陸繋島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陸繋島(りくけいとう)とは砂州によって大陸や大きな島と陸続きになった島のことである。
海岸近くに島があると沖からの波が島の裏側で打ち消しあい、波の静かな部分ができる。ここには沿岸流などで運ばれてきた砂が堆積しやすく、やがて海岸と島を結ぶ砂州が成長し陸続きとなる。この砂州のことは陸繋砂州(りくけいさす)あるいはトンボロ(tombolo)という。
主な陸繋島
- 函館山(北海道函館市)
- 絵鞆半島(北海道室蘭市)
- 男鹿半島(秋田県) - 2本の砂州でつながった複式陸繋島
- 宮戸島(宮城県東松島市)
- 大島半島 (福井県)(福井県大飯郡おおい町、高浜町)
- 沖ノ島(千葉県館山市)
- 江の島(神奈川県藤沢市)
- 猫崎(兵庫県豊岡市)
- 潮岬(和歌山県串本町)
- 友ヶ島(和歌山県和歌山市)
- 皆生海岸(鳥取県米子市)
- 志賀島(福岡県福岡市)
- 富岡半島(熊本県苓北町)
- 青島(宮崎県宮崎市)
- 象鼻ヶ岬(室積半島)(山口県光市)
- 鹿児島県薩摩川内市里町 - 上甑島とつながっている
- 赤丸岬(沖縄県国頭村)
- ヴェルデ岬(セネガル)
- モンテ・アルジェンターリオ(イタリア)
- マカオ半島(中華人民共和国)
- モン・サン=ミシェル(フランス) - 道路の改良工事により「トンボロ現象が起こる島」の状態に戻す計画が進行中。