黒木町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒木町(くろぎまち)は、かつて福岡県南部にあった町で、八女郡に属していた。
目次
地理
福岡県の南端部、福岡市から南東へ約50km、久留米市から南東へ約20kmの場所に位置する。内陸部にあり、町域南側は熊本県と県境を成している。町域は九州山地の中にあり、山がちである。
隣接していた自治体
歴史
近現代
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、現在の町域にあたる以下の町村が発足。
- 上妻郡(こうづまぐん)黒木町・笠原村・木屋村・串毛村・豊岡村・大淵村
- 1896年(明治29年)2月26日 - 福岡県内の郡再編により上妻郡が他の郡と統合され、6町村は新設された「八女郡」(やめぐん)に属す。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 「昭和の大合併」により、黒木町が笠原村・木屋村・串毛村・豊岡村と新設合併し、新たな黒木町が発足。
- 1957年(昭和32年)3月31日 - 大淵村を編入。
- 2010年(平成22年)2月1日 - 立花町・矢部村・星野村とともに八女市に編入され、消滅。
行政
- 町長:小川光吉(2005年2月16日就任、2010年1月31日を以って失職)
産業
主に八女茶の生産に力を上げており、八女茶生産に関連する行事を毎年開催している。グリーンピア八女、黒木大藤、城山があり、観光面にも力を入れている。
警察
- 福岡県黒木警察署
- 市町村合併による統廃合の対象となっており、八女警察署への統合が計画されている。筑後地区では八女以外でも警察署再編計画がある。
地域
教育
県立高等学校
県立中等教育学校
町立中学校
- 黒木中学校
町立小学校
交通
空港・鉄道は町内になし。かつて国鉄矢部線の終点だったが、1985年に廃止されている。
バス
道路
高速道路はなし。最寄りインターチェンジは九州自動車道八女インターチェンジ。
一般国道
県道
主要地方道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
主な史跡・旧跡等
- 城山公園(猫尾城跡)
- 隈本邸(学びの館)
- 旭座人形芝居会館
- 黒木大藤 - 国の天然記念物
- 素盞嗚(すさのお)神社の境内にあり、応永2年(1395年)に後征西将軍の良成親王が植えたといわれるフジの古木。樹齢600年。
- 津江神社 - 樹齢800年の大クス(県指定天然記念物)で知られる
- 黒木町黒木重要伝統的建造物群保存地区
レジャー
観光
イベント
- 4月 - 本田仁○加、大藤祭り(4月下旬 - 5月上旬)
- 5月 - 八女茶山唄日本一大会
- 11月 - くろぎふるさと祭り、黒木平マラソン大会、笠原まつり
- 12月 - 田代風流、福岡県南部小学生駅伝くろぎ大会
黒木町出身の有名人
関連項目
外部リンク
- 黒木町ホームページ
- このサイトは2009年度いっぱいで閉鎖され、八女市のサイトに統合される予定。