占冠駅
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占冠駅(しむかっぷえき)は、北海道勇払郡占冠村字中央にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線の駅。駅番号はK21。電報略号はシム。駅名の由来はアイヌ語の「シモカプ(静かで平和な川の上流)」から。
特急「スーパーとかち」の全列車と、「スーパーおおぞら」の1往復(3・12号)が停車する。
歴史
- 1981年(昭和56年)10月1日:日本国有鉄道の駅として開業。旅客のみ取扱い。
- 時期不詳:駅弁の販売を廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:簡易委託化、占冠村が駅業務を受託。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅である。ホームの移動は跨線橋を使う。
1 | テンプレート:Color石勝線 | (上り) | 新夕張・南千歳・札幌方面 | |
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2 | テンプレート:Color石勝線 | (下り) | 新得・帯広・釧路方面 | |
3 | テンプレート:Color石勝線 | 臨時列車・貨物列車 | (待避列車) |
- 2番線は新得方出発信号機と共に南千歳方出発信号機があるため、折り返し運転が可能である。
占冠村が業務を行う簡易委託駅。新夕張駅による管理で、窓口は7時35分から15時25分(土日祝15時00分)までの営業である。駅舎の半分は追分工務所占冠管理室となっている。かつては社員配置駅だったため、駅事務室は比較的広く線路略図も掲示されている。
当駅を含む新夕張 - 新得間は普通列車が設定されていないため、当駅と新夕張駅、トマム駅、新得駅との間で特急列車の自由席を利用する場合は、特急料金が不要となる特例がある。
駅周辺
占冠村の中心駅であるが、街の中心から離れているため駅前には物産館しかない。村内のみならず、日高町(旧日高町)・南富良野町の住民にとって、新千歳空港・札幌方面への最寄駅でもある。
- 国道237号
- 道東自動車道占冠インターチェンジ
- 道の駅自然体感しむかっぷ
- 占冠村役場
- 富良野警察署占冠駐在所
- 占冠郵便局
- 旭川信用金庫占冠出張所
- ふらの農業協同組合(JAふらの)占冠出張所
バス路線
隣の駅
西隣の新夕張駅との駅間距離(営業キロ)は 34.3km で、これは海峡線の竜飛海底駅・吉岡海底駅(臨時乗降場)・知内駅が廃止された2014年3月15日のダイヤ改正まではJR各社の在来線で最長であった。以降は海峡線・津軽今別駅 - 木古内駅間の 74.8km (営業キロ)が最長となっている。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color石勝線