長船町
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テンプレート:Infobox長船町(おさふねちょう)は、岡山県南部、邑久郡にあった町。2004年(平成16年)11月1日に郡内の邑久町・牛窓町と新設合併して瀬戸内市となり、町役場は瀬戸内市役所長船支所となっている。
古来より刀鍛冶で有名であり、数々の銘刀を生み出した。
目次
地理
隣接市町村
沿革
- 1889年(明治22年)6月1日 - 町村制施行により邑久郡美和村・国府村・行幸村が発足。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 美和村・国府村・行幸村の3村が合併により町制を施行し長船町となる。
- 2004年(平成16年)11月1日 - 同郡内の邑久町・牛窓町と合併し、瀬戸内市となる。
刀剣
古来より、長船地区や福岡地区を中心に刀鍛冶が多く活動し、刀剣の産地として知られている。
中国山地で採集される砂鉄(赤目(あこめ))が日本刀を作るのに適していたことと、砂鉄から玉鋼(たまはがね)を作るためのタタラに必要な強い火力を生むクヌギ系の木が自生していたことなどから、この地で日本刀が多く生産されることとなった。
また、南北に流れる吉井川と、東西には山陽道があり、交通の便に恵まれていたこともあって長船の刀が多く流通することとなった。
教育
町内に大学、高等学校はない。
小学校
- 長船町立国府小学校
- 長船町立行幸小学校
- 長船町立美和小学校
中学校
- 長船町立長船中学校
上記各校とも現在は瀬戸内市立となっている。
交通
鉄道路線
道路
町内を走る高速道路はない。