シティーハンター
テンプレート:Otheruseslist テンプレート:特殊文字 テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Other テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『シティーハンター』 (CITY HUNTER) は、北条司による漫画作品、およびこれを原作としたアニメ・映画等のメディアミックス作品。
本項目では原作の漫画作品を中心に、これに関連する作品全般について述べる。
目次
概要
読切りとして描かれ好評であった『シティーハンター -XYZ-』、『シティーハンター -ダブルエッジ-』(後述)を元に『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)誌上において1985年13号から1991年50号にかけて連載。前作『キャッツ♥アイ』に続く北条司2作目となる連載作品。単行本はジャンプ・コミックスより全35巻。1996年から1997年にかけて文庫版が全18巻で発売されている。また、2004年から2005年にかけては『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』として完全版が徳間書店より全32+3 (X,Y,Z) 巻で発売(X・Y巻はイラスト集、Z巻は読切版等を収録)。完全版では未収録ページ(扉絵など)の復活収録やカラーページの再現、加筆修正などが行われている。
東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。現代劇として描かれたため、連載時の1980年代後半が舞台で、「シティーハンターが美人の依頼人から仕事を受け、その依頼を数話をかけてこなす」というのが基本構成となっている[1]。全体を通しての伏線などはあるものの、依頼人・仕事の内容はその都度異なり、問題を解決した依頼人は原則として再登場せず、各依頼毎の繋がりもない。
ジャンプ80年代を担ったヒット作だが、少年誌への掲載としては内容がかなり大人向きのため単行本の売上とは裏腹に誌面での人気はさほど高くなかった。堀江信彦ら編集者のサポートで連載は続けられたが、90年代に入るとジャンプ編集部内での混乱が続き、執筆に支障をきたす。最終的には突然四週後の連載終了を通告され終了した。このため北条に描き切っていないという強い思いを与え、後のリメイク作品『エンジェル・ハート (A.H.)』が誕生する原因となる[2] [3]。
連載終了が急遽決定した際、期間的な問題により中途半端な形で終了したため、後味が悪くないよう作者の意向によりコミックスに30ページ程、加筆された話が収録された[4]。
なお本作ではヒロインでる槇村香が「男受けするキャラではない」という判断から、毎回男受けする「美女」を登場させていた。なお多数登場する美女の顔の書き分けは、読者の求める「北条美人」を外さない様に、と言う配慮から一切行わなかったと言う[5]。
主な登場人物
シティーハンター
- 冴羽 テンプレート:補助漢字フォント(さえば りょう)
- 声:神谷明
- 本作の主人公。スイーパー(sweeper:始末屋)で、裏の世界でNo.1と呼ばれる程の腕を持つ。同時に、この世の物とは思えない程の無類の女好きで、美女絡みか「心が震えた時」しか依頼を受けない。アニメ版第32話では、テンプレート:補助漢字フォントのマンションの住所は東京都新宿区区役所通り4-25。
- 詳細は[[冴羽りょう|冴羽 テンプレート:補助漢字フォント]]を参照。
- 槇村 香(まきむら かおり)
- 声:伊倉一恵
- 本作のヒロイン。テンプレート:補助漢字フォントの親友・槇村秀幸の妹で、兄が麻薬組織に殺害されたことを機にテンプレート:補助漢字フォントの相棒となる。義兄・秀幸は生前、彼女と血が繋がっていない事を知らせなかったが、香自身は薄々気づいていた。美人であり、テンプレート:補助漢字フォントが唯一もっこりしない女性。[6]劇中では、依頼人に手を出すテンプレート:補助漢字フォントに100tハンマーで殴るなどの「天誅」を加えるのが定番。
- 名前は当時生まれたばかりであった、担当編集者の娘の名前から付けた。[7]
- 槇村 秀幸(まきむら ひでゆき)
- 声:田中秀幸
- 1956年-1985年(アニメ版では1958年-1987年)。テンプレート:補助漢字フォントの親友で相棒。警察官だった父親の志を受け継いで自らも刑事となるが、ある人身売買組織の捜査中に囮捜査官の婦人警官が殉職したため、責任をとって警察を辞めテンプレート:補助漢字フォントとコンビを組む。普段はとても冷静(テンプレート:補助漢字フォント曰く「冷静すぎるほど冷静」)だが、香のことになると落ち着きを失う。一見冴えない風貌に反してかなりの腕利きだったが、全米を牛耳る巨大麻薬シンジケート「ユニオン・テオーペ」の日本進出に伴う事件に巻き込まれ、その組織の手によって作品の序盤でエンジェルダストを打たれたチンピラに殺される(アニメ版では麻薬組織「赤いペガサス」に雇われた殺し屋ジェネラルに殺された。※ジェネラルは原作ではユニオン・テオーペの幹部として登場)。序盤のみの登場でありながらファンは多く、その後の物語を通して、その存在感の大きさを感じさせた重要人物。テンプレート:補助漢字フォントからは、後期には彼の顔を忘れられていた。冴子とは刑事時代の相棒であり、彼女に対して彼自身の容貌が冴えないため、警視庁の月とスッポンとあだ名された。重度の近眼のため眼鏡(二角眼鏡)を常用しているが、素顔は端整。愛銃はコルトローマンMkⅢ、愛車はマツダ・キャロル(初代)。アニメ版では黄色のフォルクスワーゲンに乗っている。香の二十歳の誕生日に、自分とは血が繋がっていない事を告げる心算でいたが、其の前に彼は殺されてしまった。
- 『A.H.』では死因が異なる。(冴子につきまとっていたストーカーにより殺害)
- 名前の由来は、アニメ版で槇村を演じた声優の田中秀幸から付けられた(当初は下の名前がなかった)。
- ミック・エンジェル
- 声:成田剣〈ドラマCD〉
- 原作・ドラマCDでのアメリカNo.1のスイーパー。テンプレート:補助漢字フォントがアメリカでスイーパーとして働いていた時の相棒で、元々は二人でコンビを組んだ際のコードネームが「シティーハンター」だった。テンプレート:補助漢字フォントと同様に女好きだが、金銭の約束さえつけば恋人ですら殺すと言われるほどドライ。殺しのターゲットに恋人がいる際は、その恋人を自分のものにしてからでなければ殺しの仕事に入らないというポリシーを持っている。それは、ターゲットが死んだあとに残された恋人に悲しい思いをさせないためと本人は述べているが、これを理由に恋人のいる女性に手を出したがる自分の性癖を正当化しているフシがある。テンプレート:補助漢字フォントと会う時は、互いの銃の弾が切れるまで撃ち合いを繰り広げるということを挨拶代わりにしている。
- 日本にテンプレート:補助漢字フォントを殺す依頼を受けて来日するも、ターゲットの相棒である香をおとせず本気で惚れこんだ為、結局依頼を果たせず依頼主(麻薬組織ユニオンテオーペ)の怒りを買い、帰国の途についていた飛行機もろとも爆破され消息不明となる。ユニオンテオーペが瀕死のミックに新型のエンジェルダストを投与したことで、怪物的なパワーを得て理性を失った残虐なユニオンの番人となって再登場した。ユニオンとの最後の戦いでは海坊主を赤子の手をひねるかのごとく打ち倒すも、香の活躍によって我に返り、組織のボス(海原)を倒そうと突撃し、端末に手を突き刺したことで感電、重度の火傷を手に負う。教授の自宅で奇跡的な回復を遂げるも、スイーパーとして致命的な“引き金を引けない”事態を知って愕然となる。復帰後、「本家シティーハンター」を名乗り[8]手首に仕込んだダーツを武器として使うも、拳銃を使えないことから、一時的な“パートナー”となった香を敵にさらわれ、自身がスイーパーとしてやっていけないことを完全に思い知らされる。その後、療養中に知り合い、献身的な看病を努めた名取かずえ(教授の助手)と恋仲となり、新聞記者として二人の新たな生活を始める。愛銃はデザートイーグル。
- テンプレート:補助漢字フォントの前歴を語る上で重要な人物の一人であるが、初登場から1年も満たない内に急遽連載終了が決定したため、登場シーンは少なく、アニメにも登場しない。
喫茶キャッツアイ
- 伊集院 隼人(いじゅういん はやと)
- 声:玄田哲章
- 通称・海坊主又はファルコン。元傭兵でテンプレート:補助漢字フォントと互角の凄腕を持つ同業者。後に喫茶キャッツアイの店主。スイーパーとしては、テンプレート:補助漢字フォントとは基本的に敵対関係にあったようだが、日本での仕事(作中)ではテンプレート:補助漢字フォントと手を組むことが多かった。テンプレート:補助漢字フォントとは悪友(親友?)のような間柄になるが、スイーパーのプライドをかけて命がけの決闘を行う局面もあった。亡き上官・氷室剛司の遺児で、孤児として育った氷室真希(原作の第13巻、アニメ第27,28話に登場、アニメの声は島本須美)を影から支えてきた。傭兵時代に中米のある国で政府側について参戦していたが、その時、戦場でゲリラ側にいてエンジェルダストを打たれたテンプレート:補助漢字フォントと対峙した。その際にテンプレート:補助漢字フォントから眼を傷負いにされたせいで、弱視→後に失明となり、屋外ではサングラスを手放せない。しかし、それにより支障が出ている様をまるで見せず、車の運転まで平然とこなしている。バズーカや機関銃などの重火器(M60等)を好んで扱い、トラップの名手でもある。寡黙な男で、女性や猫(特に子猫)が苦手。猫は本人曰く鳴き声(人間が鳴き声を真似た程度でも)を聞くと力が抜けるらしく、失神する(しかしながら猫に好かれる傾向が強い)。女性や美樹に対しては、ゆでたタコのように真っ赤になる(※テンプレート:補助漢字フォントに「タコ坊主」と呼ばれる)、お茶目な一面がある。また、「海坊主」は、テンプレート:補助漢字フォントがつけたニックネーム。裏の世界では通称で呼ばれ、誰も本名を呼ばない。38口径程度の銃では筋肉を貫通させることは不可能で、体内にめり込んだ弾丸を全身の筋肉に力を入れた際の収縮作用だけで体外に排出している。スイーパーとしての総合的な実力はテンプレート:補助漢字フォントとほぼ互角で、その体格と筋肉に違わずスピード面ではテンプレート:補助漢字フォントに割合譲る部分もあるが、パワー面においてはテンプレート:補助漢字フォントを大きく上回っている。ただ世間では裏の世界のナンバー1はテンプレート:補助漢字フォントと言われているらしく、それは世間に見る目が無いだけだと本人は豪語していた。愛車はトヨタランドクルーザー60、フォードの4WD(彼の性格や体格に合う車はこれぐらい)テンプレート:補助漢字フォントに「もっこり報酬」のために愛車を爆破された。愛銃はS&W M629(アニメではM29)。名前のモデルは、『仮面ライダー』の一文字隼人から。
- 美樹(みき)
- 声:小山茉美 / 伊藤美紀
- 海坊主の相棒で、美人スイーパー。苗字は不明だが、原作の最後で海坊主と結婚。背中までいくほど長い髪の毛と非常に多い毛髪量を持つ。全体的に均整の取れた体格。原作では1960年代の1月15日生まれ(誕生日を語る描写で「私は二十…」と語るシーンがある。このエピソードが登場したのは89年のため、29歳でも60年生まれ)。後に海坊主と共に喫茶キャッツアイの切り盛りをする。内戦国で孤児になった所を海坊主に育てられ、身を守る術を教えられてきたが、彼女が海坊主の傭兵部隊に加わると言い出した時、海坊主は彼女を戦場から遠ざけ、普通の女性としての人生に戻すために、嘘をついて彼女を置き去りにした。海坊主と結婚することを夢見て彼を追い続け、日本で海坊主の前に再び現れる。一人になってからも独力で鍛えてきたのか、腕は一流である。特技は催眠術で、自己催眠を行った他、テンプレート:補助漢字フォントに頼まれて依頼人が催眠状態であることを突き止めたことがある。テンプレート:補助漢字フォントの力添えもあって海坊主と共に喫茶店を切り盛りするようになり、そこにテンプレート:補助漢字フォントが入り浸るようになる(よく美女絡みでない仕事をサボったり、女性の依頼人を勝手に連れ込んだりしていた)が、そんなテンプレート:補助漢字フォントへの香のハンマー攻撃に巻き込まれて、よく店内を破壊されていた(床にはシェルターが設けられて、香がテンプレート:補助漢字フォントをハンマーでボコボコにしている間に二人はそこに入り、海坊主が「コーヒーカップが4つ、皿が2枚、テーブルも壊しやがった」と損害賠償するために壊されたものを把握し、美樹がメモをとっていた)海坊主の視力が悪化した時、二人の関係に転機が訪れ、最後には彼女の念願が海坊主に受け入れられた。一度、窮地に立たされた海坊主を救うため、変装して平山希美子の名でテンプレート:補助漢字フォントに海坊主救援を要請した。その際、テンプレート:補助漢字フォントには正体が最後まで分からなかった。単行本35巻では、海坊主と結婚式を挙げる最中に撃たれるが、教授の手術により一命を取り留める。愛銃はコルト・KING COBRA
- 『A.H.』では、同名(但しカタカナ表記)だが役割の違う形で海坊主の前に現れる(声は小山茉美)。
- 原作では右目の下に小さな黒子があるがアニメなどでは一切描かれていない(91を除く)。
- 麻生 かすみ(あそう かすみ)
- 声:冨永みーな
- 通称:怪盗305号。麻生家は代々泥棒請負業の家系。丸顔で額が広い童顔のため実年齢よりもやや幼い印象を受けるが、顔立ち自体は清楚である。スリーサイズは香より上。テンプレート:補助漢字フォントとは高校生の時、警察に追われている所に遭遇する。この時、レオタード姿ですばしこく跳びながら警察の追及をかわしていたため、「空跳ぶオシリ」と呼ばれる。テンプレート:補助漢字フォントとの関係は、とある老花師(原作では依頼人だがアニメでは祖父(声 - 島香裕))が育てた黒いチューリップが超常現象研究家の不律乱寓に奪われたため、これを奪い返すべく、協力を依頼したことに始まる。その後、成人し一族の掟により、祖母の麻生やよい(声 - 山口奈々)から許婚の麻生崇司(声 - 塩沢兼人)との結婚を迫られ、この掟を逃れようとテンプレート:補助漢字フォントにニセ恋人を演じてもらいたいと再び依頼する。テンプレート:補助漢字フォントは許婚の崇司の強力な催眠術でもっこり出来なくなりつつも、「持ち主の命より大切なものは決して盗んではいけない」という麻生一族の家業心を理解して崇司との勝負に勝利(なお、その過程で、崇司の暗示にかけられたかすみの色仕掛けでもっこりは光と共に復活)。また、テンプレート:補助漢字フォントは祖母・やよいに対しても、婚約の掟によってやよい自身が背負った過去の悲しみを見抜き、かつて破れた恋の橋渡しを演じた上で、同じ悲しみを孫にまで背負わせないよう説いたことで、かすみは婚約の掟から解放された。しかし、「テンプレート:補助漢字フォントに心を奪われた」と祖母に指摘され、テンプレート:補助漢字フォントの心を盗むまで一族の元に帰ってはならぬと宣告された。海坊主の喫茶キャッツアイを住み込みで手伝いながら、テンプレート:補助漢字フォントの心を奪うべく虎視眈々と機会を狙う。同じくテンプレート:補助漢字フォントに心を寄せる麗香と時に共闘しながらもテンプレート:補助漢字フォントを巡って競う。メインキャストで唯一テンプレート:補助漢字フォントに「二度」仕事の依頼をして、かつ純粋な依頼人からレギュラーに昇格したキャラ。因みに誕生日は美樹と同じで、原作では1969年1月15日生まれ。シティーハンターのメインキャストでは数少ない誕生日が明確になっているキャラ。尚、レオタード姿は作者の前作である『キャッツ♥アイ』の主人公と似ており、作者本人もそれを認めている(テンプレート:補助漢字フォントが『キャッツ♥アイ』を思わせる発言をしたりしている)。
野上一家
- 野上 冴子(のがみ さえこ)
- 声:麻上洋子
- 「警視庁の女狐」と呼ばれる、妖艶な美人刑事。鼻筋が通った品の良い顔立ちをしている。野上警視総監の長女。槇村秀幸とは同僚だった。テンプレート:補助漢字フォントとも長い付き合いで、色香でつっては危険な仕事を押し付けていた(テンプレート:補助漢字フォントは「もっこりの貸し」等といっていた)。自らも腕が立ち、服の下に隠している投げナイフを自在に操る。「自分より弱い男には興味がない」と言って相手の腕を試し、父(警視総監)の用意した見合い話を何度もぶち壊しにする等、男を寄せ付けない仕事一筋ぶりだが、以前は生前同僚だった槇村とテンプレート:補助漢字フォントを交えた三角関係にあり、いずれかを選ぼうかという矢先に槇村が亡くなる。それによって、心中に槇村へのこだわりが強く残った。テンプレート:補助漢字フォントに対してあまり気のないような態度をとることもあるが、香には密かに自分が槇村へのこだわりが消えたら、またテンプレート:補助漢字フォントと香と自分との三角関係になるかもしれないという言動を残している。麗香・唯香・更に女性の双子と妹が4人いるが、父親は男の子が生まれるまでは子作りするつもりなので、更に妹が増える可能性もある。本来は左利きのようだが、右手でも銃を撃ち命中させられるスイッチハンダー。バストは87cm。愛銃はニューナンブM60(警察の備品の改造)。作者の次作『こもれ陽の下で…』において主人公達のクラスメートとして名前だけが登場。運転免許はA級らしく凄まじいドライビングテクニックを持っている。下着はオーダーメイドであり、このことでテンプレート:補助漢字フォントと冴子が香に隠れて密会していたことがバレて、テンプレート:補助漢字フォントは天誅を受けた。テンプレート:補助漢字フォントには「一発、もっこり」の借りがある(だが、のらりくらりと先延ばししたり、テンプレート:補助漢字フォントを睡眠薬で眠らせて「三発」したとごまかして依頼したり、テンプレート:補助漢字フォントが破壊した損害をあげて帳消しにしたりと強かであり、簡単に体を許す気はない)
- 野上 麗香(のがみ れいか)
- 声:鷹森淑乃
- 野上警視総監の次女。冴子の妹。職業は元刑事で探偵。容姿はやはり美人だが、姉とはあまり似ていない。眉毛と目の感覚が広い上に顎が細く小さい。姉よりも割と華やかである。RN探偵社の責任者。刑事の時に相棒の友村刑事が殺され、その犯人を見つけるために刑事を辞め探偵になり、テンプレート:補助漢字フォントのマンションの隣のビルに住む。元々は意地っ張りで図々しく、また宵越しの金は持たない、好き嫌いで人と仕事を選ばない、男嫌い、人を信用しない等、自分なりの主義主張が強いが、恩人・友村刑事(声:秋元羊介)の冤罪を晴らすべく真犯人を探し出そうとした時は、わざと標的になる事も厭わない程の芯の強さもある。友村刑事の死亡事件を追う内に次第にテンプレート:補助漢字フォントに惚れ込み、テンプレート:補助漢字フォントと結婚して夫婦探偵になる夢を持つ。そのために、冴子が警官復帰の話を持ってきたにも関わらず、新宿に留まる。妹に高校生作家の野上唯香と双子の妹がいる。バストは88cm、Cカップ。愛銃はコルト・ウッズマン、COP357。姉・冴子ほど「男を利用する」ことは考えておらず、物腰も姉より柔らかい。
- 女性キャラでは唯一香の突っ込みの餌食を受けている。
- 香や冴子と同様に嫉妬を感じるとハンマーを時々出すが、当たることはまずない。
- 香とは恋敵であり、お互いにテンプレート:補助漢字フォントが好きなため敵視をしているが、テンプレート:補助漢字フォント本人は香の方に目があるため相手にされることはない。
- 初登場(1987年夏)の時点で24歳であることから、生まれたのは1962年か1963年と考えられる。
- 野上警視総監
- 声:有本欽隆
- 冴子、麗香の父親。親バカなところがあり、よく縁談を持ちかけてくる。
アメリカ在住中の関係者
- ロバート・ハリスン
- 声:堀秀行
- アメリカNo.1のスイーパー。愛銃はワルサーP38。アニメオリジナルキャラクターで原作には登場しない。アニメ『シティーハンター2』と、後日談を描いた『3』の最終2話に回想として登場。原作におけるミックのような役回りのキャラクターである。テンプレート:補助漢字フォントの恩人であり親友でもあった。東京でロバートと再会したテンプレート:補助漢字フォントは、ちょうど来日したフェリダン王国のアンジェラ王女(声:さとうあい)の護衛にあたる。アンジェラ王女は侍従のマルキド将軍に命を狙われていたが、テンプレート:補助漢字フォントの力で将軍の派遣した暗殺団を壊滅させることが出来た。しかし、実はロバートもマルキド将軍に雇われた暗殺者の1人であり(更に言えば、元々はロバートと敵対するギネス・コーポレーションの依頼で、後述するソフィーの命と引換に)、ロバートはテンプレート:補助漢字フォントと対決し、命を落とした。
- 恋人で同じスイーパーのソフィー・シルバーマン(『3』に登場したアニメオリジナル、声・佐々木るん)がいて、この依頼が終われば彼女と結婚する予定だった。ソフィーは『3』の第12話・第13話に登場し、ロバートの復讐のためにテンプレート:補助漢字フォントを狙うが、香の説得とテンプレート:補助漢字フォントと共に死のうとする覚悟に心動かされて改心。ロバートの形見の銃をテンプレート:補助漢字フォントに託し、ロバートとの思い出を胸に帰国した。
- ミック・エンジェル
- 詳細はミック・エンジェルを参照。
- ブラッディ・マリィー
- 声:高坂真琴
- テンプレート:補助漢字フォントの元パートナーでアシスタントだった。落ち着いた雰囲気のクールな美女。裏の世界ではブラッディ・マリィーの名で知られる。その後、引退しローズ・マリィ・ムーンの名でアメリカのトップモデルとなるが、スイーパーの世界を脱しモデルの成功への機会を与えてくれた恋人・エリックが、テンプレート:補助漢字フォントとマリィーに怨みを持つデビッド・クライブに誘拐され、その指示でテンプレート:補助漢字フォントの殺害を試みる。しかし途中で翻意し、デビットの元からエリックを救い出すべくデビットに挑んだ。テンプレート:補助漢字フォントと海坊主の協力を得て、エリックと再会しアメリカへと帰って行った。その際、モデルとしてのローズ・マリィ・ムーンは誘拐殺人で亡くなったことになっている。尚、マリィーの父親はテンプレート:補助漢字フォントの最初のパートナーだった。使用拳銃はワルサーPPK(文庫本11、12巻)グロック17(文庫本17巻)。アニメでは前・中・後編と唯一3週に跨って放送されたエピソードのみに登場したが、原作ではその後のユニオン・テオーペとの全面抗争の時に再登場した。
- 名前の元ネタはカクテルの一種、Bloody Maryが由来である。名前の通りブラッディ・マリーのカクテルを好む。
- モデルをやっているだけあってスタイルは良い。髪の色はアニメでは金であったが実際は赤髪が正しい。
- ソニア・フィールド
- 声:松本梨香
- テンプレート:補助漢字フォントのかつてのパートナーであるケニー・フィールド(声:柴田秀勝)の娘。かなりの長身で白人的な濃い顔をしている。不幸な生い立ちのせいなのか衝動的になりやすく、自己主張が強いかつ我がままな性格で、更には執念深いと、行く先々で周囲を巻き込む非常に性質の悪い性質の持ち主となっている。
- ケニーを死なせたテンプレート:補助漢字フォントを仇として狙い、そのために裏の世界に入るが、テンプレート:補助漢字フォントを倒すまでの力は得られなかったため、海坊主にテンプレート:補助漢字フォントの抹殺を依頼。しかし、テンプレート:補助漢字フォントを殺すだけでは飽き足らず、独断で香を人質にとるという勝手な行動をとった上に、海坊主に勝ったら香を開放する約束をどの道反故にしようとする等、復讐以外に周りの見えない行動をとり続け、海坊主を巻き込まれた美樹を激怒させている。
- 最終的には、ケニーが実は人質に取られた自分を助けるため敢えてテンプレート:補助漢字フォントに倒されたことを知って、考えを改め裏の世界から身を引く。日本語が苦手なのか、「人質」を「質札」と真顔で言い間違えていた。
その他 冴羽と香の関係者
- 教授(きょうじゅ)
- 世界中の情報を覗ける老人であり、テンプレート:補助漢字フォントのゲリラ時代の軍医であった。手術の腕は超一流。また、テンプレート:補助漢字フォントの相談相手でもある。テンプレート:補助漢字フォントのもっこりの師匠であり、自身ももっこりすけべで、気絶していてもお尻を触ってくる。テンプレート:補助漢字フォントの過去を知る数少ない人物の1人。テンプレート:補助漢字フォントは彼に敬語を使って話す。原作のみ登場。
- 名取 かずえ(なとり かずえ)
- 声:山本百合子
- 女性ながら元T大研究室に籍をおいた博学な免疫学者。才色兼備。かつての恋人は医薬品会社喜田川産業の指示で兵器となることを知らず殺人バチの開発をし、それに気づいて解毒剤の開発をしたために殺された。その遺志を継いで解毒剤を開発すべく、単身喜田川産業に乗り込んだ際、帰り途にテンプレート:補助漢字フォントに助けられる。彼の協力を得て、喜田川産業の殺人バチの開発を阻止させた。アメリカの研究所から誘いが来ていたが、テンプレート:補助漢字フォントに心を寄せるようになったため、彼の師である教授の元でアシスタントとなり接近を試みるものの、香との関係に入り込む余地がないと知るとやがて諦める。その後4年ほど登場しなかったが、テンプレート:補助漢字フォントのかつてのパートナー・ミックが、エンジェルダストに侵されて教授の元に運ばれてきた時、かずえは彼のリハビリを手伝い、その過程で互いに心を通わせるようになった。アニメでの登場は第23話のみ。
- 北原絵梨子(きたはら えりこ)
- 声: 篠原恵美
- 香の高校時代の親友で厚化粧でおかっぱ頭。北原エリ名義で有名デザイナーとして活動しており、頭の中はデザインのことしかない。[9]また、モデルとしての活動経験もあり、ファッションセンスが低い人を嫌う傾向にあり厳しい態度を取るが、自分が気に入った人物にはファッションセンスの事はお構い無しになる。とあるフィルムに書かれた化学式を水着のデザインに採用したところ、そのデザインが周囲の評判となる。しかし、そのフィルムは化学兵器開発のために作られたものであったため、狙われる羽目になった。テンプレート:補助漢字フォント等の尽力も会って事件は解決したが、結局その水着のデザインは使用できなくなった。
- 事件後、香にかつらをかぶらせて、テンプレート:補助漢字フォントとデートさせた(『都会のシンデレラ』)。
- 90年代初の100tハンマーを振りかざしたのは、香ではなく絵梨子である。
- ミック帰国の朝に香が話した、香の高校生時代のテンプレート:補助漢字フォントとの初対面(1巻よりも前)の回想エピソードにわずかながら登場している。この頃からデザインのことしか考えていなかった模様。
- アニメにも登場するが、後半部の『都会のシンデレラ』のみがアニメ化されたため、原作と比べ影が薄い存在。
- 北尾裕貴(きたお ひろたか)
- 一見すると槇村に瓜二つだが、こちらは肩幅が少し狭い上に少し華奢。表面上は大人しそうに見えるが、かつて刑事であった兄が殺害されたこともあって殺し屋という類のものに相当な憎しみを持っており、冷徹な目で見る。当初はテンプレート:補助漢字フォントを逮捕することに執念を燃やしていた。一緒に拉致された香の行動に心打たれ、香がテンプレート:補助漢字フォントのパートナーであり、“心は同じはず”ということ。また、テンプレート:補助漢字フォントの言葉を聞く内に「毒をもって毒を制す」ことも必要であることを認識し、彼の逮捕をあきらめた。
- 冴子が婚約者候補の中で唯一実力を認めた刑事で、同時に彼女から警戒されていた。上記の一件で町を去ったため、実際に結婚することはなかった。
- アニメには北尾をモデルにした桑田(声:池田秀一)という刑事が登場。物語のキーとなっていた「槇村と似ている」、「冴子の婚約者候補」という設定は破棄されている。
- すけこましのサブ
- 声: 速水奨
- アニメで登場。 「このすけこましのサブ、抱いた女の数は星の数より多いんだ。」が決め台詞で香曰く「ハンサム」依頼者の女性を口説こうとするが毎回ひどい目に合う。 手品を得意としている。
- 情報屋のテツ
- 声: 辻村真人
- テンプレート:補助漢字フォントの協力者で情報屋。表向きでは新宿の靴磨き屋である。香とも面識がありシーズンを通して登場していて原作での教授みたいな役割を果たしている。
- 牛、リリー
- テンプレート:補助漢字フォントの友人で情報屋。
ユニオンテオーペ
南米を中心に活動している麻薬組織。
- 海原 神(かいばら しん)/長老(メイヨール)
- ユニオンテオーペの首領で、テンプレート:補助漢字フォントの育ての父。テンプレート:補助漢字フォントとどことなく顔つきが似ている。ゲリラ時代、テンプレート:補助漢字フォントを裏切ってエンジェルダストを打ち、洗脳したテンプレート:補助漢字フォントを独断で戦場に送り、当時海坊主が所属していた一部隊を全滅させる。しかしその陰惨な殺害の仕方に恐れをなしたためゲリラ組織を追放された。ミックにテンプレート:補助漢字フォントを殺す依頼をした。本来は理想に燃えた善良な人間だったが、戦場の中を生き延びるため狂気に走り今に至る。終盤でテンプレート:補助漢字フォントと対峙し、ミックのペンダントが足に絡まり、紙一重で敗れ去った。心臓を打ち抜かれ死亡したはずが、その直後、昔の善良さを取り戻し[10]、そして逃げ場を失ったテンプレート:補助漢字フォントを助けることになる。使用拳銃はコルト・アナコンダ。左足はゲリラ時代にテンプレート:補助漢字フォントを助ける時に失っており、義足には高性能の爆弾を積んである。
- 作者の前作『キャッツ♥アイ』にも同名のキャラが登場するが、同姓同名の別キャラクターである[11]。
- アニメでは脚本や設定上の都合により登場なし。
- 唯一テンプレート:補助漢字フォントは彼の前でのみ涙を流した。
- 将軍(ジェネラル)
- 声:納谷六朗
- ユニオンテオーペの幹部。全身に武器を内蔵している。テンプレート:補助漢字フォントによって自身が経営している宝石店や屋敷を荒された揚句(それも嫌いな家畜の豚に)、上納金をすべて持っていかれた。それが原因で海原から最後通告を出され、自らエンジェルダストを投与してテンプレート:補助漢字フォントに挑むも足に隠したグレネードランチャーに銃弾を撃ち込まれ爆死した。
- アニメでは麻薬組織『赤いペガサス』に雇われた殺し屋として登場。槇村を殺害するが、後に怒りに燃えるテンプレート:補助漢字フォントにより、原作同様に爆死した。
- 男爵(バロン)
- ユニオンテオーペの幹部。テンプレート:補助漢字フォントの報復により毒殺される。
竜神会
初登場は、歌舞伎町のスナック「ホンキィトック」で出所祝いをしていた所を、テンプレート:補助漢字フォントの情報を聞きにきたユニオンテオーペの将軍に殺されるシーンであるが、登場人物の名前の登場は無い。
- 竜神信男
- 声:田中康郎
- 竜神会の会長。計算高く、テンプレート:補助漢字フォント曰く「タヌキ親父」。
- 竜神さやか
- 声:三田ゆう子
- 竜神信男の娘。白泉女子学園の学生で、レディースの頭。スケバンで当初はテンプレート:補助漢字フォントを嫌っていたが、牛次との決闘を見て考えを改める。その後は一転して、テンプレート:補助漢字フォントのアパートに移り住み、偽装殺人の手伝いを行った。
青堅会とブルーオイスター
- 寅吉/タイガー
- 声:鈴木清信
- 青堅会の会長の息子で、さやかの許婚。ブルーオイスターのヘッド。坊主頭。極端に身長が低くそのためにシークレットブーツを履いていたがそれでも小さいことに変わりはなくテンプレート:補助漢字フォントたちから馬鹿にされていた。
- 牛次/バッファロー
- 声:笹岡繁蔵
- ブルーオイスターの一員。いかつい外見だがあっさりとテンプレート:補助漢字フォントに倒された。見かけによらず気弱。
- ドラゴン
- ブルーオイスターの一員。寅吉が影武者に使っていた。
青狼会
ユニオンテオーペからの依頼のターゲットとして名前が登場。その後、入院するテンプレート:補助漢字フォントを狙う組員が登場している。
- 西岡忠
- ユニオンテオーペからの依頼のターゲットとして名前が登場。関東一円を支配している。
鬼英会
全国に勢力を持つ組織。高円会と新宿のシマを賭けて対立している。
- 牧野陽子
- 声:川浪葉子
- 鬼英会お抱えのディーラー。ギャンブルの腕では超一流で自分に勝てない男を近づけない性格だった。テンプレート:補助漢字フォントと接しているうちに考えを改め、ついには結婚を申し込もうとする。
- 原作とアニメとでは顔が大きく異なり、原作では美人としての側面が強調されていたが、アニメでは強い女性としての側面が強調され、原作ほど美人には描かれなかった。
- 平尾
- 鬼英会の若頭。
高円会
極道連合
結城礼子が取材していた暴力団。
関東大空組
野上麗香にゆすられていた組織。
関東雲竜会とプルトゥーン
読切版
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Other テンプレート:Infobox animanga/Footer
『キャッツ♥アイ』の登場人物である神谷真人(ねずみ)をモデルに凄腕のスイーパーが登場するストーリー『シティーハンター -XYZ-』とその続編『シティーハンター - ダブル-エッジ -』の2作。ストーリーの発案は『キャッツ♥アイ』担当編集者だった堀江信彦による。どちらの作品も「女好きで普段は節操がないが、仕事となると超一流で銃の名手」といったテンプレート:補助漢字フォントの基本設定や、テンプレート:補助漢字フォント・香・美人依頼人という物語の基本構造は既に出来上がっているものの、登場人物の設定や性格などには異なる点も多く、連載作品とは世界設定を共有していないパラレルワールドの話となっている。特に香は見た目、性格とも連載作品とは大きく異なり、男っぽさが全くない。こうした設定の違いから、二作とも連載版の単行本には収録せずに『天使の贈りもの 北条司短編集[1]』(ジャンプ・コミックス)・『北条司短編集1 シティーハンター -XYZ-』(文庫)に収録された。またのちに、完全版Z巻においても「XYZ」と「ダブルエッジ」の2編に加え、「冴羽テンプレート:補助漢字フォントの原点」として神谷真人が活躍する2編が『キャッツ♥アイ』より収録された。[12]
- シティーハンター - XYZ -
『週刊少年ジャンプ』1983年18号に愛読者賞用の読切として掲載され、同賞1位に輝いた作品。45ページ。冴羽テンプレート:補助漢字フォントのデビュー作。
依頼は父と共に人間にも効果のある去勢細菌を開発してしまった女性研究者からで、ワクチン開発前に捕まってしまった際に自身を殺害すると言うもの。
「キャッツ♥アイ」の連載中に描かれた作品であり、作中には喫茶店キャッツ♥アイの店主夫婦として瞳と俊夫らしきモブキャラクターとが登場している。なお、読み切り掲載時の依頼の仕方は、掲示板に「清掃人求む」だったが、単行本収録時には連載版と同じものに変えられた。また、本作は設定を連載のものに変えて、アニメでは第2話として放送された。但し、アニメでは香がまだ登場していなかったため、香の役回りは槇村秀幸が担っている。
また、アニメ版ラストシーンではテンプレート:補助漢字フォントをセスナに乗せてしまったが、原作では明かされていなかったものの原作者はこの時点で既に「飛行機事故時のトラウマで飛行機恐怖症」と言うテンプレート:補助漢字フォントの設定を固めていた。アニメ版スタッフが原作者・北条司とこのエピソードの打ち合わせをした段階では修正が困難だった。このため、この設定はアニメ版『2』終了まで原作にも登場していないし、アニメではこの設定は破棄されている(飛行機恐怖症であることが判明するエピソード自体は『91』でアニメ化されたが、飛行機恐怖症が判明するシーンは省略されていた)。このときのことは文庫版コミックス第1巻末の解説に詳しい。
- シティーハンター - ダブル-エッジ -
『フレッシュジャンプ』1984年2月号に掲載。33ページ。短編集初版では冒頭のネームが落ちている。
依頼は有名女優からで、殺人鬼の役を演じるために殺人者を理解しようとして本当に殺人鬼になってしまった恋人である俳優の殺害。なお北条は後に、同じく殺人鬼を理解した俳優をモチーフとして「THE EYES OF ASSASSIN」と言う短編を描いている(『Parrot 幸福の人』に収録)。
アニメ
テンプレート:Main 1987年に『シティーハンター』としてテレビシリーズ化されたのを皮切りに、テレビアニメとしては4度のシリーズ化と3度のスペシャルが放映、またアニメ映画としては3本が発表され、いずれの作品も制作にはよみうりテレビとサンライズが関わっている。
フランスでは『Nicky Larson』のタイトルで放映された。
実写映画
公認の下で作られた物はジャッキー・チェン主演の一作のみ。その他無断で作成された非公認作品が2作存在する。いずれの作品も香港での製作となっている。作品の詳細については各記事を参照。
- シティーハンター
- ジャッキー・チェン主演の香港映画。原題は『城市獵人』。ジャッキーがファンから「冴羽テンプレート:補助漢字フォントに似ている」と言われたことがきっかけとなり、製作につながった。
- アニマックスでは、タレントのオリエンタルラジオの二人により、なぜか韓国映画として紹介されている。
- 孟波
- 1996年の香港映画。マイケル・チョウ(周文健)主演で、冴羽テンプレート:補助漢字フォントの香港名「孟波」を題名とした作品。
- 神鳥伝説
- 香港映画。原題は『九一神鵰俠侶』。冴羽テンプレート:補助漢字フォント、槇村兄妹、野上冴子、銀狐などに似ているキャラクターが主演。
実写ドラマ
テンプレート:Main シリーズを原作としつつも、設定やストーリーが大幅に変更されている。韓国の中高生の間では、原作漫画よりもこちらのドラマ版の知名度のほうが高いとされている。主人公にイ・ミンホ(이민호)、パク・ミニョン(박민영)を迎え、韓国を舞台に繰り広げられるアクションストーリー。KARAのメンバー、ク・ハラ(구하라)も出演することで話題を呼んでいる[1]。
- タイトル「シティーハンター」
- 2011年5月25日より放送開始。
- 放送局:韓国SBS 制作:SSD
- 放送形態20話
- ジン・ヒョク監督 / ファン・ウンギョン脚本
小説
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Novel テンプレート:Infobox animanga/Novel テンプレート:Infobox animanga/Novel テンプレート:Infobox animanga/Novel テンプレート:Infobox animanga/Footer
テンプレート:節stub ジャンプ ジェイ ブックスより4度のノベライズがなされている。
- CITY HUNTER
- 外池省二著、1993年4月26日発売。
- CITY HUNTER 2
- 稲葉稔著、1997年4月24日発売。
- CITY HUNTER SPECIAL
- 天羽沙夜著、1995年12月15日発売。
- 96年のスペシャル『ザ・シークレット・サービス』のノベライズ版。セリフの中にスペイン語が頻繁に登場する。
- CITY HUNTER SPECIAL 2
- 岸間信明著、1999年4月2日発売。
- 99年のスペシャル『緊急生中継!?凶悪犯冴羽テンプレート:補助漢字フォントの最期』のノベライズ版。アニメではオミットされていた過去のサユリやジャック等との関係が描かれている。
ドラマCD
1トラックの中で曲の前にミニドラマを挟むスタイルをとっている。
- CITY HUNTER dramatic master
- 1989年12月1日発売 CD1枚組 ASIN: B00005G4D9
- CITY HUNTER dramatic master II
- 1990年1月21日発売 CD2枚組 ASIN: B00005G4DD
書誌情報
- 『シティーハンター』〈ジャンプ・コミックス〉
- 恐怖のエンジェルダストの巻 1986年1月発行 ISBN 4088523814
- 将軍の罠!の巻 1986年4月発行 ISBN 4088523822
- 裸足の女優の巻 1986年6月発行 ISBN 4088523830
- 鐘とともに運命が!の巻 1986年9月発行 ISBN 4088523849
- ワン・オブ・サウザンドの巻 1986年12月発行 ISBN 4088523857
- 哀愁のギャンブラーの巻 1987年2月発行 ISBN 4088523865
- 危険な国からきた女!の巻 1987年4月発行 ISBN 4088523873
- 天使のほほえみの巻 1987年6月発行 ISBN 4088523881
- 思い出の渚の巻 1987年8月発行 ISBN 408852389X
- 看護婦には手を出すな!の巻 1987年10月発行 ISBN 4088523903
- 槇村の忘れものの巻 1987年12月発行 ISBN 4088523911
- トラブル・スクープの巻 1988年2月発行 ISBN 408852392X
- 海坊主と足ながおじさんの巻 1988年4月発行 ISBN 4088523938
- がんばれ!香ちゃん!!の巻 1988年6月発行 ISBN 4088523946
- 告白のエアポートの巻 1988年8月発行 ISBN 4088523954
- 恋人はシティーハンターの巻 1988年10月発行 ISBN 4088523962
- 暁のMEMORYの巻 1988年12月発行 ISBN 4088523970
- 海坊主にゾッコン!!の巻 1989年2月発行 ISBN 4088523989
- 哀しい天使の巻 1989年4月発行 ISBN 4088523997
- さよならの向こう側…の巻 1989年6月発行 ISBN 4088524004
- ビル街のコールサインの巻 1989年8月発行 ISBN 4088526120
- お嬢さんにパイソンを!の巻 1989年10月発行 ISBN 4088526139
- 明日へのリバイバルの巻 1989年12月発行 ISBN 4088526147
- 大空の告白の巻 1990年2月発行 ISBN 4088526155
- Play it again, Mami! —あの曲をもう一度!—の巻 1990年4月発行 ISBN 4088526163
- 突然の出会い!!の巻 1990年6月発行 ISBN 4088526171
- 都会のシンデレラ!!の巻 1990年8月発行 ISBN 408852618X
- 勝敗の行方!!の巻 1990年10月発行 ISBN 4088526198
- 伊集院隼人氏の平穏な一日の巻 1990年12月発行 ISBN 4088526201
- 思い出を消して…の巻 1991年2月発行 ISBN 4088521919
- ふたりでひとりの心!!の巻 1991年5月発行 ISBN 4088521927
- おかしなふたり!!の巻 1991年8月発行 ISBN 4088521935
- 地獄への出航!!の巻 1991年12月発行 ISBN 4088521943
- にせC・H登場!!の巻 1992年2月発行 ISBN 4088521951
- FOREVER, CITY HUNTER!!の巻 1992年4月発行 ISBN 408852196X
- 文庫版『シティーハンター』〈集英社文庫〉
- 1996年6月発行 ISBN 4086171619
- 1996年6月発行 ISBN 4086171627
- 1996年8月発行 ISBN 4086171635
- 1996年8月発行 ISBN 4086171643
- 1996年10月発行 ISBN 4086171651
- 1996年10月発行 ISBN 408617166X
- 1996年12月発行 ISBN 4086171678
- 1996年12月発行 ISBN 4086171686
- 1997年2月発行 ISBN 4086171694
- 1997年2月発行 ISBN 4086171708
- 1997年4月発行 ISBN 4086171716
- 1997年4月発行 ISBN 4086171724
- 1997年6月発行 ISBN 4086171732
- 1997年6月発行 ISBN 4086171740
- 1997年8月発行 ISBN 4086171759
- 1997年8月発行 ISBN 4086171767
- 1997年10月発行 ISBN 4086171775
- 1997年10月発行 ISBN 4086171783
- 2003年12月15日発行 ISBN 4197802137
- 2003年12月15日発行 ISBN 4197802145
- 2004年1月15日発行 ISBN 4197802196
- 2004年1月15日発行 ISBN 419780220X
- 2004年2月14日発行 ISBN 4197802242
- 2004年2月14日発行 ISBN 4197802250
- 2004年3月15日発行 ISBN 4197802307
- 2004年3月15日発行 ISBN 4197802315
- 2004年4月15日発行 ISBN 4197802366
- 2004年4月15日発行 ISBN 4197802374
- 2004年5月15日発行 ISBN 4197802420
- 2004年5月15日発行 ISBN 4197802439
- 2004年6月15日発行 ISBN 4197802471
- 2004年6月15日発行 ISBN 419780248X
- 2004年7月15日発行 ISBN 4197802528
- 2004年7月15日発行 ISBN 4197802536
- 2004年8月16日発行 ISBN 4197802579
- 2004年8月16日発行 ISBN 4197802587
- 2004年9月15日発行 ISBN 4197802625
- 2004年10月15日発行 ISBN 4197802684
- 2004年10月15日発行 ISBN 4197802692
- 2004年11月15日発行 ISBN 4197802730
- 2004年11月15日発行 ISBN 4197802749
- 2004年12月15日発行 ISBN 4197802781
- 2004年12月15日発行 ISBN 419780279X
- 2005年1月15日発行 ISBN 4197802838
- 2005年1月15日発行 ISBN 4197802846
- 2005年2月15日発行 ISBN 4197802870
- 2005年2月15日発行 ISBN 4197802889
- 2005年3月15日発行 ISBN 4197802935
- 2005年3月15日発行 ISBN 4197802943
- 2005年4月15日発行 ISBN 4197802986
- X. 2004年9月15日発行 ISBN 4197802633
- Y. 2005年5月15日発行 ISBN 4197803028
- Z. 2005年6月15日発行 ISBN 4197803060
- 小説版〈ジャンプ ジェイ ブックス〉
- ガイド本『シティーハンターパーフェクトガイドブック』2000年1月発行 ISBN 4087820386
- 短編集『天使の贈りもの 北条司短編集[1]』〈ジャンプ・コミックス〉1988年11月15日発行 ISBN 4088712684
- 短編集『北条司短編集1 シティーハンター -XYZ- 』〈集英社文庫〉2000年1月18日発行 ISBN 4086173042
ゲーム
- ファミコンジャンプ 英雄列伝(ファミリーコンピュータ)
- 1989年2月15日にバンダイより発売。『週刊少年ジャンプ』のオールスターゲームの1作品として、冴羽獠がプレイヤーキャラクターの一人として、その他の人物も一部サブキャラクターとして登場。
- シティーハンター(PCエンジン用HuCARD)
- 1990年3月2日にサンソフトから6,300円で発売された。横スクロールのアクションゲーム。
- 『シティーハンター』単独では唯一の家庭用ゲーム作品となる。
- シティーハンター 100万人のスイーパー(GREE)
- 2010年6月29日よりエンタースフィアのGREE向けソーシャルゲーム第一弾として配信開始。駆け出しのスイーパーになって、原作のスイーパー達を相棒にしてさまざまな事件を解決する。
パチンコ・パチスロ
2003年10月にサミーから、2009年3月にHEIWAからパチンコ機が、2007年11月に銀座からパチスロ機「パチスロシティーハンター」が発売された。「平和CRシティーハンター」は神谷明はじめオリジナル声優を起用。「パチスロシティーハンター」は冴羽テンプレート:補助漢字フォントの声が神谷明から子安武人に変更されている。
その他
- 「X-Y-Z」という名のカクテルは存在し、エピソードの小道具として使われている。
- 作中では触れられないが、XYZには「eXamine Your Zipper」という意味もあり、本作に合った言葉と言える。
- 堀江や信彦という名前がよく作中に登場する。また、担当編集者の堀江と佐々木尚が結婚生活を嘆く会話を作中でそのまま引用している。
- 韓国のテレビ局・SBSにて、2011年5月25日からドラマ放送予定。主人公イ・ユンソン([[冴羽りょう|冴羽テンプレート:補助漢字フォント]])役にイ・ミンホ[13]。
脚注
関連項目
- エンジェル・ハート - 本作品のパラレルワールド作品。
- 天使の贈りもの - 元となった読切を収録した短編集。
- 桜の花 咲くころ - 本作の連載と同時期の短編を収録した短編集。
- 神谷明 - アニメの冴羽テンプレート:補助漢字フォントの声優。テンプレート:補助漢字フォントが自身の演じた中で最も好きなキャラクターであることを公言。事務所名「冴羽商事」はテンプレート:補助漢字フォントの姓から。
- 新宿 - 本作の舞台となっている場所(アニメではまれに島へ行ったりもする)
- 喫茶キャッツアイ
外部リンク
テンプレート:シティーハンター- ↑ 新宿駅東口にある伝言板に「XYZ」という暗語と連絡方法を書き記すのが依頼方法。
- ↑ 『20周年記念 イラストレーションズ』104頁
- ↑ 『A.H.公式ガイドブック』91 - 92頁
- ↑ 『シティーハンター パーフェクトガイドブック』108頁
- ↑ 『シティーハンター パーフェクトガイドブック』「北条司 ロングインタビュー PART1」
- ↑ 第一巻では普通に「もっこり」している。
- ↑ 「初代担当編集者が語るCITY HUNTER誕生秘話」『CITY HUNTER COMPLETE EDITON VOLUME:01』2003年12月15日発行、ISBN 4197802137、60頁
- ↑ なお、テンプレート:補助漢字フォントは「元祖シティーハンター」を名乗った。
- ↑ 自身が狙撃されたとき以上にデザインルームを荒らされたときのほうが取り乱たほど。
- ↑ 死んだはずの海原が、どうして遼と会話が出来たのかは、作者である北条司自身ぼかして明確にはしていない。ただ、その時点で海原は完全に死んでいたことだけは断定している(ジャンプコミックス第34巻カバー折り返しのメッセージにて)
- ↑ 北条司「北条司100問100答 ラスト・クエスチョンPart3」『CITY HUNTER COMPLETE EDITION 12巻』216頁
- ↑ 北条司「『キャッツ♥アイ』から『シティーハンター』へ」『CITY HUNTER COMPLETE EDITION Z巻』88頁
- ↑ 「イ・ミンホ、タイで女心揺さぶるキラースマイル炸裂」