星野村
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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox Settlement 星野村(ほしのむら)は、福岡県八女市にある大字。郵便番号は834-0201。世帯数は1,109世帯、人口は3,042人(2012年(平成24年)11月30日現在)[1]。
概要
福岡県の南部、大分県との県境部に位置する。南で矢部村北矢部・黒木地区、西で上陽地区、北で久留米市田主丸地区・うきは市、東で日田市前津江地区とそれぞれ接する。地内はほとんどが山地である。地内の軸は星野川に沿っている。標高が高く、人口密度が低いため、星がきれいに見える場所として知られている。そのため、「星のふるさと星野村」としてPRしている。
2010年1月31日までの八女郡星野村に相当し、地内全域が星野地区となっている。合併後の住所表記において「星野村」の名称を存続している。2009年10月には、「日本で最も美しい村」連合へ加盟し、村の活性化に力を入れている。
- 隣接する大字
- 東 - 日田市:前津江町柚木
- 南 - 八女市:矢部村北矢部・黒木町北大淵・黒木町笠原
- 西 - 八女市:上陽町久木原・上陽町上横山
- 北 - 久留米市:田主丸町森部、うきは市:浮羽町妹川・浮羽町新川
沿革
ファイル:Hoshino Village Office.jpg
星野村役場(当時)
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により村制施行、生葉郡星野村となる。
- 1896年(明治29年)2月26日 - 郡制施行による福岡県内の郡再編で、生葉郡が分割・統合され、新設の八女郡に属す。
- 2010年(平成22年)2月1日 - 黒木町・立花町・矢部村とともに八女市に編入。「八女市星野村」となる。
産業
八女茶の生産地の一つ。八女茶の中でも星野川の朝霧の潤いと土作りなど、気候風土の恵みもあって玉露の生産地として有名である。山間地であるが故に、山の斜面を切り開いた茶畑や棚田が見られ、秋の実りの時期になると黄金色に輝く棚田の稲作も産業に上げられる。
交通
主な交通機関はバスであり、鉄道は引かれていない。また、地内を高速道路や一般国道が通っていない。
路線バス
道路
- 福岡県道52号八女香春線
- 福岡県道57号浮羽石川内線
- 大分県道・福岡県道114号前津江星野線(福岡県側は道路区域未確定であるため正確な終点位置は不明である)
- 福岡県道804号上横山星野線
施設・名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 八女市役所星野支所
- 八女市立星野小学校
- 八女市立星野中学校
- 八女市立図書館星野分館
- 星野郵便局
- 星の文化館
- 茶の文化館
- 古陶星野焼展示館
- 星野温泉「池の山荘」・星の温泉館「きらら」
- 鷹取城跡
- 平和の塔 - 日本各地で点火されている原爆の火の元火は星野村にある。星野村出身の人物が原爆投下後の広島へ入市し、親戚の本屋でくすぶっていた火を懐炉に入れて持ち帰ったことが起源とされる。詳しくは平和の灯 (広島市)#原爆の日を参照。