魔導物語
テンプレート:Amboxテンプレート:DMC テンプレート:出典の明記 テンプレート:コンピュータゲームシリーズ 『魔導物語』(まどうものがたり)は、株式会社コンパイルの3Dダンジョン型ロールプレイングゲームのシリーズ。一般的には落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズのルーツとして知られている。
2003年にコンパイルが解散した際に、『ぷよぷよ』関連を除く本作の著作権が有限会社アイキに継承され[1] 、さらに2007年には株式会社D4エンタープライズに引き継がれた。また、2010年にはコンパイルハートがD4エンタープライズより家庭用ゲームソフトの営業権(開発・販売)を取得している(ライセンシー契約)[2][3][4]。
目次
- 1 概要
- 2 設定
- 3 ゲームシステム
- 4 ゲーム作品一覧
- 4.1 魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE
- 4.2 MSX2版 魔導物語1-2-3
- 4.3 PC-9801版 魔導物語1-2-3
- 4.4 魔導物語I 3つの魔導球
- 4.5 魔導物語A・R・S
- 4.6 魔導物語II 〜アルル16才〜
- 4.7 魔導物語 道草異聞
- 4.8 魔導物語III 究極女王様
- 4.9 魔導物語A ドキドキばけ〜しょん
- 4.10 魔導物語 はなまる大幼稚園児
- 4.11 魔導物語I
- 4.12 魔導物語 はちゃめちゃ期末試験
- 4.13 魔導物語I 炎の卒園児
- 4.14 魔導物語 魔導師の塔
- 4.15 魔導傳記 엘리시온의 비밀
- 4.16 セガサターン版 魔導物語
- 4.17 iアプリ版 魔導物語
- 4.18 〜聖魔導物語〜
- 4.19 その他関連作品
- 5 主なアイテム
- 6 キャラクター紹介
- 7 関連商品
- 8 ウェブコミック
- 9 脚注
- 10 関連項目
- 11 外部リンク
概要
コンパイル発売のMSX2用ディスクマガジン『ディスクステーション SPECIAL クリスマス号 (#SP5)』(1989年12月10日発売)に収録された『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』を元祖とし[5]、さらにそれを発展させた『魔導物語1-2-3』(まどうものがたり いっちょうめにばんちさんごう[6][7]、1990年6月15日発売)を根幹とし、リメイク作品を含む様々なシリーズを重ねた。
コンパイルが経営破綻した1998年以降、本シリーズの派生作品であった『ぷよぷよ』シリーズの知的財産権がセガに譲渡された際に、アルルを始めとする本シリーズの多くのキャラクターの著作権がセガの管理下となり、一方で『ぷよぷよ』シリーズに登場しなかったその他のキャラクターと『魔導物語』シリーズのタイトル自体の著作権は2007年以降はD4エンタープライズが所有し、かつ2010年以降はコンパイルハートがD4エンタープライズの許諾の下で家庭用ゲームソフトの営業権(開発・販売)を持つ状態で、版権元が作品とキャラクターで2つに分断されており、処理がややこしくなっている。
なお、版権元が分断されてはいるが、過去に『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』などがアイキよりダウンロード販売されていたり、『MSXマガジン永久保存版2』に『魔導物語1-2-3』がそのまま収録、またセガからも携帯電話アプリとして『魔導物語』シリーズが移植されるなど、完全に移植・リメイクが不可能と言うわけではない。これらの移植作品は、いずれも「© D4 Enterprise, Inc.」および「© SEGA」のコピーライトが併記されている。
セガが著作権を持つキャラクターを使用しない作品も作られており、2007年にはD4エンタープライズの運営するサイト「コンパイルステーション」にてキャラクターを一新したウェブコミック『魔導物語』が連載開始、2013年にはコンパイルハートが同様にキャラクターを一新した新作『〜聖魔導物語〜』を発売する。
設定
ほとんどの作品で魔導師の女の子アルル・ナジャ(ただし、初期作品では名前がなかった)が主人公を務めているが、一部他のキャラクターが主役の作品も存在する。
キャラクターとして、主にヨーロッパの伝承から非常に多くの種類のモンスターを可愛らしくアレンジさせたりなどして(『PC-9801版 魔導物語1-2-3』のみ、逆に全てをリアルにさせて)登場させている。
本シリーズ『魔導物語』の派生作品である落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』は同社の代表作となったが、『魔導物語』より『ぷよぷよ』の方が圧倒的に知名度が高くなってしまった結果、『ぷよぷよ』自体が魔導物語シリーズに影響を与えることもあった。[8][9][10]『MSX2版 魔導物語1-2-3』をよりおどろおどろしくコミカルにリメイクしたのが『PC-9801版 魔導物語1-2-3』であるが、『初代ぷよぷよ』発売後は『MSX2版 魔導物語1-2-3』をより人間味あってファンタジックにした魔導物語が主流となる。なお、魔導物語シリーズには正伝と外伝が(一応)存在していたが、『コンパイルクラブ』と『DiscStation』では報じられたものの、それ以外には正伝と外伝の違いが語られることはなかったため、ユーザには単に『魔導物語シリーズ』として受け入れられることになる。この正伝と外伝の区別は社内でもキッチリ決まっているものではなく、DSやコンクラに書かれていた区別が新しい号で書き換わっていたりと曖昧で信用できない。[11][12][13]『魔導物語A・R・S』脚本担当のうゑみぞは魔導物語外伝と命名するつもりだったが、正伝にしたい社長と揉めて折衷案でA・R・Sとし、その後に変更して正解だったと語っている。[14]魔導物語には複数の作品があり、同タイトル作品などでの矛盾やキャラクターの言動の違いなどから、パラレルワールドといえる作品も存在する。[15]『す〜ぱ〜ぷよぷよ通』の取扱説明書での主人公アルルの紹介欄には「ゲームによって、微妙に違う人生を送っている」とも書かれている[16]。『MSX版の1-2-3』『PC98版のA・R・S』『はちゃめちゃ期末試験』『魔導師の塔』などの一部を除くPCでプレイできる魔導物語シリーズ、コンパイル製作の初回発売のぷよぷよシリーズ、コンパイル後期のディスクステーションの魔導物語の世界を舞台としたゲームでは比較的矛盾や設定の違いが少ない。新作と以前の作品とで設定に細かな変更点があることもある(アルルのバストサイズ・体重など)。
『真・魔導物語』設定
後に、コンパイル内で今までの『魔導物語』シリーズの世界観と設定を再構築し、正伝と外伝の間にある矛盾点を解消して同じ時間軸・同じ世界での統一設定を作ろうという動きが起こった。この新たな世界観では、『ぷよぷよ』の舞台となる世界は『魔導物語』の時代から約1000年後とされ、それぞれの作品のキャラクターは同じ名前と姿を持った別人(世界はある理由から一度滅んでおり、後にサタンの手で再生されたことになっている)とされた。また、それまで作品によってバラバラだったキャラクターの設定も細かく定められていた。このときのディレクターは『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』などを担当した織田健司であった。
当初はセガサターン版『魔導物語』のシナリオとして、この設定に準拠したシナリオを採用する予定で作られていたが、コンパイルの経営破綻などの影響で元々のシナリオは没になり、製品版では異なるシナリオが採用された。その後、開発中に没となったオリジナルシナリオは商業二次の小説『真・魔導物語』シリーズとして展開されることになり、この設定に沿ったキャラクターの設定資料などはファンブック『魔導物語 ファンブック イラストレーション&アザーズ』に収録される。以降、ゲーム本編では『ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ』など一部の作品を除いてこの設定はほとんど反映されず、小説やファンブックに収録された年表などで補完されるにとどまっている。これらのことから、この設定は小説版のタイトルより『真・魔導物語』設定と呼ばれている。ディレクターである織田健司自ら「これは僕の頭の中だけで描いている魔導物語」と記述しており[17][18](設定に対する批判の声が多かったのも一因とされている)、『真・魔導物語』設定が魔導物語の正式な統一設定となることはなかった。
ゲームシステム
セガサターン版『魔導物語』(以下『セガサターン版』)及び『〜聖魔導物語〜』はシステムが大幅に異なるので、ここでは『セガサターン版』『〜聖魔導物語〜』以外の作品に関して説明する。
主人公はパーティーを組むことなく、一人だけでダンジョンを冒険する。冒険の目的は、試験や遭難からの脱出、趣味などである。ほとんどの作品は3Dダンジョン探索型のRPGになっており、主人公が移動する空間は最初から最後までダンジョンで占められており、買い物もダンジョン内で行う。ただし、『はなまる大幼稚園児』と『セガサターン版』のみ2Dフィールド型で、町などが存在する。
現在では当たり前の機能だがオートマッピング機能が搭載されている。通過した地点からダンジョンの地図が自動的に描き上げられ、更に現在位置と方角も確認できるので、3Dダンジョン初心者でも比較的とっつきやすい。ただし、2Dフィールド型の2作品と最初の作品であるMSX・ディスクステーション版『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』(以下『MSX-DS版』)には搭載されていない。しかし、『MSX-DS版』もマッピング不要とは謳っていた。[19]基本的に1フロアが8×8マス、最後の2フロアだけ16×16マスという狭いダンジョンだったが、このゲームには真上に移動する魔法があり、上下のつながりを理解したうえでこの魔法を使わないと入手できないアイテムもあるので、マッピングをしたほうが無難である。
この他、シリーズに共通する特徴として、以下の要素が存在する(一部の作品を除く)。
- ファジーパラメーター
- 自他のパラメータを数値ではなく、文章で表示する。
- マジカルボイス
- キャラクターが戦闘時等に音声でしゃべる。現在は当たり前だが、当時はかなり斬新だった。特にMSXでは、PSG音源で音声を再生させていた。
戦闘
主人公と敵との1対1の戦いになる。主人公か敵のどちらかが逃げ出すか、体力(いわゆるヒットポイント)が無くなるまで戦闘を続けるのが基本だが、敵によってはアイテムを差し出して許しを請うことがある。
主人公は魔法(または技)を用いて戦い、炎の魔法(ファイヤー、ホットなど)と氷の魔法(アイスストーム、コールドなど)で攻撃を行なう(後期作品では更に雷の魔法(ライトニング、サンダーなど)も使える)。これらの属性魔法は基本的な魔法なので、魔導力(いわゆるマジックポイント)を消費せずに使える。それ以外の大半の魔法は上級魔法ということで、使うと魔導力を消費する。
ダメージ量や残り体力・魔導力は数値では表示されずに、「痛さの余り転げまわった」「痛さのホームラン」「げげげ、内蔵吐いちゃうよ」「もう フ〜ラフラ!」「ヨロレイヒー 元気ー」「もうだめ。ぼくはこのまま死んでしまうのかな」「魔導力 そろそろ危ない」「魔導力 蚊の涙ほど回復」といった文章や表情、音楽で表示される。このシステムをファジーパラメーターシステムといい、『ぷよぷよ』シリーズにおいても、おじゃまぷよの予告量が数字ではなく予告ぷよという形で表示される、ピンチになると表情や音楽が変わる、といった形で採用されている。
また、敵ごとに弱点が設定されているので、炎と氷のどちらに弱いかを見抜くことが勝利への早道となる。炎を吐くモンスターや氷の精霊ならば弱点は容易に想像できるが、同名モンスターでも作品によって弱点が異なる場合がある。結果として「ノーリスクで魔法が使え、常に敵の相性を考えねばならない」という特徴をもっている。テンプレート:要出典
主人公や敵が攻撃をするときやダメージを受けたときにはサンプリングボイスが再生される場合がある。当時としてはこれは珍しく、初期の作品ではマジカルボイスRPGと呼んでいた。これもアーケード版以降の『ぷよぷよ』シリーズにおいても採用されている。ただしアーケード版の『ぷよぷよ』が登場した頃は格闘ゲームの全盛期であり、徐々に当たり前になりつつあった。
また、ダイアキュートと呼ばれる次の魔法の効果を増強する魔法を使った場合は、次の魔法の詠唱をするときに頭の部分だけ二回ずつ(作品によっては一回)ダブるという演出がなされる(例:ダイアキュート→ファファ・ファイアー、ダイアキュート→ダダ・ダイアキュート→ファファファファ・ファイアー)。『わくわくぷよぷよダンジョン』や『セガサターン版』以降では単に戦闘中での攻撃力上昇の魔法となり、この演出も無くなってしまった。その後『魔導物語』自体続編が作られなくなり久しかったが、セガ製作の『ぷよぷよフィーバー』においてこの演出が再登場した。
成長システム
戦闘に勝利すると他のRPG同様経験値が手に入るが、経験値もまた数値では表示されない。画面の外周にちりばめられた宝石が光るという形で経験値量を表している。この宝石を経験球(けいけんだま、経験玉と表記する作品も)といい、全ての経験球が光るとレベルが1上がり、同時に体力と魔導力も全て回復し、経験球は再度輝きを失う。得られる経験値は主人公と敵とのレベル差によって決まり、主人公のレベルが上がると弱い敵を倒しても経験値が全く入らないか、入ったとしても極僅かある。この経験球システムは『なぞぷよ』シリーズにも採用されている。唯一の例外が『炎の卒園児』であり、伸びたリボンの長さで経験値の量を判断できる。
買い物
前述の通り主人公はダンジョンの外で冒険をすることは一切無いので、買い物はダンジョンの中で店を開いている魔物商人と行う。誰も寄り付かないようなダンジョンの奥深くでも店を開いており、人間から迫害され逃れてきた魔物たちが住む森の中でも、人間である主人公との売買に応じてくれる。
『はなまる大幼稚園児』では人間の住む町があり、そこで買い物を行う。しかし、人間の住む町にもかかわらず、店員は魔物商人である。なお、『セガサターン版』では大きめの町では人間が店舗を開いており、魔物商人は小さな村で露天商を営んでいるか、大きめの町を行商している。
ゲーム作品一覧
シリーズを大きく分けると『魔導物語1-2-3』系統とそれ以外に分けられる。ただし、同系統の作品でも機種によってストーリー内容が変化している。
- 魔導物語1-2-3
- 主人公の女の子(アルル・ナジャ)が、幼少期に卒園試験に挑む「エピソード1」と、16歳に成長して旅をしている最中に事件に巻き込まれる「エピソード2」および「エピソード3」で構成されたタイトル。
- 1-2-3(3エピソード同時収録)
- エピソード1
- 魔導物語I 3つの魔導球(ゲームギア):1993年12月3日発売 - 2008年には携帯電話アプリに移植された。
- 魔導物語 はなまる大幼稚園児(スーパーファミコン): 1996年1月12日発売 - 2Dマップを採用。卒園試験を受けるまでの前日談がメインのため、他機種のエピソード1とは大幅に内容が異なる作品。
- 魔導物語I(メガドライブ):1996年3月22日発売
- 魔導物語I 炎の卒園児(PCエンジン):1996年12月13日発売
- エピソード2
- 魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE(MSX2):1989年12月10日発売『ディスクステーション SPECIAL クリスマス号 (#SP5)』に収録 - MSX2版『1-2-3』のエピソード2の元になった、プロトタイプ的な作品。
- 魔導物語II 〜アルル16才〜(ゲームギア):1994年5月20日発売 - 2008年には携帯電話アプリに移植された。
- エピソード3
- 魔導物語III 究極女王様(ゲームギア):1994年12月30日発売 - MSX2/PC-98版『1-2-3』とは全く異なるストーリー。 2009年には携帯電話アプリに移植された。
- その他の作品
- 魔導物語A・R・S(PC-98):1993年12月10日発売 - アルル、ルルー、シェゾの3名を主人公にした3本のストーリー。
- 魔導物語A ドキドキばけ〜しょん(ゲームギア):1995年11月24日発売 - PC-98版『A・R・S』のアルル編とは全く異なるストーリー。
- 魔導物語 道草異聞(PC-98):1994年7月15日発売『ディスクステーション Vol.3』に収録
- 魔導物語 はちゃめちゃ期末試験(Windows95):1996年9月6日発売『ディスクステーション Vol.12』に収録
- 魔導物語 魔導師の塔(Windows95):1997年9月6日発売『ディスクステーション Vol.16』に収録
- 魔導物語(セガサターン):1998年7月23日発売 - 2Dマップを採用。サブタイトルはないが独自のストーリー。
- 魔導物語(iアプリ):2005年12月14日配信開始 - サブタイトルはないが独自のストーリー。2006年6月に配信終了。
- 〜聖魔導物語〜(PlayStation Vita):2013年3月28日発売 - コンパイルハート発売。キャラクターを一新した作品。
- 魔導物語A・R・S(PC-98):1993年12月10日発売 - アルル、ルルー、シェゾの3名を主人公にした3本のストーリー。
- 日本未発売
- 魔導傳記 엘리시온의 비밀(Windows95):韓国にて、1998年3月20日発売『디스크 스테이션 (Disc Station) Vol.5』に収録
以下、発売年月日順に解説する。
魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE
テンプレート:Infobox 1989年12月10日発売のMSX2版「ディスクステーション SPECIALクリスマス号 (#SP5)」に収録されたゲーム[20]。ゲーム中のタイトル画面の表記は単に『魔導物語』のみであり、通称『MSX-DS魔導』、または単に『DS魔導』と呼ばれる。後の『魔導物語1-2-3』の元となる作品である。本作ではまだオートマッピング機能は搭載されていない。
- ストーリー
- 魔導師を目指して古代魔導スクールへの旅に出た16歳の女の子が、旅を初めて3日後、格好はいいが目つきがおかしい、変態の目をした魔導師のお兄さんに捕まってしまう。女の子は見張りの魔物を色気で騙して脱出を試みる。その途中で彼女は、鳥型の魔物商人ミイル・ホォルツオ・ベンジャミンと「ライラ遺跡に眠っている宝石カーバンクルを探してくれたら、ウラノス・スタッフという杖と交換する」という商談を結ぶ。無事に魔導師の手を逃れて脱出に成功した女の子は、ミイルに言われた通りライラの遺跡の地下迷宮へと向かうのだった。
この作品のバックストーリーでは、作品の舞台は「混沌の神が支配している世界」とされている他、主人公の女の子が目指す古代魔導スクールの入学試験は、乗り物などを使わず学校の申請室まで自分の魔導を使って行くことが条件とされている。
この作品は次節で述べる『魔導物語1-2-3 MSX2版 for Windows』にて、『魔導物語1-2-3』と併せて限定復刻された。 テンプレート:-
MSX2版 魔導物語1-2-3
テンプレート:Infobox MSX-DS版『魔導物語』の人気を受け単体で製品化。1990年6月15日発売。通称『MSX魔導』、または『MSX-DS版』と区別をする為に『MSX1-2-3』と呼ばれる。タイトルの通り、「魔導物語1」「魔導物語2」「魔導物語3」の3つのエピソードから成り立っている。エピソード2は『MSX-DS版』の改良版にあたり、グラフィックやマップなども含め一部リニューアルされている。それぞれのエピソードは完全に独立しているが、「1話→2話」もしくは「2話→3話」へのデータコンバートを行うことによってやや強い状態で始めることができる。本作よりオートマッピング機能が搭載された。
- エピソード1
- 女の子が6歳のとき、魔導幼稚園の卒園試験に挑むことになる。ところが、卒園試験を受けることの出来る優秀な生徒は、今年は彼女一人だけ。幼稚園の敷地内にある塔。この塔で「魔導球」を3つ探し、脱出できれば合格である。凛と勇気を奮い立たせ、彼女は塔の中へと入っていく。
- エピソード2
- 『MSX-DS版』とほぼ同内容。ただし、探し出す宝石の名称がルベルクラクに変わっているなど、いくつかの変更がある。
- エピソード3
- 「エピソード2」の出来事から3日後、カーバンクルを旅の仲間に加え再び魔導学校を目指す女の子だが、突然、道ですれ違った色っぽい女性が声を上げた。女性はカーバンクルを見るや、「サタン様と結婚したのね」と怒り心頭に発し、遂には牛頭の魔物(ミノタウロス)を呼び出した。たまらず逃げ出した女の子は、気が付くと生きて出たものは誰も居ないという、迷いの森に迷い込んでしまっていた。
エピソード1の終盤には、塔から脱出したと思いきや、それはイリュージョンで、まだ試験は続いていたというイベントがある。また、この作品の取扱説明書で、エピソード2冒頭に登場する銀髪の魔導師にシェゾ・ウィグイイという名前がつき、「神を汚す華やかなる者」という意味があると語られた。ゲーム中の表記は単にシェゾである。
アルルの幼稚園時代を描いたエピソード1は実際にはシリーズ初作ではないが、後に「『魔導物語』の1作目」扱いとして単体で何度もリメイクされることになる。
2003年12月3日発売のムック『MSXマガジン永久保存版2』(アスキー刊、ISBN 4-7561-4374-1)にこの作品がMSX2の公式エミュレータとともに収録されており、Windows XPでこの作品を遊ぶことができる。
2008年9月1日には、「魔導物語復刻プロジェクト」の第2弾として、MSX2版『1-2-3』に加え元祖『DS魔導』を復刻した『魔導物語1-2-3 MSX2版 for Windows』が2000本限定生産でD4エンタープライズより発売された。なお、本作は一般発売に先駆けて、2008年8月に開催されたコミックマーケットでも販売されていた。Windows XP/Vistaに対応している。 テンプレート:-
PC-9801版 魔導物語1-2-3
『1-2-3』をPC-9801に移植したもの。1991年11月23日発売。通称『98魔導』。シナリオの流れは概ねMSX2版と同様だが、グラフィックがリアル志向であり、流血などやや過激な表現が見られるなど、後のシリーズと比べてやや異色となる演出が最大の特徴。それにより、エピソード1のイリュージョンはより迫力が増しており、エピソード2のシェゾの結末も変更されている。
「○○が現れた」という判を押したようなメッセージを廃止。「ぷよぷよ上から落ちてきた」「ウィッチのおでまし」「ケリをみまった」「舌がムチのように伸びる」「心臓凍結」「かき消える」など、敵キャラごとに登場・攻撃・退場メッセージが異なるようになった。ほかにも、強力だが命中率の低い攻撃呪文「ジュゲム」、装備するとぺらぺら喋って持ち主の意思とは勝手に行動する杖「魔導杖」、魔導力回復アイテムの「酒」類が初登場。それに伴い、福神漬けやカレーライスなどカレー関連アイテムの効果は体力回復のみに統一され、以降の作品もそれに倣っている。
この作品から主人公の女の子にアルル・ナジャという名前が設定された。また、エピソード2冒頭に登場する銀髪の魔導師の名前がシェゾ・ウィグィィ(後半のィが小文字)に変更された。ゲーム中の表記はシェゾのまま。 本作でリアルな敵キャラクターが『魔導物語』のイメージに合わないという手紙が多々届いたため『ARS』よりデフォルメされた可愛いキャラクターに戻された[21]。
なお、MSX2版『魔導物語1-2-3』を元にしたパズルゲームであるMSX2版・ファミコンディスク版『ぷよぷよ』は本作の約1ヶ月前に発売されたが、その時点ではキャラクター要素が薄く、その翌年の1992年に『魔導物語1-2-3』のキャラクター達を多く登場させたアーケード版・メガドライブ版『ぷよぷよ』が発売され、同作の攻略本などで『魔導物語』が紹介された際には、当時最新の移植であったこのPC98版『魔導物語1-2-3』が紹介されることが多かった。 テンプレート:-
魔導物語I 3つの魔導球
テンプレート:Infobox 『1-2-3』のエピソード1をゲームギアに移植した作品。1993年12月3日発売。コンパイルが開発し、セガから販売された。通称『GG魔導I』または『GG-I』。パズルゲーム『ぷよぷよ』の人気を受けて作られた初の『魔導物語』といえるが、企画自体は『ぷよぷよ』がアーケードゲームとして稼動するより前からあった。まだこの時点では『ぷよぷよ』の影響は薄く、魔物としてのぷよぷよが全部で5色登場し、前述のように4匹集まると星になって消えてしまうことぐらいである。本来はアルルが6歳の時点ではオワニモが開放されていないので、消えないはずなのだが、これ以降のリメイク作品にも見られる演出である。
攻撃魔法が移動中でも使え、これを使った謎解きが存在する。アイテムや魔法がアイコンで表示される。など以後の『魔導物語』シリーズでも用いられるシステムがこの作品から登場した。尚、ゲームギア版のシリーズには「ジュゲム」の魔法は登場しないが、何が起こるか使うまで分からない「るいぱんこ」(逆から読むとコンパイル)の魔法が登場する。
1エピソード単品で商品化したため、フロアの数は『1-2-3』のエピソード1の約1.5倍になった。しかし魔法の数は少なくなってしまったので、不採用になった魔法と同等の効果を持つアイテムで代替された。また、ゲームギア版オリジナルキャラクターとしてライバルの男の子カミュが登場。なお、本作に登場する商人のタウタウは他作品での猫の姿ではなくパララの姿をしているが、これはスタッフの取り違えによるミスであり、この件で(仁井谷)社長が怒ったため後の『ぷよぷよ通』で元に戻ったというエピソードがある[22]。
2008年8月1日には、セガの携帯電話向けサイト「★ぷよぷよ! セガ」にて、本作GG版のiアプリ移植版が配信開始された。グラフィックがより精細になった他、新要素として戦った魔物を閲覧できる「魔物図鑑」が追加され、マップを常時表示したままで移動できたり、ダンジョン内を移動する際にマップがスクロールするなど演出が強化されている(GG版と同様の表現に変更することも可能)。難易度もやや低下している。容量の都合でボイスはアルルのみとなり、敵キャラクターの音声は省略されている他、「かべのもと」で画面外に行ける不具合の除去や、ミニゾンビは体が崩壊するのではなく小さくなっていくなど、移植の際にいくつか表現の修正が施されている。一方でタウタウとパララの取り違えなど原作のまま変更されていない部分も多い。2009年2月2日からはS!アプリ版、同年7月2日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。
- ストーリー
- ある日アルルは見知らぬ建物の中で、ニワトリの魔物に石にされてしまうという夢を見てしまう。翌朝は幼稚園の卒園試験。試験を受けられるのは一人だけと聞かされていたが、塔の中にもう一人園児がいた。カミュと名乗ったこの少年は、先に塔を脱出したものが試験に合格できるとアルルにライバル宣言をしていった。突然のライバル登場にやる気を出すアルルであった。
魔導物語A・R・S
テンプレート:Infobox 1993年12月10日にPC-9801用ソフトとして発売された。『1-2-3』同様エピソード構成で、『A・R・S』は、各エピソードの主人公であるアルル(Arle)、ルルー(Rulue)、シェゾ(Schezo)の頭文字を意味する[23][24]。3人の『1-2-3』以前の物語である。3エピソードとも脱出が目的になっている。製作者は『A・R・S』は「アース」と読むとしていたが[25]、晩期のコンパイルのSS魔導物語プロモーションムービーでは「エー・アール・エス」と呼ばれていた[26]。当初は3人のシナリオ内容が微妙にリンクし、魔導の謎のいくつかを明らかにするつもりだったが、色々な制限のせいで独立シナリオになったという経緯がある[27]。『魔導師ラルバ』、『サムライキング メガスオンZ』、『精霊戦士スプリガン』などコンパイルの他作品からのキャラクターもいくつか登場している。
- アルル編
- 来春から魔導幼稚園に通うことになる、4歳のアルルは、森の向こうに住んでいる祖母のもとへ、初めて一人で行くことになった。ところが、森の中から現れた不思議な生き物を追いかけているうちに、森の奥へと迷い込んでしまった。
- ルルー編
- 16歳のルルーは、ある日目が覚めると見知らぬ屋敷に居た。部屋からは出ても、出口には鍵が掛かっていて開かない。風の精の噂によると、この屋敷の主人は今までに何人か女性を誘拐しているらしい。
- シェゾ編
- 14歳の学生であったシェゾは、修学旅行で遺跡見学をしていると、鏡から自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。その鏡に触れると、シェゾは鏡に吸い込まれてしまい地下迷宮へと落ちてしまった。
『1-2-3』ではミノタウロスを呪文で召喚しているような描写をされていたルルーだったが、本作でのルルーは魔法が一切使えないが似た効果を持つ格闘術の使い手かつ良家のお嬢様という設定になり、以降の作品にも引き継がれた。またアルルとシェゾも、両者では使用する魔法が若干異なる。もっとも、実際には魔法・技の名称が異なるだけで、その効果は(特定の独自技を除き)3人ともほぼ共通である。
本作では、以前のように「○○が現れた」「倒れた」という安直なメッセージに戻ってしまっている。メッセージに誤字も多い。 テンプレート:-
魔導物語II 〜アルル16才〜
テンプレート:Infobox 『1-2-3』のエピソード2をゲームギアでリメイクした作品。1994年5月20日発売。コンパイルが開発し、セガから販売された。
ストーリーの流れは概ね原作に沿っているが、オープニングではアルル・ナジャが突然現れた猫型の魔物リュンクスに財布をすられ、それを追っていくと魔導師シェゾ・ウィグィィに出逢い、眠らされ捕まってしまうというものに変わっている。その他『ぷよぷよ』の人気による大きな変更点は、序盤のやられ役だったシェゾが終盤までアルルを追いまわすことと、足跡を残していただけだったルルーが(姿は現さないが)アルルと同時期にダンジョンを探索していることが挙げられる。一方、魔力を吸い取られミイラ化した死体、最終フロアのハーレム、后となる女性の魂だけあれば良いとするサタンなど、おどろおどろしい一面もまだ残っている。
2008年10月30日には、『魔導物語I』の移植に引き続いて、セガより本作GG版のiアプリ移植版が配信開始された。iアプリ版『魔導物語I』と同様の新要素が追加されており、一部の不具合の修正や表現修正、容量の都合による敵ボイスの省略や一部BGMの差し替え(ライラの遺跡B100Fなど)がある。2009年6月17日からはS!アプリ版、同年8月27日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。 テンプレート:-
魔導物語 道草異聞
テンプレート:Infobox 1994年7月15日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション Vol.3」に収録される形で発表された。PC-9801用のゲームソフト。ゲームシステムなどは『A・R・S』のものを流用している。なお、Vol.3に収録されたものには一部不具合があり、正常にプレイするためにはVol.4付属の「バグの館(修正パッチ)」によるバグフィックスが必要。
- ストーリー
- 今日は天気も良くてとっても気持ちいい。こんな日は……ダンジョン探索に絶好の日である。そういった訳で、アルルとカーバンクルはダンジョンへと入っていった。
『ぷよぷよ』の前日談の話であり、なぜぷよが4つくっつくと消滅するのか語られる。これ以前の『魔導物語』『ぷよぷよ』シリーズにはゲーム内でこの説明が一切無く、一部機種の『ぷよぷよ』の取扱説明書などに書かれたプロローグで「時の女神」と「禁呪オワニモ」について触れられるのみであった。本作はその設定を元にゲーム化した形となり、エンディングで語られる内容も『ぷよぷよ』の説明書のプロローグと概ね一致している。
このように、『魔導物語』シリーズと『ぷよぷよ』のストーリーをつなぐというコンセプトの作品なのだが、両者をつなぐとしては若干矛盾点もあるシナリオである[28][29]。『真・魔導物語』設定では『ぷよぷよ』時代のアルルの物語と位置づけられているが、正式な設定ではない。 テンプレート:-
魔導物語III 究極女王様
テンプレート:Infobox 1994年12月30日に発売されたゲームギア用ソフト。コンパイルが開発し、セガから販売された。『魔導物語II 〜アルル16才〜』の続編であるが、ゲームギア版の過去2作が概ね原作を再現していたのに対し、本作では『1-2-3』のエピソード3とはオープニングとエンディングのラストが共通するのみで、内容は全く異なるオリジナルのストーリーになっている。前作のプランナーやデザイナーがメガドライブ版『魔導物語I』の開発に携わることになったため、本作では担当者が変更されており、おどろおどろとした一面は全く無くなり、ドタバタ劇のようになっている。この作品では隠しイベントとして、ぷよぷよを模した饅頭「ぷよまん」がゲームに初登場してその販売を告知するものがあり、以降の『魔導物語』『ぷよぷよ』シリーズでもぷよまんがゲーム中に登場するようになった。
2009年2月13日には、セガより本作GG版『魔導物語III』のiアプリ移植版が配信開始された。敵とのエンカウント方式が従来のランダムに変更され、それに伴い敵の位置を感知するアイテム「ひかるツクシ」が廃止されている(該当箇所の宝箱は「おうごんリンゴ」に差し替えられた)。また、敵キャラクターの「ちょっぷん」の一部過激な表現や、「ぷよまん」関連のメッセージが現在は販売していないことを示すものに変更されるなど、一部の台詞が修正されている。2009年10月1日からはS!アプリ版、同年10月15日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。
- ストーリー
- カーバンクルを旅の仲間に加えたアルルだが、ルルーと名乗る女性が行く手を阻み、牛頭の魔物ミノタウロスをアルルに嗾けてきた(ここまでは原作『魔導物語3』とほぼ同内容)。慌てて逃げるアルルは逃げる途中で落とし穴に落ちてしまう。どうやらルルーの罠に掛かってしまったようだ。
- 穴の先にはカエルがいた。カエル達の話によると、ここはミノタウロスの迷宮で、自分達は小さいので魔物達に襲われることが無いので、ここに住んでいるのだという。この迷宮から脱出するには、迷宮の先にあるダークゾーンを抜けなければならないが、そのためには待ち構えているであろうミノタウロスと戦わなければならない。カエル王ゲーロンに謁見したアルルは、自分がカーバンクルを連れていたので究極女王様だと認められ、スーパー魔導スーツを渡される。さらに、古代宝物殿でルベルクラクをエネルギー源とする強力な古代兵器「わんだふりゃ魔導砲」を手にしたアルルは、迷宮を脱出してルルーの屋敷へ仕返しに向かうのだった。
魔導物語A ドキドキばけ〜しょん
テンプレート:Infobox 1995年11月24日に発売されたゲームギア用ソフト。開発・販売ともにコンパイル。スタッフは『魔導物語III 究極女王様』と同じで、ストーリーの雰囲気も共通している。PC-98版『A・R・S』のアルル編をベースにしているとされるが[30]、原作とは全く異なるストーリーであることも『III』と同様で[31]、本作では4歳のアルルが既に魔導幼稚園に通っている点や、妖精たちと既に友達であること、サタンらしき人物が登場するなど、設定自体も大きく異なっている。コンパイル社内での略称は『ドキばけ』であった。本作はゲームギア版最後の『魔導物語』シリーズとなり、『R』『S』にあたるものは発売されていない。
- ストーリー
- 魔導幼稚園の夏休みを迎えたアルルは、もう4歳になったのだからと母にお願いして、森の向こうに住んでいる祖母のもとへ、一人で行くことにした。森に住む妖精さんとは友達なので、道に迷っても大丈夫。ところが、建設会社がレジャーランドを造る為に森を切り開こうとしていた。アルルは森を守る為、建設会社と戦うことを決意した。
魔導物語 はなまる大幼稚園児
テンプレート:Infobox 1996年1月12日に発売されたスーパーファミコン用ソフト。コンパイルが開発し、徳間書店インターメディアから販売された。タイトルのとおり幼稚園時代のアルルが卒園試験に挑むまでの話。通称『はなまる』または『魔導はなまる』。ファジーパラメータなどのシステムは受け継がれたものの、3Dダンジョンではなく2Dフィールド型になった。キャッチコピーは「ぷよぷよRPG」。そのためかこのゲームでは戦闘前に『ぷよぷよ』でおなじみの漫才デモが流れる。
ゲーム雑誌「ファミリーコンピュータMagazine」では、はなまるカードが配布され、本ゲームの初回生産分にのみ付属していたNo.22を含めた、全22種を集めるとテレホンカードが貰えるというキャンペーンを行うなど、かなりプロモーションに力を入れていた。
- ストーリー
- 魔導幼稚園の卒園試験の時期が近づいてきた。しかし、卒園試験を受ける為には認定証が必要である。アルルは認定証を探すために山や谷、森や地下水脈を奔走する。
エピソード1の前日談的な内容。認定証を見つけることが話の中心であり、その後はエピソード1同様ラストダンジョンである塔の中で3つの魔導球を探すのだが、他機種よりも塔内での冒険は大幅に簡略化されてある。終盤のイリュージョンイベントはない。また、本作品のアルルの年齢を5歳と報じた雑誌があったが、別の雑誌では6歳と報じられている[32]。
なお、本作品においては、コンパイルと徳間書店インターメディアの間の連携が取れていないと思われる誤字・誤植が多数散見している。例えば、サタンの年齢も本来なら10万14または15歳であると思われるが、ゲーム中ではサタンに関するクイズに正解するための情報として「私も今年で100000と… …14さいになった(10万14歳)」というメッセージがあるが、そのクイズでは100000014(1億14歳)が正解になっていたり(10万14歳の選択肢がない)、販促活動の一環として徳間書店インターメディアが制作したカードでは、アルルの血液型をAB型としているなどが挙げられる[33]ほか、問題は版権の管理にも及び、本作品のオリジナルキャラクターであるデビル君や園長先生等は、以降コンパイル側単独では使用できなくなってしまった。
当時のディスクステーションやコンパイルクラブにはオープニングデモの一部が載せられていたが、何らかの理由で没になったようで、製品版には採用されていない。また、当時紹介されていた全体マップも製品版とはだいぶ異なる。没となったオープニングストーリーは、「魔導村で唯一自分のファンクラブに入らなかった、後にアルルの母親になる女性を逆恨みしたサタンが、7年後に暗躍する」といったものであった。
テンプレート:要出典範囲製品版では、サタンの別荘にはサタンと彼に捕まったデビルがいて、アルルはサタンと友好的に出会い、デビルが隙を見て脱獄、カーバンクルはここでのイベントは無関係と、3名が完全に独立している。テンプレート:要出典範囲
本筋は「『A・R・S』のアルル編で4歳のアルルとカーバンクルが出会い、改めて『II』で16歳になったアルルとカーバンクルが再会する」というシナリオだが、6歳のアルルとカーバンクルの再会がゲーム中で明確に描かれるのはこの作品だけである[34]。 テンプレート:-
魔導物語I
テンプレート:Infobox 『1-2-3』のエピソード1をメガドライブに移植した作品。1996年3月22日発売。開発・販売ともにコンパイル。ただし、内容的にはゲームギア版『I』の再リメイクに近い。通称『MD魔導』。魔法を使う際には従来のコマンド選択方式ではなく、リアルタイムに特定のコマンドを入力する「マジカル・アクティブ・オペレーション」方式[35]を採用している他、魔物を仲間にして戦わせる「アミーゴカプセル」という独自のシステムを実装。また今までのエピソード1では「塔の脱出」が卒業条件だったが、今回は「塔を脱出するまでに課題をいくつクリアできるか」に変わっており、塔を脱出したものの採点結果によっては不合格になるというパターンもありうる。
- ストーリー
- 今日は魔導幼稚園の筆記試験。この試験に合格したものだけが魔導の塔での卒園試験に進むことが出来る。しかしアルルはさっぱり分からず、居眠りをしていた上に鉛筆を転がして回答していた。ところがどうしたことか、筆記試験に合格したのはアルルだけ。先生に魔導スーツを着けてもらい、アルルは塔へと入っていた。塔の中でアルルは2年前に卒園したカミュ先輩に出会った。この試験の審判を勤めているのだという。そしてもう一人、アルルのクラスメイトであるラーラが塔の壁を破って現れた。風邪で筆記試験を欠席した彼女には、アルルが卒園試験に進んだのが許せず、妨害に来たのだった。しかし、憧れのカミュ先輩を目にすると妨害を止めて彼を追いかけていってしまったので、アルルは試験を続けることにした。
ゲームギア版で登場したカミュが再登場。ただし今回はライバルではなく、アルルより2歳年上の先輩という設定になった。本作の目的は魔導球を見つけることではなく、塔に仕掛けられた100問のテストを解き、80点以上を取ることである。終盤のイリュージョンイベントはない。また、本作品の園長先生は老婆であり、『魔導物語 はなまる大幼稚園児』に登場する若い男性の園長先生とは全く別人になっている。
発売までが長引いたため、当時はメガCD版『シャドウラン』ともども発売中止の噂が広まっていたものの、その後コンパイルより開発中止でなく発売延期と発表された[36]。メガドライブ最後のカートリッジソフトだったため店頭には殆ど並ばず、コンパイル直販の通信販売が主となり、市場では長らく高値で取引されていたが、コンパイルが『ぷよぷよ』シリーズの販売を終了した前後に在庫が大量に流出、価格が暴落した。
魔導物語 はちゃめちゃ期末試験
テンプレート:Infobox 1996年9月6日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション Vol.12」収録のゲーム。この号から、ディスクステーションはWindows95用となった。スタッフが用いた略称である『はめきん』が通称。
堕王健司(織田健司)がシナリオを担当。アルルの通う魔導学校の期末試験を受けるという内容だが、後半からシリアスな展開になる。前作と比べてアルルやルルーの会話の描写が多くあり、アルルの心境がよく分かる。
『魔導物語3』の続編の物語。発売前のコンパイルクラブの告知では「1-2-3の正当な続編」と銘打たれていたが[37]、製作者インタビューで織田健司は『魔導物語3』からの続編ではあるが、『魔導物語4』ではなくあくまで外伝としている[38][39]。
本作はマウス専用ゲームであり、キーボードだけではダンジョン内を移動することしか出来ない。
本作は韓国版『DS Vol.1』にも『魔導傳記(마도전기) 엉망진창 기말고사』(直訳で「めちゃくちゃ期末考査」)として収録された。
2004年6月18日にはアイキの配信サイト「あいき ゲーム横丁」にてセガの許諾の下でダウンロード販売も開始されたが、サービス終了に伴い配信を停止し、後に同サイトの内容を引き継いだD4エンタープライズの「コンパイルステーション」においても、当時の配信ソフトのうち本作と『魔導対戦はさむんちょ』は配信されていない。
- ストーリー
- アルルはカーバンクル、ルルー、ミノタウロスと共に魔導学校にたどり着いた。魔導学校の「マスクド校長先生」は変わったことが大好きで生徒はいつも振り回されっぱなし。そして今日も唐突に期末試験が始まった。期末試験の内容は、彼が作ったダンジョンの早抜けである。
魔導物語I 炎の卒園児
テンプレート:Infobox 1996年12月13日にPCエンジン用にアーケードカード専用CD-ROMとしてNECアベニューから開発・販売された、『1-2-3』のエピソード1を移植した作品。通称『PCE魔導』。
ハード末期に発売された上に、コンパイルは一切開発に携わっていないので直販の通信販売でも扱われることが無く、メガドライブ版以上に稀少。現在でも高値で取引されている。本作の開発はゲームギア版『II』のころから始まっており、当初はエピソード2と3も続編として移植する予定であった。
一部のイベントでセリフに声が付くほか、本作オリジナルの魔物やアイテムが数多く登場し、それらの多くは徳間書店インターメディアのゲーム雑誌『PC Engine FAN』の企画にて読者応募されたものである。これらのイベントやキャラクターの中には世界観から少々ずれているものもあるが、終盤のイリュージョンイベントは踏襲されていて、ゲーム設定に見合わない程の迫力がある。最大の欠点は、フロアを移動したときの読み込み時間が長過ぎること。
声優陣は同社が過去に発売した『ぷよぷよCD』『ぷよぷよCD通』の担当声優が主となっており、主人公アルル・ナジャの声は三石琴乃が担当した。
本作品は他の『魔導物語I』と違い、強さのみでなく優しさが一定以上でないと先に進めないギミックがある(優しさは赤い魔導球の輝きで表示され、魔物との会話により変動する)。 テンプレート:-
魔導物語 魔導師の塔
テンプレート:Infobox 1997年9月6日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション Vol.16」収録のゲーム。システムは『はめきん』と同じだが、マウスだけでなくキーボードにも対応している。
時系列は『はめきん』の前後だが、シェゾが主人公の外伝的な物語[40]。元々は一介の魔物、即ち個人名ではなく種族名であったウィッチが、一個人として祖母と共に出演、主要人物の扱いになっている。シェゾを主役にしたのはDS12号のアンケートハガキを参考にしたらシェゾ主役の要望が多かったからで[41]、シェゾの服を黒色にしたのは白では画面栄えがしなかったからとのこと[42]。
2000年にはVectorの「こんぱいるゲーム横丁」にてダウンロード販売も行われていたが、アイキへの移行に伴い終了した。
本作は韓国版『DS Vol.3』にも『魔導傳記(마도전기) 마도사의 탑』(直訳も日本版と同じ「魔導師の塔」)として収録された。
- ストーリー
- 他人の魔導力を吸収することで自らの力を高めている魔導師シェゾ。50年前に隕石の落下を防いだ魔女ウィッシュの存在を文献を読んで知った彼は、ウィッシュの魔導力を吸収するために彼女がいるという塔へと向かった。
本作はダイアキュートを使った場合は、次の魔法の詠唱をするときに頭の部分だけでなく台詞全体がダブる(エコーがかかる)。 テンプレート:-
魔導傳記 엘리시온의 비밀
テンプレート:Infobox 韓国で1998年3月20日発売の韓国版「디스크 스테이션 (Disc Station) Vol.5」に収録されたオリジナル作品で、日本未発売の『魔導物語』。タイトルを直訳すると『魔導物語 エリーシオンの秘密』となる。なお、韓国では後に、韓国版『はめきん』と『魔導師の塔』を合わせ『魔導傳記1,2,3』としてセット販売も行われていた。外伝的性格を帯びた作品である[43]。
グラフィックやBGMなどは『はめきん』と『魔導師の塔』の素材を流用して作られている。従来のシステムに加えて、ガイドライン機能とスムーズスクロール機能を唯一実装した『魔導物語』である。
元々、本作は韓国先行リリース後に日本版ディスクステーションへの収録も予定されていた[44]。当時のコンパイルはディスクステーションの世界展開を考えており、日本のディスクステーションのゲームにも、「jp」、「en」、「kr」の3つのフォルダが用意されていた(「en」、「kr」の中身は空)。しかし、韓国でリリースする直前に日本のコンパイルが経営破綻してしまったため、この作品の日本語版は公式には登場していない。 テンプレート:-
セガサターン版 魔導物語
テンプレート:Infobox 1998年7月23日にセガサターン用ソフトとして販売された。通称『SS魔導物語』『SS魔導』『サターン魔導』など。キャッチフレーズは「ロープレ世界に大打撃」「みんなにやさしいRPG」。コンパイルから発売された最後の『魔導物語』シリーズである。
本作では、数値でパラメータが表示される、パーティを組んで行動する、2Dフィールド等、これまでの『魔導物語』シリーズの特徴であった要素の大半を捨て去り、一般的なシステムのRPGになった。もっとも、今までの『魔導物語』の特徴が初心者にはとっつき難いものだったことも確かである。「普通のRPG」というのも今までの作品と比べた場合のことであり、本作では2.5Dクォータービューシステムを搭載している。
発表当初は、アルルが自宅を立ち魔導学校へ向かうという、『1-2-3』のエピソード2と3をリメイクするものになる予定であったが、コンパイルの経営破綻なども影響し製作が進まず、製品版ではシナリオが大きく変更されることになった。後に、本作の製品版シナリオは『魔導物語'98』として、変更前の未発表シナリオは『真・魔導物語』として、本作のディレクターの織田健司によってノベライズされ(#真・魔導物語シリーズおよび#『真・魔導物語』設定の節を参照)、これに準拠した設定資料が『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』に収録された。この初期設定によれば、従来の『魔導物語』シリーズの1000年後の世界=『ぷよぷよ』世界を舞台にしたものだとされるが、実際のゲーム中でそれが語られることは一切なかった。コンシューマでの完全新規シナリオではあるが、「コンパイルクラブ」や「ディスクステーション」に於いて正伝か外伝かを定義付けられたことは一度もない。
当時の公式HPにおいて登場キャラクターの人気投票が行われていた。結果は以下。
順位 | キャラクター名 |
---|---|
1位 | シェゾ・ウィグィィ |
2位 | アルル・ナジャ |
3位 | ウィッチ |
4位 | カーバンクル |
5位 | ドラコケンタウロス |
7位 | キキーモラ |
ルルー | |
8位 | サタン |
9位 | ラグナス・ビシャシ |
10位 | ハーピー |
ももも |
iアプリ版 魔導物語
テンプレート:Infobox 2005年12月14日よりジー・モードからi-mode携帯電話向け有料サイト「R.P.G-mode」で配信されていた[45]が、権利関係の都合で2006年6月30日をもって配信終了。iアプリ(Java)505i以上の環境が必要。製作はコンパイルから営業権を譲渡され、当時『魔導物語』の権利元であったアイキ。ボイスはないが、システムはWindows版に近いものが使用されている。上空に岩石を出現させて落とす魔法「ストーン」はこの作品にしか登場していない。『真・魔導物語』設定より後に作られた新作であり、この作品は年表に組み込まれていない。本作にはアイキ製作の『ポチッとにゃ〜』の登場人物「グラベル」の過去の姿を思わせる同名のキャラクターも登場している[46]。
- ストーリー
- ある値が危険なことになったアルルは、この問題を解決する為に新しく見つかったダンジョンへ向かった。そのダンジョンには偶然にもシェゾも探索していた。アルルが気にする値、それは自身の体重で、彼女は痩身のための運動としてダンジョン攻略をしていたのであった。隠された不老長寿の秘密を知るために探索をしていたシェゾは、ダンジョンを馬鹿にしているのかと大激怒。そんなシェゾを倒して先に進み運動を続けるアルルであった。
〜聖魔導物語〜
テンプレート:Infobox 2013年3月28日発売のPlayStation Vita用ソフト。ダンジョン探索型RPG。発売元はコンパイルハート(販売はアイディアファクトリー)、開発はコンパイルハートおよびゼロディブ。また、開発協力として『魔導物語』の知的財産権を持つD4エンタープライズの社名が記載されている。
D4エンタープライズ初のパッケージ用の完全新作ゲームタイトルソフトであり、同時にコンパイルハートが営業権を取得して以降初めて発売された旧コンパイルゲームのシリーズ新作である。
「魔導物語★新生」という見出しで、旧作から登場キャラクターを一新した完全新作。新キャラクターのププルが主人公になっている。なお、旧作のキャラクターはモンスターも含め一切登場しない。
- 本作オリジナルの登場人物については魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物#聖魔導物語の登場人物を参照。
俗に言うローグライクゲームであり、従来の魔導物語のシステムよりもむしろ『わくわくぷよぷよダンジョン』に近い[47]。製作者は、ププルが動き回ることを前提にしたキャラクターが表示される3DダンジョンRPGとしている。
通常版の他に、「スペシャルシチュエーションCD」や「設定資料集」などの特典が付属した限定版も同時発売。また、ゲーム発売日と同日に、全25曲を収録した『〜聖魔導物語〜 オリジナルサウンドトラック』もZIZZ STUDIOより発売された。2013年4月16日には体験版が無料配信開始。ゲーム本編に対する不具合修正のバージョンアップや、ダウンロードコンテンツ(一部有料)の配信も何度か行われている。
欧米でも『Sorcery Saga: Curse of the Great Curry God』として、アメリカではAksys Gamesより2013年12月10日に、ヨーロッパではRising Star Gamesより2014年2月21日に、それぞれ発売された。また、韓国でも『성마도이야기』(訳すと聖魔導物語)としてサイバーフロントコリアより2013年12月19日に発売された。
- ストーリー
- 魔導学園中等部の卒園試験で『魔導の塔』に挑んだププルは、魔導球でなく伝説の魔導カレーのレシピと謎の生き物「くぅちゃん」を連れて塔を出てしまう。卒業どころか停学になってしまったププルは潰れそうな近所のカレー屋を救うために、伝説の魔導カレーに必要な四つの『究極食材』を捜し求める旅に出る。
- ゲーム使用曲
- オープニングテーマ『Shiny Blue』
- 歌 - ゆいかおり(小倉唯&石原夏織) / 作詞・作曲・編曲 - sino
- エンディングテーマ『ツナグミライ』
- 歌 - A.m.u. / 作詞 - A.m.u.・江幡育子 / 作曲 - 磯江俊道 / 編曲 - 豊田リョウジ・磯江俊道
- 挿入曲『奇天烈カルダモン 〜ププルのテーマ〜』
- 歌 - SHAKE / 作詞 - 江幡育子 / 作曲 - 磯江俊道
- 挿入歌『くぅちゃんのテーマ』
- 歌・作詞 - 江幡育子 / 作曲・編曲 - 磯江俊道
- 挿入曲『The young and unequaled king 〜魔王のテーマとバッハ〜』
- 歌 - ワタナベカズヒロ / 作詞 - 渡邉カズヒロ / 作曲・編曲 - 加藤敏樹
- 挿入曲『とろぽよ不思議少女 〜プニィのテーマ〜』
- 歌・作詞・作曲 - 江幡育子 / 編曲 - 磯江俊道
- 挿入曲『la la la città 〜街のテーマ〜』
- 歌・作詞 - 早乃香織 / 作曲 - 江幡育子 / 編曲 - 加藤敏樹
- 挿入曲『Battle Flavourt 〜小ボスのテーマ〜』
- 歌 - A.m.u. / 作詞 - 渡邉カズヒロ / 作曲・編曲 - 黒川陽介
- 挿入曲『花信奮迅 〜ラスボスのテーマ〜』
- 歌 - 早乃香織 / 作詞 - 江幡育子 / 作曲・編曲 - 大山曜
- 挿入曲『Hobgoblin Bon Appetit 〜モンスターハウスのテーマ〜』
- 歌 - 江幡育子 / 作詞 - 渡邉カズヒロ / 作曲・編曲 - 磯江俊道
- 主要スタッフ
- プロデューサー - 水野尚子(コンパイルハート)、原神敬幸(ゼロディブ)
- ディレクター - 北野誠(コンパイルハート)、川上圭一(ゼロディブ)
- メインキャラクターデザイン - モタ / ゲストキャラクターデザイン - 壱
その他関連作品
- 魔導師ラルバ
- 本作品より以前、1988年発売のMSX2版「ディスクステーション」創刊号より連載されたコマンド選択式アドベンチャーゲーム(当時のゲーム中タイトル表記は「Lulba」)。その後、1990年7月20日にシナリオを追加して1本にまとめ内容を強化した『魔導師ラルバ 総集編』として、DS増刊号「DX#2」扱いで単品発売された。2003年12月4日にはProject EGGでも『総集編』が配信開始。
- 本作はディレクターの米光一成を始め、後の『魔導物語1-2-3』とスタッフが一部共通しているため、本作の登場キャラクターやキーワードのいくつかが後の『魔導物語』シリーズへと受け継がれている。また、本作のボスのひとりであったアウルベアは後に「魔導師ラルバの手先」という設定のまま『ぷよぷよ通』へも登場したため、アウルベアの著作権のみセガへ移行している。
- ぷよぷよシリーズ
- 本作品の登場人物を用いたパズルゲーム。アーケード版の第1作は『1-2-3』エピソード3の後の話になっており、各作品の魔物やエピソード2・3の主要人物達が敵キャラクターとして登場する。以降は『ぷよぷよ』シリーズの知名度の方が上がったこともあり、『魔導物語』シリーズへ設定などが逆輸入されることも多かった。1998年にコンパイルが経営破綻したため、それ以降は『ぷよぷよ』シリーズタイトルおよび登場キャラクターの知的財産がセガに移っている。
- この他、『わくわくぷよぷよダンジョン』や『アルルの冒険 まほうのジュエル』のような、『魔導物語』シリーズではないが魔導キャラが登場するRPG作品も数作発売されていた(ぷよぷよ#その他の作品を参照)。
- BOOKタイプ「ディスクステーション」収録作品
- 「ディスクステーション」では、何度か『魔導物語』のキャラクターを用いた小作品が収録されている。ここではBOOKタイプとして発売されたDSに収録された作品を挙げる。
- 以下、BOOKタイプのVol.1 - 11収録タイトルはPC-98用、Vol.12以降はWindows95用、別冊『i miss you.』はプレイステーション・セガサターン用である。
- らっきょ喰うカーバンクル(Vol.1)
- DS98収録作品のリメイク。カーバンクルを主人公にしたドットイートゲーム。
- わんだふりゃ魔導ランド(Vol.4)
- クリックミニゲーム『あっぷるそーす』シリーズの9作目。遊園地の各所をクリックするとさまざまな事が起こる。
- ばよえ〜んウォーズ 大魔導戦略物語(Vol.5)
- 戦略シミュレーションゲーム。本作で初登場となったモンスターの一部は後に『ぷよぷよ』シリーズにも登場した。
- いもほり(Vol.6)
- 対戦カードゲーム。登場キャラクターはオリジナルだが、『魔導物語』のキャラクターがカードの絵柄として登場している。
- キキーモラのおそうじ大作戦(Vol.7)
- キキーモラを主人公にしたドットイートゲーム。
- 大魔導戦略物語'95(だいまどうせんりゃくものがたり きゅうじゅうご)(Vol.8)
- 戦略シミュレーションゲーム。『大魔導戦略物語』の続編。
- 魔導四五六(まどうすごろく)(Vol.9)
- すごろくゲーム。
- いもほり2(Vol.9)
- 『いもほり』の続編。こちらも登場キャラクターはオリジナルだが、カードの絵柄が『魔導物語』のキャラクターで、状況に合わせてアニメーションを行ったり、アルルの魔法ボイスなどが流れる。
- JUMP HERO外伝(Vol.11)
- シミュレーションゲーム。『JUMP HERO』シリーズの外伝作品だが、先駆けてメガドライブ版『魔導物語I』に登場したミセス・イヴとビリーバーンがこちらにも登場するほか、エンディングではアルルとカーバンクルが登場している。
- アルル漫遊記(Vol.13)
- アドベンチャーゲーム。過去の日本に飛ばされたアルル・ナジャが主人公。『魔導物語』に近い3Dダンジョン形式の移動が特徴。スター・システムを採用しており、『魔導物語』以外も含めたコンパイルキャラクター達が過去の偉人の役として登場する。
- ルルーの鉄拳春休み(Vol.14)
- ルルーを主人公にしたテキストアドベンチャーゲーム。『はめきん』の直後の話ということになっており、ルルーが魔導学校の春休みの課題に挑戦する。複数の展開に分岐するマルチストーリーになっており、展開次第では『A・R・S』で彼女をさらった犯人と決着をつけることになる。
- 『はめきん』と同じく堕王健司(織田健司)がシナリオを担当。『はめきん』同様、ルルーとアルルが友達のような会話が多く、これまでのアルルが主役でルルーは一度きりの出演の「ぷよぷよシリーズ」などで見られた、ルルーの嫉妬と誤解による単純な漫才のイメージとは違った関係が見られる。『魔導物語3』や『なぞぷよ通』からもこのような関係は見受けられたが、『はめきん』含むこれ以降の作品からこの配役が多くなる。『魔導物語』ではないものの、『はめきん』『魔導師の塔』と合わせ「新生ARS」として扱われることもある。
- テキストの選択次第では、ルルーがプレイヤーに向かって「さっき私は魔法が使えないと説明した」と文句を言ったり、「この世界に公衆電話があるはずがなかった」と言うなど、メタフィクションな台詞も見受けられる。
- 絵柄はほのぼのとした感じだが、世界観は分岐次第でシリアスからおちゃらけまで様々。エンディングの種類も豊富で、暗い・悲惨な結末も結構多い。
- ぷよまん食うカーバンクル(Vol.14)
- カーバンクルを主人公にしたモグラ叩き風ゲーム。
- モグラ叩きゲーム(別冊『i miss you.』)
- モグラ叩きゲーム。モグラがサムライモールになっている。
- 白熱ぷよりんぴっく!(Vol.17)
- スポーツゲーム。アルルとウィッチが様々な種目で対決する。後にWindows95版『ぷよぷよSUN』にも同時収録された。
- 羽毛球するカーバンクル(Vol.17)
- カーバンクルがバドミントンをするゲーム。
- セリリのはっぴーばーすでぃ(Vol.18)
- セリリを主人公にした育成シミュレーションゲーム。
- 魔導RUN(Vol.19)
- アルル、ウィッチ、シェゾ、すけとうだらが鬼ごっこをするゲーム。
- コメットサマナー(Vol.20)
- ウィッチを主人公にした面クリア型アクションゲーム。
- コメットサマナー Time Trial Version(Vol.22)
- 『コメットサマナー』のマップを変更したタイムトライアル版。
- 魔導対戦はさむんちょ(Vol.22・23)
- オセロのような対戦ゲーム。2号連続で再録され、2000年10月27日にはMSDジャパンよりソフト単体で発売もされた。
- ぷよカード(Vol.23)
- カードゲーム。セガサターン版『魔導物語』のミニゲームのアレンジ版。
- ぷよまんミステイク!(Vol.23)
- ひとつだけ違うぷよまんを探す間違い探しミニゲーム。
- なわとびするカーバンクル(Vol.24)
- カーバンクルが連続なわとびに挑戦するミニゲーム。
- 回転ぷよまん食うカーバンクル(Vol.25)
- タイミングよくカーバンクルにぷよまんを食べさせるミニゲーム。
- 踏み台昇降するカーバンクル(Vol.27)
- キーを素早く押してカーバンクルを踏み台昇降させるミニゲーム。
- レストランKING(Vol.27)
- コンパイルキャラクター達が集合した『モノポリー』形式のボードゲーム。アルル&カーバンクルがプレイヤーキャラクターのひとりとして参戦し、『魔導物語』以外も含めたコンパイルキャラクターが多数登場する。
- その他数作品存在。この他、MSX2版とPC-9801版「ディスクステーション」に収められた『魔導物語1-2-3予告デモ』の中に、カーバンクルが画面内で踊る『魔導物語音頭』というものがある。BGMには歌詞がついている。『ぷよぷよ』などのエンディングに使われたほか、当時のコンパイル社員達が合唱しているCDも存在する。
- ポチッとにゃ〜
- ぷよぷよの権利を失ったコンパイルが新たに作ったパズルゲーム。当初は『魔導物語』の千年後が舞台だと発表されていた[48]。製品版では「あの祭から千年後」とだけ表記されている。『ポチッとにゃ〜』の稼動に合わせ、「『ポチッとにゃ〜』の登場人物を用いた『魔導物語』を製作する」という企画があったが実現せず、『ポチッとにゃ〜』の登場人物が1人だけ出演するアルル達の『魔導物語』が製作されることになった。こうして出来たのがiアプリ版『魔導物語』だったが、権利関係の問題で配信が滞ってしまった。
主なアイテム
- カレーシリーズ(らっきょ、福神漬け、カレーライス)
- 食べると体力が回復する。ただし、初期作であるMSX2版の作品では福神漬けで魔導力が、カレーライスで体力と魔導力の両方が少し回復する。また、MSX2版では体力と魔導力を完全回復するキングカレー(『MSX-DS』)もしくはハヤシライス(『MSX1-2-3』)という上位版があり、体力完全回復アイテムとしては包帯がある。
- 酒シリーズ(仙人酒、魔導酒、ももも酒)
- 飲むと魔導力が回復する。PC-98版以降の作品から登場する。アルコール飲料の項にあるように、酒は呪術と結びついて考えられてきた。ももも酒とは商人もももが作った酒らしく、作品によってはもももから格安値段で買える。初期作であるMSX2版の作品では酒類が登場せず、代わりに福神漬けやきのこで魔導力を回復する。
- ゲームギア版では、お猪口・徳利・瓢箪として表記されている。スーパーファミコン版のみ丸型フラスコや、もももの形をした容器として表記されている。
- 竜シリーズ(竜眼肉、竜の肉、竜の爪、竜の牙、竜の鱗、竜の尻尾、竜の角)
- 体力と魔導力が両方回復する。PC-98版以降の作品から登場するが、作品によって登場するアイテムが異なる。
- 竜眼肉(りゅうがんにく)はPC-98版全て(『1-2-3』『A・R・S』『道草異聞』)とPCエンジン版『炎の卒園児』、竜の肉はスーパーファミコン版『はなまる』に登場し、どちらも中程度回復する。同系統のアイテムとして獣炭(じゅうたん)は食べると体力と魔導力が少し回復し、犬顎菊(いぬあごぎく)は食べると体力と魔導力が最大限まで回復する。
- 竜の爪・尻尾・角はゲームギア版全て(『I』『II』『III』『A』)・『はめきん』・『魔導師の塔』・『iアプリ版』で登場、竜の牙・鱗・尻尾・角はメガドライブ版『I』で登場し、それぞれ後のものになるほど効果が強力になる(竜の角で完全回復)。『はなまる』では竜の爪は回復アイテムではなくイベントアイテムとして登場。
- 草シリーズ(めんたま草、いだてん草/きゃくりょく草、ごうてん草、のうてん草)
- 食べることで特定のパラメータを上げる草。作品によっては安価で購入できる代わりに購入できる個数が限られている。効果は永続的に続く。
- 黄金リンゴ(黄金の林檎)
- 食べると経験球を大量に獲得でき、レベルアップを早めることができる。
- 魔導杖(パポ、ピチ、ミホ、レイ、ロフの全5種)
- 魔法の杖。装備すると消費魔導力が軽減される、大打撃が出やすくなるなど、それぞれの杖によって異なる様々な効果が現れる。PC-98版以降の作品から登場する。装備すると「優しく扱いなよ」、「どぉんと行こうぜ」、「私に適う者は無い」などと喋り、自分の意思で敵を攻撃する、持ち主を庇う、持ち主の魔法を強化するなどの行動を取る。作品によってはある程度使うと壊れる。この原型として、『MSX-DS』では持っているだけで魔法の威力が上昇する「スタッフ」シリーズが存在した。
- 魔導指輪(ララ、リリ、ルル、レレ、ロロの全5種)
- 魔法の指輪。装備すると特定の魔法の効果が時々アップするなど、それぞれの指輪によって異なる様々な効果が現れる。『はなまる』で魔導杖の姉妹品として初登場した。
- ただし、『はめきん』や『iアプリ版』では、魔導杖・指輪ともに喋ることも勝手に行動することも無く、単純に魔導杖は攻撃力、魔導指輪は防御力が上がるだけである。
キャラクター紹介
関連商品
攻略本
- テレビランドわんぱっくNo.144 ゲームギア ゲーム・ヒントブック
- 1994年8月25日に徳間書店より発売(雑誌 65596-89)。『魔導物語I 3つの魔導球』『魔導物語II 〜アルル16才〜』『シャイニング・フォース外伝 遠征・邪神の国へ』『シャイニング・フォース外伝II 邪神の覚醒』『なぞぷよ2』の全5タイトルをまとめた攻略本。
- テレビランドわんぱっくNo.146 ゲームギアゲームヒントブック 魔導物語III 究極女王様
- 1994年12月30日に徳間書店より発売(雑誌66596-91)。『魔導物語III 究極女王様』の攻略本。『魔導物語I 3つの魔導球』『魔導物語II 〜アルル16才〜』の難所についても一部解説されている。
- 魔導物語 パーフェクトガイド
- 1998年7月27日にソフトバンクより発売(ISBN 4-7973-0702-1)。『セガサターン版』の攻略本。
小説
ゲーム版『魔導物語』を原作にしたノベライズ作品。いずれも小説版独自の設定やシナリオが多い。
角川シリーズ
山本剛によって執筆され角川書店から角川スニーカー文庫として刊行された作品群。挿絵は壱。
『新☆魔導物語』『超☆魔導物語』は小説版『魔導物語』の続編扱いであり、設定とシナリオが繋がっている。
- 魔導物語
- ぷよぷよ大魔王の降臨っ! (1994年5月1日、ISBN 4-04-415601-8)
- ぷよぷよ大明神の復活っ! (1995年4月1日、ISBN 4-04-415602-6)
- ぷよぷよ大司教の陰謀っ! (1995年12月1日、ISBN 4-04-415603-4)
- 『魔導物語1-2-3』の後日談を描いた新規ストーリー。第1巻ではアルルとルルーが魔導学校に到着・入学してから数年後、卒業試験を受けることから話は始まり、巻末では『ぷよぷよ』第1作と同様のストーリーに繋がる。第2巻では『ぷよぷよ通』の前日談であるかのようだったが、第3巻以降は『ぷよぷよ』シリーズ本編と繋がっていない。本作全3巻のみコンパイル社員数名による4コマ漫画が数本掲載されている。
- エプロン姿のサタン、ぷよぷよを食べるカーバンクル等、過去作を元にしたマニアックなネタもある。
- 新☆魔導物語
- アルルとおとぎの国 (1996年8月1日、ISBN 4-04-415604-2)
- ルルーと愛の日々 (1997年3月1日、ISBN 4-04-415605-0)
- シェゾと悪の華 (1997年10月1日、ISBN 4-04-415606-9)
- 『魔導物語A・R・S』の内容を踏まえた新規ストーリー。『A・R・S』でのそれぞれのエンディング経過後の未来を元にしている。第1巻では『A・R・S』のアルル編と同じく4歳のアルルを主人公にしているが、第2巻と第3巻は時系列上では『(無印)魔導物語』シリーズよりも後の話である。第2巻は、さらに『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』の後日談である。
- 超☆魔導物語
- うぇるかむ・とぅ・ぷよぷよダンジョン!! (1999年4月1日、ISBN 4-04-415609-3)
- でぃてくしょん・あっと・ぷよぷよダンジョン!! (1999年8月1日、ISBN 4-04-415610-7)
- ばとる・おぶ・ぷよぷよダンジョン!! (2000年3月1日、ISBN 4-04-415612-3)
- ローグライクゲーム『わくわくぷよぷよダンジョン』を原作にした作品。第1巻では概ねゲーム版シナリオに沿った内容だが、時系列上は『新☆魔導物語』よりも後であり、第2巻以降は小説版独自の展開となる。
オリジナル登場人物
- ルシファー(Lucifer)
- 角川シリーズ全巻に登場。アルルとルルーの担任を務めた、魔導学校の教師。常にフードで素顔を隠している。サタンの双子の弟。魔力が強く、理知的で戦術にも長けている魔族。一人称は私(わたし)。無印2巻以降はアルルの師匠。事態を面白い方向に進ませることが好き。彼の持つ雰囲気は春の陽光らしい。料理上手。かつて時の女神と恋に落ちたことで、ツノを剥ぎ取られた。幅広い知識を持ち、本シリーズでは最強、サタン以上に食えない。名前は英語で「堕天使の長」を意味する。
- ケーニヒス・ティーゲル・フォン・シュテルン(Königs Tiegel von Stern)
- 無印版1〜3巻に登場。魔導学校の教師であり、通称シュテルン(博士)。ルシファーとは付き合いの長い友人で、別名格闘機械魔導師。彼も魔族であり、正体は全ての動物や精霊の長。普段は、スキンヘッドに真紅のハチマキを巻いたマッチョオヤジな風体の人間の男性だが、真の姿は巨大な怪獣のような獣王であるため、人間との恋愛に興味はない。ハゲオヤジ呼ばわりが大嫌い。ホッタテ小屋が揺れるほど声が大きい。無印2巻以降はルルーの師匠。『新☆魔導物語』や『超☆魔導物語』には直接登場しない。格闘技と魔法と機械類が大好き。ルシファーに負けず劣らずの博学。船に弱い。通称名はドイツ語で「星」、フルネームは「星のるつぼの王→ありとあらゆるものを治める者」を意味する。
- マサムネ
- 無印版2・3巻に登場。40歳を超えている、月代のない侍。息子持ちの寡にして、アルルに亡き妻の面影を見て片想いしている。人間でありながら、技量は高位魔族(ルシファーとシュテルン)と並ぶ。彼自身は長身だが、息子のムラサメはちびっこ忍者である。
- アーサー・ペンドラゴン・キャメロット
- 無印版3巻に登場。通称アーサー。ぷよぷよ大司教によって、足枷付きのペンギン姿に変えられた、キャメロット城の城主。素顔は端整らしい(挿絵は無い)。彼の城には光の剣が代々伝わり、それと闇の剣を揃えれば世界を征服する力すら手に入るらしい。アルルのことが好きな様子。自身の名前がアーサー・ペンドラゴン、父の名前がウーサー、城の名前がキャメロットと、アーサー王物語に由来する名称が多い。
また、本シリーズのサタンは一人称が「オレ」で、威圧的な雰囲気を持っている。ルシファーとは仲が悪い。
真・魔導物語シリーズ
『はめきん』や『セガサターン版』のプロデューサーの織田健司によって執筆されアスペクトからファミ通文庫として刊行された作品群。挿絵は壱(『ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ』を除く)。角川シリーズとは全く繋がっていない。
『真・魔導物語』設定に基づいて書かれている。数ある派生作品のひとつの様子。
- 魔導物語'98 次元生命体の恐怖! の巻
- 1998年9月3日発売(ISBN 4-7572-0148-6)、改訂版が2000年11月17日発売(ISBN 4-7577-0273-6)。『セガサターン版魔導物語』のゲームシナリオのノベライズ作品。
- ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ
- 1999年9月13日発売(ISBN 4-7572-0507-4)。同名ゲームのストーリー中盤までを元にしたノベライズ作品。また、ゲーム本編では少し語られていたのみだった、本作の前日譚にあたるアルル達の戦いを描いたエピソードがある。挿画は工藤大樹&はしもとくにお。
- 真・魔導物語(第一期)
- 世にも不思議な落ちこぼれ魔導師の巻 (1998年12月、ISBN 4-7572-0271-7 / 改訂版:2000年11月17日、ISBN 4-7577-0274-4)
- ガール・ミーツ・ガールの巻 (1999年7月、ISBN 4-7572-0479-5 / 改訂版:2001年6月25日、ISBN 4-7577-0514-X)
- 誕生! 最強(?)のパーティーの巻 (2000年5月31日、ISBN 4-7577-0012-1)
- 嵐を呼ぶ!? 美少女コンテストの巻 (2000年7月19日、ISBN 4-7577-0139-X)
- 天地逆転・怒濤のゴーレム大戦! の巻 (2000年9月20日、ISBN 4-7577-0189-6)
- 三人の封印賢者の巻 (2000年11月20日、ISBN 4-7577-0252-3)
- 決戦! 巨大魔導要塞の巻 (2001年1月20日、ISBN 4-7577-0306-6)
- 魔導少女(アルル・ナジャ)に祝福あれ! の巻 (2001年3月19日、ISBN 4-7577-0364-3)
- 『セガサターン版魔導物語』の開発中に没となり未発表となった、内容変更前のシナリオを元にしたノベライズ作品。その後、第二期以降も続く予定だった。1巻には真・魔導物語の設定が「魔導物語正史年表」として巻末に掲載され、後に書籍『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』にて「魔導物語年表 Ver.2.0」として一部改稿して再録された。
- 真・魔導物語 外伝 金色の勇者
- 2001年7月19日発売(ISBN 4-7577-0500-X)。真シリーズ(第一期)から366年前、ルーンロードとラグナスの戦いを描いた作品。
オリジナル登場人物
- デウス / アスモデ
- 1・3・6〜8巻に登場。前者は人としての名、後者は魔族としての名である。金髪碧眼の眼鏡美人(※元型の時は赤目、逆光しているのか眼鏡越しからは目が見えない)。髪は長く、黒い紐で一つにまとめている。アルルとは考古学者の姿で出会ったかなり高位な魔族。博学で手先も器用。普段はお人好しかつ柔和な人柄で通し、時には厳しい(?)。外見年齢は24歳。サタンとは付き合いが長いらしい。8巻では、魔導学校への斡旋が決まり……。一人称は「わたし / 我」、語尾は「でぅす / -」。本名とその由来はアスモデウス。
- アンジェラ
- 4・6〜8巻に登場。赤い髪と緑色の目をしたショートカットの美少女。父親は魔物、母親は人間。時には狼に変化する。アルルやルルーとは仲が良い。孤児であり、現在は弟(ロメオ)と一緒に、ある食堂の女将の元に身を寄せている。
- ティアラ
- 7巻のみ登場。長い黒髪の病弱美少女。16〜17歳。ある事件の後遺症により一度は亡くなる。ある村の村長の孫娘であり、ラグナスと恋に落ちる…?。
- シャム&デニン
- 5〜8巻に登場。2人とも50歳を優に超える矍鑠とした髭じいさんで、かなりの実力者。シャムは、髪フサフサかつ生真面目で口が軽い。デニンは、ハゲ頭で少々スケベである。
- パティ
- 外伝に登場。茶髪でショートカットの美少女。17歳。捨て子で、自分を拾ってくれたベルナードを実の父親のように慕っている。体術に長けた見習い神官。ラグナスと出会い恋心を抱く。勝気かつ表情豊かで素直な性格。
- ベルナード
- 外伝に登場。50代の矍鑠としたオヤジ剣士。ラグナスの師匠兼パティの父親的存在。豪快でざっくばらんな性格。闇の剣を扱える実力者。彼の兄は、神官長兼ある町の最高責任者。
漫画
- 魔導外伝
- 「ディスクステーション」誌上に連載されていた作品。作者は日野まるこ。単行本化はされていない。
- 魔導物語外伝 初めてのまどうものがたり
- 「ディスクステーション」誌上に連載されていた作品。作者はねこにゃん。単行本化はされていない。
- ぷよぷよRPGまんが魔導物語
- 1995年8月30日発売(ISBN 4197900120)。作者はここまひ。
- 魔導物語 はなまる大幼稚園児
- 全2巻(1:ISBN 4-19-790015-5、2:ISBN 4-19-790017-1)。徳間書店インターメディア発行「ファミリーコンピュータMagazine」誌上に連載されていた『はなまる大幼稚園児』のコミック版。作者は押田J.O。
- ぷよぷよRPGまんが魔導物語 魔導カーニバル
- 全2巻(1:ISBN 4197900112、2:ISBN 4197900147)。徳間書店から発売されたアンソロジーコミック。
サウンドトラック
- 魔導物語 音楽館 -DIGITAL VERSION-
- 1990年9月21日発売。デジタルカセットテープ、デジタルコンパクトカセット形式で発売。田中勝己による『魔導物語1-2-3』の楽曲のリミックスサウンドトラック。
- 魔導物語 音楽館 DSバージョン
- 1990年12月7日発売のMSX2版『ディスクステーション #20』に収録。MSX2版『魔導物語1-2-3』の全曲オリジナル音源が視聴できるサウンドテスト。
- DiscStation original CD#2
- 1991年2月8日発売のMSX2版『ディスクステーション #22』付属CD。田中勝己による楽曲リミックス。
- 魔導物語 音楽館 リターンズ
- 1993年7月26日発売。ミニディスク形式で発売。『DIGITAL VERSION』に楽曲を追加したリミックストラック。
- 魔導物語 オリジナルサウンドトラック
- 1999年1月21日発売。発売はテイチク。『セガサターン版』のオリジナルサウンドトラック。
- 魔導物語 音楽館 RETURNS PLUS
- 2007年8月24日発売。発売はEGG MUSIC。『魔導物語 音楽館 リターンズ』の内容を復刻したリミックスCD。
- 〜聖魔導物語〜 オリジナルサウンドトラック
- 2013年3月28日発売。発売はZIZZ STUDIO。『〜聖魔導物語〜』のサウンドトラック。ゲームで使用されたボーカル9曲(オープニングテーマ除く)とBGM15曲に加え、エンディングテーマ・フルートVer.を加えた全25曲を収録。
資料集・その他
下記以外にも「ぷよまん本舗」や「ももも通販」において食品、食器、テレホンカード、文房具、衣料品、玩具、キャラクターグッズなどが販売されていた。
- 魔導大全 1996年版
- 1996年5月1日発売(ムック扱い、雑誌65813-18)。発売はソフトバンク。『魔導物語』の資料集。
- DSアニメ総集編'98
- 1998年5月発売。「ディスクステーション」に収録されたアニメの総集編ビデオ。
- コンプリート・コンパイル
- 1998年10月25日発売(ISBN 4-89369-645-9)。著:ゲークラ編集部、発売はエクシード・プレス。コンパイルが開発したゲーム作品の設定資料、制作CM、キャラクターグッズ、製作者インタビューなどが掲載されている。
- 魔導物語 ファンブック イラストレーション&アザーズ
- 1999年4月14日発売(ISBN 4-7572-0275-X)。発行はアスキー、発売はアスペクト。『魔導物語』シリーズの10周年を記念して刊行された。壱による『魔導物語』『ぷよぷよ』各シリーズのイラスト集のほか、『セガサターン版』と『真・魔導物語』設定に準拠した設定資料集も収録しており、これに沿った「魔導物語年表 Ver.2.0」も収録されている。
ウェブコミック
2007年2月14日より、D4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サイト「アミューズメントセンター」内の1コーナー、コンパイルの過去の作品のダウンロード販売等を行っているウェブサイト「コンパイルステーション」上で無料配信・連載されているウェブコミック作品。原案:猫庭王米光、原作:KEROL(GG版『魔導物語III』・『魔導物語A』シナリオライター)、作画:壱(『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズのメインイラストレーター)。ただし、米光は『魔導物語1-2-3』の原案者として名を連ねているのみで本作には携わっていない。
東方の魔導師の町「ルクレリア」に住んでいる3人のひよっこ導師の女の子、マノとチカコとカエデ(同サイトのナビゲート役)を主人公としたオリジナルストーリーとなっている。過去の『魔導物語』シリーズとの関連はほとんど無く、この3人娘は(連載開始当時の)姉妹サイトのコスプレイヤーがモデルとなっていた。
- ストーリー
- ひよっこ導師のマノ・チカコ・カエデは、ある日ピクニックに来た時に、謎の喋る魔法帽子を拾う。メールと名乗るその帽子は、北の海を隔てたロックマイヤー王国から来たという。王国が悪の魔導師ガディスに侵攻されていることを聞いた3人は、王国を目指す旅に出発した。
ウェブコミック版の登場人物
- マノ
- ひよっこ導師の女の子。火属性の魔法を使う。明るく元気いっぱいな性格。ケーキなど甘いものが好きで、メガネ男子に弱い。
- チカコ
- ひよっこ導師の女の子。水属性の魔法を使う。普段はおっとりとしているが、眼鏡が外れるとキレて激しい性格に変わる。
- カエデ
- ひよっこ導師の女の子。風属性の魔法を使う。自称ツンデレ系のおっちょこちょい。猫耳としっぽがあり、同じく耳としっぽのある動物なら友達になれる特技を持つ。
- メール
- 生きている黒い魔法帽子。ガディスに侵攻されたロックマイヤー王国からやってきて、拾われたマノ達に救いを求める。元はガディスに姿を変えられた王国付の神官で、魔法の影響により記憶を一部失っている。意識を失った人間に被せられると、意識のない間に限りその肉体を自由にコントロールできる。
- ガディス・ナ・ガン
- 悪の魔導師。百万の魔物を率いてロックマイヤー王国を襲い、民衆を奴隷に、王族とその関係者を魔法で異なる姿に変えた。力を蓄えて魔界へと攻め込もうとしており、「魔界への鍵」となるメールを捕らえるため、魔導師団に司令を下す。初登場の5話のみ「ザディヌ・ナ・ガン」と表記されていた。
- ヴァリス・ゲー
- ガディス側近の魔導師団師団長。ゲー姉妹の長女。赤髪。モノスと共にガディスの命令を受け、メールとマノ達を追う。
- モノス・ゲー
- 魔導師団軍曹。ゲー姉妹の末っ子。緑髪。毎回無鉄砲にマノ達に襲いかかって失敗し、ヴァリスにお仕置きされている。
- マジス・ゲー
- 魔導師団特務隊長。ヴァリスの妹でモノスの姉。黄髪。西方前線を任されていたが、ガディス軍に甚大な被害を与え去っていった謎の魔法剣士を追って東方の地にやってくる。
- アルバ
- 銀髪の魔法剣士の青年。「不死のアルバ」と呼ばれ、傷を負っても即座に回復し死なないが、肉体は徐々に損傷している半死人。実は彼の魂は魔界にあり、空の器である肉体のみ現世にある。かつてメールと関わりがあったらしい。
- トロス
- アルバと共に行動する、喋る「封印の剣」。元はメールと同じくガディスに姿を変えられた王国付の神官。
- メフィスト
- 魔界の住人である悪魔。人間界におけるガディスの魔界侵攻の動きを察知し、その野望を阻止しようとする。なお、魔界と人間界との関係が崩れたのは「サタン様の人間界への干渉が過ぎたため」とされるが、旧シリーズの同名人物との関連は不明。
脚注
関連項目
- 以下は、いずれも派生作品のほうが有名になってしまった作品である。
外部リンク
- 株式会社D4エンタープライズ
- コンパイルステーション - ウェブコミック版の新『魔導物語』が公開されている。
- 魔導物語1-2-3 MSX版 for Windows - 2000本限定生産。
- 〜聖魔導物語〜 - コンパイルハート
- ↑ 船津稔 「コンパイル、「ポチッとにゃ〜」、「魔導物語」等のコンテンツを有限会社アイキへ譲渡」 GAME Watch、2003年1月30日。
- ↑ 「株式会社コンパイルハートとの業務提携について」 D4エンタープライズ、2010年10月28日。
- ↑ 「コンパイルハート,旧コンパイルのコンシューマゲームの営業権を,D4エンタープライズから取得と発表」 4Gamer.net、2010年10月28日。
- ↑ 誤解されやすいが、コンパイルハート自体が版権を所持しているわけではない。
- ↑ 一作目が『Ⅱ』から始まるのはスターウォーズのパロディ。こどものもうそうblog2009.07.23より。
- ↑ 「D4エンタープライズ、『魔導物語1-2-3』を夏コミで復刻販売」 ジーパラドットコム、2008年7月25日。
- ↑ 当時出ていた表計算ソフトLotus 1-2-3(ロータス ワン・ツー・スリー)からの訴訟を恐れてこのような読みにしたとのこと。こどものもうそうblog2009.07.23より。
- ↑ ファミリーコンピュータMagazine付録小冊子のTim'95 GAME SOFT PROJECTにて「アノぷよぷよキャラクタがところせましと大あばれ!」魔導物語と紹介されている。(発売後には、「ぷよぷよRPG」魔導物語が公式なキャッチコピーになった)
- ↑ ディスクステーション6号P44より「『ぷよぷよ』世代の子供たちにより楽しんでもらおうと『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』に登場したモンスターのほとんどが登場。」「SFC版は、『ぷよぷよ』がRPGになった!?という雰囲気を持ったゲームなんだ。」
- ↑ 魔導物語'98(サターン魔導の小説版)あとがきで、サターン版ディレクターの織田健司は魔導物語の世界設定を「今回はあえてマモノたちがコミカルな『ぷよぷよ』の設定に基づき、それに近づけてみました」「自分が最終的に選んだ方法は、『ぷよぷよ』ワールドをベースにした『魔導物語』です」と書いている。
- ↑ ディスクステーション12号P14はちゃめちゃ期末試験の記事では「魔導物語の正伝は、3本出ているんだ」としてPC-98版の魔導物語1-2-3を挙げている。
- ↑ ディスクステーション16号P28魔導師の塔の記事では「『魔導物語1-2-3』から『はちゃめちゃ〜』『ルル鉄〜』と続く本編の流れ」としている(魔導師の塔は本編から離れた外伝的なものとも書かれている)。
- ↑ ディスクステーション19号P19の年表では『MSX版の1-2-3』『PC98版のA・R・S』『はちゃめちゃ期末試験』となっている。
- ↑ コンパイルクラブ101号P5、魔導物語A・R・S特集
- ↑ 魔導大全1996年度版P9では1-2-3とA・R・S/道草異聞とぷよぷよシリーズ/なぞぷよ/はなまる大幼稚園児の4種のパラレルワールドがあり、同一時間軸上に置くことは不可能としている。
- ↑ す〜ぱ〜ぷよぷよ通取扱説明書P26、す〜ぱ〜ぷよぷよ通リミックス取扱説明書P28
- ↑ 『真・魔導物語』I巻あとがきより、「これは自分の中での本来の魔導物語」
- ↑ 『真・魔導物語』VIII巻あとがきより、「これは僕の頭の中だけで描いている魔導物語」「『未発表版サターン魔導』は今ここに完結しました」
- ↑ コンパイルクラブ21号P6「さらに自動マッピング装置もつくので、前作よりさらにマッピング不要の3D・RPGになるのだ。」
- ↑ すごろくRPG『ルーンマスター』、シューティングゲーム『アレスタ2 プロトタイプバージョン』との同時収録。
- ↑ テクノポリス1993年9月号特別付録 『魔導物語ARSやったなぁ!!いきなり先取りファンブック』P14
- ↑ 電波新聞社『ALL ABOUT ぷよぷよ通』P.138より。
- ↑ コンパイルクラブ37号P14
- ↑ 各主人公の名前の綴りは、パッケージ裏面の表記では「ARLE」、「RULUE」、「SCHEZO」と記載されているが、ゲーム上の表記では「ARLE」、「RURUE」、「SHE-ZO」のように綴りが異なっている。後のシリーズではパッケージの方の綴りが正しい表記とされた。
- ↑ コンパイルクラブ新装地下1号(コンクラ38といっしょ号)P4
- ↑ ディスクステーション19号、魔導物語プロモーションムービー(なお同ムービーでは1-2-3を「いち・にい・さん」とも呼んでいる)
- ↑ コンパイルクラブ43号P3
- ↑ 本編で敵キャラクターとしてぷよぷよが登場するが、アルル自身は「同色の4匹以上の魔物」というものをそれまで見たことがなかったとされ、エンディングに「同じ頃、闇の世界も新たな生物を生み出した」という16歳のアルルがオワニモを解禁するまでぷよぷよという生物自体が存在しなかったと取れるような記述がされている。ただし本編ではぷよぷよは緑ぷよが1匹ずつしか登場せず、『1-2-3』を含めても赤・黄しか登場しなかったため、闇の世界が新たなぷよぷよを大量に生み出して同色4匹以上が同時に現れるようにした可能性もあるが、詳細は語られていない。
- ↑ オワニモ解封はアルル16歳時の出来事であるが、ゲームギア版以降の『魔導物語I』のリメイク作品では、アルル幼児期の出来事にも関わらず4匹くっついたぷよぷよが消える。
- ↑ 『魔導大全 1996年版』p.7
- ↑ コンパイルクラブ51号p.12 「Ⅲを越える奇想天外なものを。どこがAなん?ってくらい変わっとる。普通じゃ嫌なの。常に斬新なものを。」
- ↑ ディスクステーション8号P62では「5歳のアルル」と表記されているが、同号P60では「6歳のアルル」と表記されている。
- ↑ 『魔導物語』シリーズのキャラクターの公式設定ではキャラクターの血液型は設定されておらず、一部のスタッフが血液型を語った記述も公式設定には組み込まれていないあくまでも非公式なものとなっている。
- ↑ ただしシナリオ上では登場しないものの、ゲームギア版やメガドライブ版の『魔導物語I』では、「るいぱんこ」の効果でカーバンクルが出現することがある。
- ↑ コンパイルクラブ53号P3
- ↑ コンパイルクラブ55号「カーバンクルタイムズ」
- ↑ コンパイルクラブ59号P0(見返し)「今回は魔導物語IIIの正式な続編なのだ!」
- ↑ ディスクステーション12号P45「でも、『4』じゃないから、ストーリー的には続きでも、あくまで外伝だぜ、デヤーッ!!」
- ↑ ディスクステーション19号P19の年表ではサターン版魔導物語の宣伝とともに正伝扱いされている(ただし『真・魔導物語』設定自体は後に非公式の商業二次設定になる)。
- ↑ ディスクステーション16号P28「本編の流れとは全く関係のない外伝となっているのだ。」
- ↑ ディスクステーション16号CD収録編集後記、ば〜にぃMASK「DS12号のアンケートハガキを引っ張り出して魔導に関する意見をピックアップするぞ。」「シェゾ主役の要望が多いなぁ。じゃあ、主人公はシェゾかな?」
- ↑ ディスクステーション16号CD収録編集後記、ぎゃらりぃぐりこ「シェゾが主役ならまずあの画面栄えしない服をなんとかしようと、プレゼン用にいろいろラフを描きました。デザインはともかく、色は絶対黒にしたかったので、白がいいと言う上の方たちを言いくるめたりした結果。」
- ↑ 韓国版ディスクステーション5号P12。「※ 본‘ 엘리시온의 비밀 ‘ 은 외전성격을 띄고 있는 작품이며, 마도물어 본편 시리즈의 흐름괴는 전혀 관계없음을 알려드립니다.」(訳:この『エリーシオンの秘密』は外伝的性格を帯びた作品であり、魔導物語シリーズ本編の流れとは全く関係ないということをお知らせします。)
- ↑ ディスクステーション17号P71。「この韓国オリジナル魔導物語は、日本語に翻訳して日本版DSにも掲載予定。楽しみに待っててね。」とのこと。
- ↑ G-mode: ドコモ『R.P.G-mode』に、名作ロールプレイング「魔導物語」が登場! - ジー・モード広報資料、2005年12月15日。なお、前記も含め複数のサイトにて、本作のストーリーが「魔導幼稚園の卒園試験のため謎の3Dダンジョンに挑戦する物語」と紹介されていたが、これは誤りである。
- ↑ ただし、本作に登場する若き剣士グラベルと、『ポチッとにゃ〜』に登場する亡霊グラベルには、時系列上の矛盾があるため(『ポチッとにゃ〜』の舞台は『魔導物語』の1000年後とされるが、グラベルが没したのは『ポチッとにゃ〜』本編の300年前)、同一人物であるかどうかは不明。
- ↑ 週刊ファミ通2013年1月3・10・17日合併号、P61によれば、従来の魔導物語のシステムだと一人称視点になってしまいキャラクターのビジュアルが活かせなくなるからとのこと。
- ↑ コンパイルクラブ103号P5には「魔導物語より千年たった世界を舞台にしている」「本格的に時間を超越して過去と未来がリンクするのは『ポチッとにゃ〜4』あたりになるのではなかろうか」と書かれている。