UP!
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『UP!』(あっぷ)は、名古屋テレビ放送(メ〜テレ)で2005年4月4日から放送されている東海3県のローカルニュース・情報番組。平日(月曜日-金曜日)の18:15-18:56(JST)に生放送されている。
目次
概要
「情報のターミナル」をキャッチフレーズとし、その日一日の東海地方のローカルニュース(夕方のメ〜テレNEWS)と特集を放送している。
当初は健康情報をメインに据えた情報番組として開始するが視聴率で苦戦した。その後健康情報を減らす代わりに「日帰りバスツアー」や「恋愛依存症」など情報・ワイドショー色の強いものが中心になるにつれ視聴率は安定していく。この他「○○の一日に密着」やテレメンタリーで扱われるドキュメンタリーのような報道色の強い特集も扱う。
テレビ朝日制作『スーパーJチャンネル』(以下Jチャン)の東海3県ローカル版に相当するが、Jチャン本体とは独立した番組となっている。(後述参照)しかし他局が全国ニュース内包型の編成をとっていることから、16時49分から「UP!」の予告編を兼ねたミニ番組『START UP!』を冒頭に放送しており、そのミニ番組を含めて新聞のテレビ欄では『UP!』の題で事実上コンプレックス編成として紹介している。なお、『Jチャン』17時台のローカル差し替えは行っていない。
歴史
- 2005年4月4日、メインキャスターには『TRYあんぐる』以来2年ぶりに夕方帯番組の担当となる星恭博アナウンサーを起用し番組がスタート。
- 2006年4月3日から、サブキャスターを女性アナウンサー2人から1人へ変更。
- 2006年7月3日にテロップを一新し、オープニングで『みのもんたの朝ズバッ!』の「8時またぎ」で使われているようなボートを設けた。
- 2006年10月2日には、スタジオセットやオープニングCG・テロップ・番組ロゴを一新。2007年1月8日に番組ホームページもリニューアルされた。
- 1年後の2007年10月1日にも、スタジオセット・テロップ・番組ホームページのリニューアルを実施。サブキャスターも交代。
- 更に1年後の2008年9月29日にもリニューアルを実施。この時には、スタジオセットやオープニングCG・テロップに加え、テーマ曲も変更されたため、殆どの要素で番組開始当時からは別のものとなってしまった。
- 2009年3月30日からは終了時刻を4分短縮し、18:56から姉妹番組の『+UP!』がスタートした。タイトルが『UP!』に1文字を足しただけである他、スタジオや出演者に共通点が多いことから、新聞のラテ欄においては『UP!』は19:00まで放送されることになっている(内包状態の表記)。
- 2010年3月29日からJチャン開始前の16:49から『START UP!』がスタートした。『START UP!』は今起こっているニュース、今日のUP!で放送する内容(ニュース企画、特集、ピックアップ)のラインアップを佐藤倫子、塩尻奈都子が週代わりで放送。またラテ欄では『START UP!』と『Jチャン』も内包し、16:49から『UP!』として表記されるようになった。
- 2012年3月12日よりJチャンの飛び降り時刻が2分繰り上がり、18:15開始になる。
- 2014年3月31日付で『ヤン坊マー坊天気予報』の放送を終了。
歴代キャッチフレーズ
- 2005年4月3日-2006年9月29日「正しい健康おたくになろう。」
- 健康を扱う企画が減ってきたため、2006年度はあまり使用しない傾向になった。
- 2006年10月2日-2007年9月28日「ニュースを、抱きしめよう。」
- キャッチフレーズの由来は「ザ・ビートルズ'64 BOX」のコピー「ビートルズを抱きしめよう」をヒントに番組プロデューサーが考えたもの。
- 2007年10月1日-2008年9月26日「それはニュースだっ!!」
- 2008年9月29日-現在「情報のターミナル」
メ〜テレのJチャン内包番組の変遷
- 1997年4月:テレビ朝日系の夕方ニュースがJチャンにリニューアルして以降も、ローカル枠は従来通り『ぐっとイブニング』を継続して放送。17時台はアニメ再放送枠を編成していた。
- 1998年10月:アニメ再放送枠を廃止して同局初の2時間夕方ワイド番組『情報ライブ トゥー・ユー!』放送開始。Jチャン17時台を若干ながらもネット開始する。
- 2000年4月:『トゥー・ユー!』に代わる夕方ニュースワイドとして『TRYあんぐる』開始。
- 2003年4月:メ~テレへのCI変更に伴い番組名を『メ~テレワイドスーパーJチャンネル』に変更。
- 2004年4月:報道枠のJチャン(16:55-18:20、東海地方のローカルニュースは17:34-17:54)と情報バラエティ枠の『ぱっぱ屋』(18:20-19:00)に分割される。
- 2005年4月:Jチャン枠での平日ローカルニュースと『ぱっぱ屋』の放送を廃止。それに代わるローカルニュース番組として当番組がスタートする。
出演
特記事項のない者は、当時・現職も含めてすべてメ~テレアナウンサー。
MC
ニュース
- 石神愛子(2014年3月31日-)
リポーター
稀にその他のメ~テレアナウンサーがリポーターを務めることがある。
天気
ナレーター
過去の出演者
- 岡山裕子(2005年4月4日-2006年3月31日 サブキャスター)
- 高山香織(2005年4月4日-2006年3月31日 サブキャスター)
- 清水由美(2006年4月3日-2007年9月28日 サブキャスター)
- 鷲野圭子(リポーター)
- 齋藤寿幸(2005年4月4日-8月19日、TRYあんぐる頃から続く「斎藤ノススメ」担当)
- 矢野せい子(タレント、木曜特集「食語辞典」担当)
- 合田倫子(2008年9月29日-2009年3月27日「ナツノリPICK UP!」担当)
- 塩尻奈都子(2008年9月29日-2011年4月1日 サブキャスター)
- 佐藤倫子(2009年3月30日-2011年9月23日 サブキャスター)
- 竹田基起(フィールドキャスター、2007年10月1日-2011年9月30日)
- 堂野浩久 (フィールドキャスター、2007年10月1日-2011年9月30日)
- 深津麻弓(サブキャスター、2007年10月1日-2014年3月28日)
- 佐藤千晶(2011年4月4日-2014年3月28日)
- 徳重杏奈(「UP!視点」担当、2011年10月3日-2014年3月28日)
タイムテーブル
この項では、本稿で紹介している「UP!」の番組本編のタイムテーブルを中心に紹介する。(2014年現在)
- 18:15.00 - オープニング
- 18:16頃 - UP!視点
- 18:23頃 - 特集
- 18:37頃 - 注目ニュース
- 18:43頃 - ニュースLINEUP!
- 18:47頃 - 天気予報
- 18:52頃- エンディング・
- 18:54.55 - スポンサー読み・ENDクレジット
特集での企画
- 食魂團(しょくこんだん)
- 竹田アナ,堂野アナ,山田予報士らが自ら東海地方の食材を獲り、魂を込めて食べるというもの。食べることができると「戦いに勝った」ということになり、“一勝”となる。山田予報士は2008年下半期頃から参加していない。担当した人がスタジオで星アナらとトークをする形をとっていたこともあった。
- UP!な会社訪問
- 名古屋周辺のヒット商品などを生み出した会社を倉橋アナが訪問するというもの。ちなみに倉橋アナは、東海地方の様々な企業を紹介する、同局のミニ番組「サクセス」でナレーションをしている。
- ゆみ'sパレット
- 清水アナが今注目を浴びている事を、本人自ら取材し紹介する企画。清水アナ降板直前に数回放送。
- 食語辞典(しょくごじてん)
- 世の中のあまり知られていない食の世界を合田アナと矢野、さらに主婦層の人を加えて紹介する企画。2008年10月以降は放送されていない。
- 他にもスーパーJチャンネルの当番組放送時間にあたる“Jのこだわり”で放送された特集が放送される日もある。
ちなみに月曜日・火曜日の特集内容に関しては、土曜日22:56からの「ウルフィPRESS」で約1分間放送される“来週のUP!”で知ることが出来る。このVTRは金曜日の放送終了後収録されている模様。
過去の出来事
- 2007年2月4日24:45-25:05に「UP!スペシャル 愛知県知事選 審判のとき」を放送。レギュラーの星アナ,清水アナ(当時)に加え、「どですか!」でコメンテーターをする六郷孝也の3人で放送した。選挙事務所中継は、神田真秋事務所を山田泰三アナ(当時)が、石田芳弘事務所は桑原麻美アナが担当した。
- 「ゲーム脳」についての特集でゲームに対する偏見に満ちた事実誤認報道をし、批判されたこともある。(2006年2月14日放送分)
- ゲームに代わる「健全かつ健康的な遊び」としてケン玉を子供に薦めていたが、番組内に出演した子供が「初めて」やったにも関わらず不自然に上手かったことから、やらせ疑惑も出ている。と学会による2003年度第12回日本トンデモ本大賞で次点とされるほどの信頼性に欠けるいい加減な疑似科学である「ゲーム脳の恐怖」の内容をまるで確かな信頼性のおける事実のように報道したことは非常に問題視されている。
- 「脱・ニートキャンプ」という特集(2006年10月17日放送分)で、ひとりの男性に密着したが、放送での表現のミスやテレビ欄での文章などについて、取材先の特定非営利活動法人や、その男性から指摘を受ける。この事については、番組内で謝罪した他、ホームページ上で取材先送られた実際の文章を公開した。
年末スペシャル
1年最後の放送は、時間を拡大した「UP!年末スペシャル」として放送される。番組内容は、主な1年間のニュースや特集のリメイク放送である。
なお「UP!年末スペシャル」放送日以降(当日含む)の平日で、夜の特番が18:30から始まる場合は「ANNスーパーJチャンネル(17:54-18:17)」の後、13分間を「スーパーJチャンネル」としてローカルニュースを放送する(週末Jチャンネルのフォーマットで放送)。
- 2005年12月26日午後に、初の120分スペシャルを放送。浅田姉妹が生出演した。
- 2006年12月27日(15:20-16:54)に、「UP!年末スペシャル 2006」を放送。1年のニュースを3ヶ月毎に分けて放送したり、200本以上の特集から、ゴミ屋敷などのその後に迫った他、山田気象予報士が気象神社に訪れたりした。
- 2007年12月26日(15:20-16:54)に、「UP!2007総決算スペシャル~それはニュースだっ!!~」を放送。番組名から分かるように、キャッチフレーズを前面に出したものとなった。
- 2008年は、2008年12月26日(16:54-19:00)に放送。番組編成上の都合で、初めての2時間スペシャルとなった。番組内で「ANNスーパーJチャンネル」を区切りに2部構成で放送された。
番組テーマ曲
- シャナイア・トゥエイン『UP!』(2005年4月4日 - 2008年9月26日)
- 坂口憲二出演のホンダ・エアウェイブのCMでも使用されていた楽曲。
- i-dep 『believe(who you are edit)』(2008年9月29日 - )
- 「情報ライブ ミヤネ屋」で2008年8月4日から使用されているオープニングテーマ曲と同一。
スタッフ
- プロデューサー:田島充貴
- チーフディレクター:小森寿道、小笠原和哉、片桐大輔、村井航
- テクニカルディレクター:筒井宏隆
- 制作著作:メ〜テレ
関連項目
外部リンク
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