エフエム青森

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:日本のラジオ局 テンプレート:Infobox

株式会社エフエム青森(エフエムあおもり、英称:AOMORI FM Broadcasting)は青森県放送対象地域として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。略称はAFBだが、放送内では主に「エフエム青森」や「FM青森」と呼ばれており、あまり使用されていない。なお、一般の目に広く触れる場所での略称使用としては、公式サイトやメールアドレスなどのドメイン(afb.co.jp)が挙げられる。

JFN系列局。コールサインはJOWU-FM。1995年4月1日から2014年3月31日まではFM文字多重放送「見えるラジオ」(JOWU-FCM)も実施していた。

かつて地元テレビ局の青森テレビ(ATV)がエフエム青森の主要株主だったことから、今でも青森テレビとは親密な関係があり、ATVでエフエム青森のコマーシャルが放送されることがある。

会社概要

沿革

周波数・出力

親局

  • 青森 JOWU-FM・JOWU-FCM「見えるラジオ」 80.0MHz 1kW(最大実効輻射電力2.6kW・馬ノ神山標高549.2m、Jモバ[1]と送信アンテナを共有)
    • 送信柱 37m四角鉄塔(ATV、ABAと共用)
    • 送信空中線 2L2段4面(送信空中線はFM青森専用)(施工:電気興業)
    • 放送機 RV-41GS(東芝
    • STL SSF3-1W1(日立電子)出力1W、2.4m鏡面パラボラアンテナ
    • 送信局舎 鉄筋コンリート(ATV共用)
    • 非常用電源 自家発電装置150KVA(ATV共用)バッテリーフロート33AH
    • 備考 1995年11月ATVと送信局舎、送信柱、非常用電源を共用

中継局

  • 八戸 78.4MHz 500W(最大実効輻射電力1.75kW・天魔平標高約130m、NHKと送信アンテナのみ共有)
    • 送信柱 50m支線式鉄柱(NHK教育共有)
    • 送信空中線 2L2段4面(NHK-FM共有)
    • 放送機 JBM-3401(JRC)
    • 中継回線 青森局を5素子八木宇田2段2面にてエア受け
    • 送信局舎 鉄筋コンクリート1階 9m×9m(NHK教育共有)
    • 非常用電源 自家発電装置20KVA(NHK共有)
    • 備考 1993年12月増力、指向性パターン変更
  • むつ 81.3MHz 100W(最大実効輻射電力280W・釜臥山標高878m)
    • 送信柱 11mTP型鉄塔(ATV共用)
    • 送信空中線 3素子八木宇田1段2面、2段1面
    • 放送機 HV-1033(OKI)
    • 中継回線 八戸局を5素子八木宇田1段2面にてエア受け
    • 送信局舎 鉄筋コンクリート2階4m×4m(ATV共用)
    • 非常用電源 インバーター
  • 上北 84.3MHz 10W(最大実効輻射電力23W・烏帽子岳標高719.6m)
    • 送信柱 17m四角鉄塔(ATV共用)
    • 送信空中線 3素子リングアンテナ1段2面
    • 放送機 JBM-3301(JRC)
    • 中継回線 青森局を5素子リングアンテナ1段1面にてエア受け
    • 送信局舎 鉄筋コンクリート2階4m×4m(ATV共用)
    • 非常用電源 バッテリーフロート20AH(ATV共用)

放送局・中継局が合わせて4局しかないため(特に津軽地方は青森親局しかない)、青森県内であっても下北半島津軽海峡沿岸部や深浦町の大部分など一部地域では聴取難(高利得アンテナを使用すれば聴取できる可能性もある)または不可となっている。なお、当放送局聴取難および聴取不可地域では、周辺のエフエム北海道エフエム秋田エフエム岩手の聴取可能な地域がある。青森県外では北海道道南地方、秋田県大館市などでも高利得アンテナを使用すれば馬ノ神山(青森親局の電波が受信が可能。 大館市内でも場所により携帯ラジオ、ラジカセでも馬ノ神山(青森親局)の電波が受信可能な場所がある。

2014年2月現在、インターネットによるサイマル放送はLISMO WAVEドコデモFMのみで行っており、radikoへの参加予定は発表されていない。

現在放送中の主な自社制作番組

生放送の自社制作番組

  • RADI-MOTT!(月曜 - 木曜 16:55 - 18:55, 金曜日16:00 - 18:55)
    • あおもり・ふぁん(月~金 16:55 - 17:00、青森県庁広報番組、2014年4月~)
  • 坂本サトル ミリオンレディオ(木曜 20:00 - 21:45、途中20:55 - 21:00にJFNニュース放送のため中断、2013年10月~)

以前は朝ワイド番組(7:30 - 9:00)や昼ワイド番組(11:30 - 13:00)も自主制作で放送していたが、朝ワイド番組は2005年4月改編から[2]、昼ワイド番組は2006年4月改編から[3]ジャパンエフエムネットワーク制作の番組に切り変わった。これにより、平日に放送されているワイド帯番組は夕方のみとなった(一時期、同じJFN系列のKiss-FM KOBEも同様の状態であった)。

また、2013年4月改編では朝ワイド番組の名残でエフエム青森から放送していた平日朝7・8時台の交通情報エフエム青森ニュース、天気予報が終了し、ニュースと天気予報は『OH! HAPPY MORNING』内包のものに変更された[4]。交通情報は朝の放送が無くなり、夕方1回のみになった。

生放送以外の自社制作番組

  • おきゃんてィーずのおきゃんてィーぱーてィ(月曜 20:00 - 20:30、2013年10月~)
  • OH! HAPPY LIFE~Dr.小野の“ぴんぴんキラリ”健康レッスン~ (水曜 10:20 - 10:30、2013年10月~)
  • Doctor'sコンサルティングプログラム(月曜 - 木曜 10:50 - 11:00)
  • あなたのおそばに全労済(木曜 13:55 - 14:00、2014年4月~)
  • 南部の昔っこ(金曜 10:20 - 10:30、再放送 土曜 12:20 - 12:30)
  • ELM presents ELMAGA⁺(金曜 10:50‐10:55 土曜 17:30‐18:00 日曜 10:55‐11:00)
  • クロタキ不動産Radio Life Station(金曜 13:55 - 14:00、再放送 土曜 7:55 - 8:00)
  • Hello Radioサウスランド(金曜 15:00‐15:30)
  • AEONTOWN『TIME to Shine!』(金曜 15:30‐15:45、2014年4月~)
  • ドクター中路の 目指せ100歳!健康長生き講座(土曜 7:45-7:55)
  • 楠美清の失敗しない青森の家づくり(土曜 9:30-9:45)
  • コスメチック ウィークエンド(土曜 9:50-9:55)
  • タウンウォッチング(土曜 10:55-11:00)
  • 産地直送旅番組 津軽へ行こう!(土曜 11:30-11:55)
  • チャレンジ川柳!むさし流!(土曜 12:00-12:10、2013年4月~)
  • 今日もいきいきPGライフ(土曜 12:10-12:20)
  • 弁護士法人はるかの教えてセンセ!(土曜 12:55-13:00)
  • 金正堂presentsアニバーサリーストーリー(土曜 15:55-16:00)
  • パパとママのエンジョイヘルス!!- 健康って楽しい -(土曜 18:00-18:30)
  • 申吾のほっとチャンネル(毎月第1日曜7:00-7:30)
  • あ・い・こ・と・ば(日曜 9:00 - 9:30)
  • ラジオで徹底討論!アオモリズム(年1回、毎年2月)
  • ザッツカーニバル(毎年8月上旬、青森県内で多くの祭りが開催される期間に放送される特別番組)

時差ネットになっているTOKYO FMの全国ネット番組

  • ピートのふしぎなガレージ(土曜 19:00 - 19:50 JFN各局と2時間遅れ)
  • ピートのふしぎな週末(土曜 19:50 - 19:55 JFN各局と2時間遅れ)
    • 時差ネットである上記2番組はAIR-G'やFM岩手、AFM(それぞれ一部地域)で17時台に聴くことができる。

その他

  • STEPPIN' TOHOKU(金曜 12:00〜12:50、2009年10月~)※東北6局ネット
  • たずねてみちのく(土曜 7:30-7:45、2014年2月~)※東北6局ネット

ニュースについて

  • 基本的に『JFNニュース』をネットするか、エフエム青森のアナウンサー担当による読売新聞社配信のニュースを放送するため、地元のローカルニュースはほとんどと言っていいほど放送されない。かつては、朝日新聞などもAFBへニュースの配信を行っていた。また、東北6県のFM局で唯一、地元県域新聞社からのニュース配信を受けていない。
  • また、JFNニュースはローカルスポンサーがつくと『エフエム青森ニュース』となり、スポンサーがつかないとそのまま「JFNニュース」となる。新聞社配信のニュースは『エフエム青森ニュース』で統一。

過去に放送されていた主な番組


アナウンサー

パーソナリティ

元アナウンサー

元パーソナリティ

      

番組改編

基本的には1,4,7,10月に行うが、不定期に放送番組の変更や時間変更もある。また、朝・昼の自社制作ワイド番組が放送されていた頃は、4 - 5年に1度これらの帯番組を一斉に改題していた。

歴代ステーションジングル

  • 初代 1987年 - 1992年?
    • 女性コーラスで「エフエム、あおもり〜」と歌うものであった。
  • 2代目 1992年? - 1997年3月
  • 3代目 1997年4月 - 2007年3月
    • 最も長く使われていた。1997年4月から1年間は開局10周年にちなみ「10th anniversary」とコーラスが入っていた。98年以降は「FM AOMORI」と歌っているだけであった。5秒・10秒・15秒・20秒のジングルがあり、それぞれ音楽が異なっていた。
  • 4代目 2007年4月 -
    • 2007年4月からの1年間は開局20周年にちなんで「20th anniversary」というフレーズが入っていた。こちらも5秒・10秒・15秒・20秒のジングルがある。
  • 5代目 2009年4月 -
    • 5秒・10秒・15秒のジングルがある。5代目ジングルが採用されてからも引き続き4代目も使用されている。
    • 2009年4月から一時期、英語で周波数告知をするジングルも流れていたが、上北中継局の周波数が「84.1MHz」と間違った告知がされていたため、程なくして廃止になった。
  • この他にも、12月24日・25日には「Merry Christmas. From FM AOMORI.」と歌うクリスマスバージョンのジングルが流れる。

その他の青森県の放送局

県域局

コミュニティFM局

ミニFM局

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Navbox

テンプレート:Radio-tohoku
  1. 2011年7月24日までは、ATVとABAのアナログ放送と共有
  2. 2005年4月当時は月曜日から木曜日が『OPEN SESAME!』、金曜日は『APPLAUSE』を放送。共に2005年3月までは9:00からネットしていたので、7:30開始になり放送時間が拡大となった。
  3. 2006年4月当時は『Switch!』を放送。
  4. ニュースは7:55(今朝のニュース)と8:55(JFNニュース)に、天気予報は7:40頃と8:20に代替される。