S-Fマガジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Portal 『S-Fマガジン』(エスエフマガジン)は、早川書房が発行しているサイエンス・フィクション専門の月刊誌。毎月25日発売。通称は「SFマガジン」(ハイフン抜き)。SF界では単に「マガジン」と呼称される。
1959年(昭和34年)12月、アメリカ合衆国のSFとファンタジーの専門誌『ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』誌と提携して創刊された(のちに提携とりやめ)。初代編集長として福島正実が創刊にあたり、日本SFの黄金時代を演出した。
創刊号では、ロバート・シェクリイ『危険の報酬』、フィリップ・K・ディック『探検隊帰る』、アイザック・アシモフ『やがて明ける夜』、アーサー・C・クラーク『太陽系最後の日』、レイ・ブラッドベリ『七年に一度の夏』等を掲載している。
ハードSFなど狭義のSFの他、ファンタジーや奇想小説・奇妙な味の作品、漫画作品なども積極的に掲載している。
1989年から1991年の間、増刊号として若年層向けの『小説ハヤカワHi!』を季刊で刊行したが、これらの増刊号も通巻号数には含まれる。
海洋研究開発機構地球情報研究センターで既刊本の収集が行われている[1]。
執筆したことのある主な作家
- 星新一
- 小松左京(太陽風交点事件以降は事実上の絶縁状態にある)
- 安部公房
- 矢野徹
- 筒井康隆
- 眉村卓
- 光瀬龍
- 石原藤夫
- 今日泊亜蘭(初代編集長・福島と不仲だったため、書き出したのは福島退任後)
- 草上仁
- 火浦功
- 岬兄悟
- 大伴昌司
- 手塚治虫
- 松本零士
- 藤子・F・不二雄
- 吾妻ひでお
- 石ノ森章太郎
- 天野嘉孝
- 野田昌宏
- 栗本薫
- 山田正紀
- 横田順彌
- スタジオぬえ
歴代編集長
関連項目
- 覆面座談会事件 - 福島が退社する原因になった。