国道339号
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国道339号(こくどう339ごう)は、青森県弘前市から東津軽郡外ヶ浜町に至る一般国道である。
東津軽郡外ヶ浜町龍飛の龍飛岬附近に「階段国道」と呼ばれる区間があり、階段部分は車両通行不能である。
目次
概要
- 陸上距離:108.4km
- 起点:青森県弘前市(高田交差点、南津軽郡藤崎町まで国道7号を共有)
- 終点:青森県東津軽郡外ヶ浜町(国道280号交点)
- 指定区間:なし
- 車両通行不能区間:青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜(338.2m・階段国道)
沿革
- 1975年4月1日:主要地方道弘前五所川原線・五所川原蟹田線・中里今別蟹田線を統合して、一般国道339号(青森県弘前市 - 青森県東津軽郡三厩村)として指定。小泊 - 竜飛間19.1kmは未開通区間。
- 1984年10月22日:全線開通。小泊 - 竜飛間19.1kmのうち、小泊側12.78kmは陸上自衛隊第9施設大隊が工事を行った。
- 1989年8月30日:国道101号と共に、五所川原市中心部の一方通行が解除され、対面通行となる。
- 2000年4月23日:「龍泊ライン」を片側1車線化する事によって、大型車両の通行規制を解除。
冬期交通規制区間
通行止
- 中泊町小泊砂山(七ッ滝付近) - 外ヶ浜町三厩龍飛の通称「竜泊ライン」区間(11月中旬 - 4月下旬)
- 外ヶ浜町三厩竜飛の階段区間
通過する自治体
接続路線
- 国道7号(弘前市、南津軽郡藤崎町)
- 国道101号(五所川原市姥萢、栄町)
- 国道102号(弘前市)
- 国道280号(東津軽郡外ヶ浜町)
- 青森県道281号三厩停車場竜飛崎線(東津軽郡外ヶ浜町) - 全線にわたって国道339号の山側を並走している。
バイパス
別名
- 龍泊ライン(北津軽郡中泊町 - 東津軽郡外ヶ浜町)
- 小泊道
道の駅
階段国道
階段国道(かいだんこくどう)は、東津軽郡外ヶ浜町三厩竜飛の竜飛灯台付近から帯島付近を結んでいる「階段」が国道339号のルートとして指定されている区間である。外ヶ浜町循環バス(三厩地区循環バス)の終点にあたる「竜飛崎灯台」バス停近くに大きな案内標識があり、そこから階段国道を下がりきると、「竜飛漁港」バス停のすぐ近くに出ることになる。
階段国道の始まり
国土交通省や青森県によれば、指定当初は坂道になっていて、名物として残すために地元の声によって階段が整備されたのは国道指定の20年近く後のことである[1]。階段国道の区間をショートカットする自動車通行可能な道路は別に存在することから、自動車通行可能な側を国道に指定し直そうとしたところ、地元からは「この方が観光名所になるから」との旨により指定変更を中止させたという話がある[2]。
階段
段数は片道362段である。勾配は急であり、道幅は狭く直線的でない。途中で休憩するための施設としてベンチが設置されている。風の強い竜飛の海からの風を遮る設備はない。階段脇には自転車を乗せることが可能なスロープが設置されている。階段国道の上には、竜飛灯台に続く「階段町道」[3]も存在する。
出典
- ↑ 2012年10月13日放送のテレビ東京系『土曜スペシャル 知られざる国道歩きの旅』より。
- ↑ 浅井建爾著『道と路がわかる事典』日本実業出版社
- ↑ 三厩村が合併により外ヶ浜町となったが、看板は「階段村道」のままである。