頸城山塊
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頸城山塊(くびきさんかい)は、関川以西で姫川以東、長野県と新潟県との境に連なる山域の総称。「頸城アルプス」あるいは「妙高連峰」と呼ばれることもある。主要な火打山、妙高山、新潟焼山は「頸城三山」と呼ばれる。
概要
この山塊は1956年(昭和31年)7月10日に、上信越高原国立公園に追加指定された[1]。一帯は、高山植物に恵まれていて、チシマザクラの南限とされている。富士火山帯の最北端に位置し、妙高山には外輪山があり、活火山の新潟焼山がある[2]。このため周辺には、多くの温泉がある。一帯は、有数の豪雪地帯であり、山麓には多くのスキー場が開設されている。
動植物
火打山の頂上付近のハイマツ帯にはライチョウ(雷鳥)、高谷池などにはハコネサンショウウオ、山麓にはツキノワグマ及びノスリやゴジュウカラなどの非常に多くの野鳥が生息している。
ライチョウ | ツキノワグマ | ノスリ | ゴジュウカラ |
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125px | 145px | 155px | 140px |
- 高山帯(標高2,200m以上)には、ハイマツや多く高山植物が自生している[3]。
- 亜高山帯(1,650mから2,200m)には、ナナカマド、ダケカンバ、オオシラビソの樹林帯である。火打山の高谷池や天狗の庭には池塘があり、ハクサンコザクラ、イワイチョウなどの高山植物の群生地がある[4]。
- ブナ帯(1,000mから1,650m)には、ブナ、ミズナラ、カエデ、シラネアオイなどが見られる。
- 低地帯(600mから1,000m)には、カラマツ、スギなどの針葉樹の植林、シラカバ、クマザサなどが分布している。
ハイマツ | ハクサンコザクラ | オオシラビソ | ブナ | ミズナラ | シラネアオイ |
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100px | 100px | 100px | 100px | 100px |
地理
主な山
雨飾山 | 新潟焼山 | 火打山 | 妙高山 |
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135px | 150px | 150px | 150px |
周辺の峠
山塊の稜線は複雑に連なっていて、いくつかの峠の名称が付けられている。
源流の河川
山塊を源とする川は、すべて日本海へ流れる。
周辺の温泉
妙高山の東側に山麓には、多数の温泉地があり、「妙高温泉郷」と呼ばれている。また雨飾山山麓にも温泉地がある。
周辺のスキー場
山麓には多くのスキー場があり、春先に山スキーで利用されることもある。一部のスキー場は、休業したり廃業したりしている。
関連画像
脚注
関連項目