、「甲乙丙」は旧市内を便宜的に3地域に分けたもの(地番も甲乙丙通しで振られている)に過ぎないため、旧市内においては甲乙丙よりも町名が親しまれており、字名(甲・乙・丙)を通称町名と併記する場合は、町名を先に書く習慣がある。
(例「下館市本城町x番地」…「本城町」は「甲」の中にある町の1つであるが、「本城町x番地」と書くことは無い。郵便物は「本城町x番地」「本城町x番地」「x番地」のいずれでも届く。行政上の住所では「下館市甲x番地」と町名を省く。)
  • 合併で誕生した筑西市は住所を文字通りそのまま引き継いだため、行政上の住所は「筑西市甲x番地」と「下館」が全く入らないものになったが、「筑西市本城町甲x番地」と町名を使う習慣はそのまま引き継がれている。
下館地区の通称町名一覧(五十音順)
通称町名はあくまで「通称」であり、その境界は厳格に定められているわけではない。概ねその家や店がどの町の自治会に入っているかとか、伝統的な暗黙の境界線によるところが大きいので、町の境界線は住民自身も把握しきれないほど曖昧で複雑だが、基本的に変わることはなく、代々受け継がれる。また、町が甲乙丙の区分に跨ることはほとんど無いが、必ずしも合致しているわけではない。
(例:田中町の場合、JR下館駅は「田中町乙」、スピカビルは「田中町丙」。)
町名 よみがな 所属 備考
旭町 あさひちょう
東町 あずまちょう 乙・丙 またがっている町名
荒町 あらまち
泉町 いずみちょう
稲荷町 いなりちょう
大町 おおまち 一・二・三丁目がある
春日町 かすがちょう
金井町 かないちょう
栄町 さかえちょう
桜町 さくらまち
十軒町 じっけんまち
新花町 しんはなちょう
末広町 すえひろちょう
鷹場町 たかばちょう
田中町 たなかちょう 乙・丙 またがっている町名
田町 たまち
西町 にしまち 一・二・三丁目がある
根岸町 ねぎしちょう
富士見町 ふじみちょう
南町 みなみちょう
本城町 もとしろちょう
薬師町 やくしまち

下館都市圏

一般的な都市圏の定義については都市圏を参照。

「10%都市圏」(通勤圏)

都市圏の変遷

都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷

自治体('80) 1980年 1990年 1995年 2000年 自治体('06)
下館市 下館都市圏
110843人
下館都市圏
117699人
下館都市圏
118078人
下館都市圏
98261人
筑西市
関城町
明野町
協和町 つくば都市圏

下館市の学校

高等学校

など

交通

鉄道

道路

主な公共施設

筑西警察署

出身著名人

脚注

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関連項目

  1. 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
  2. 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より