観光学部

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観光学部(かんこうがくぶ、英称Faculty of Tourism / School of Tourism / College of Tourism)は、観光教育研究を行う学部である。日本では旧運輸省(現国土交通省)観光政策審議会の「今後の観光政策の基本的な方向について」(諮問第35号 平成6年5月24日)に対する答申第39号(平成7年6月2日)にて初めて国家として観光に対する高等教育研究機関の必要性を示した。この答申の3年後にあたる1998年立教大学で初めて開設[1]

「現代社会における観光の役割」「観光地での体験を通じた地域文化との触れ合い」「企業活動におけるホスピタリティサービスの重要性」など、観光とかかわりをもつ社会現象をより深く理解する能力を養うことを目的にしている。この観光を地理学経済学社会学人類学などさまざまな学術的見地からとらえ、真に豊かな観光文化を築くための探究を進めている学部である。

なお、日本で観光学自体を専門とした履修体制を最初に整えたのは東洋大学短期大学部観光学科(1963年設置、現在は東洋大学国際地域学部国際観光学科へ改組)である。立教も上記の学科設立時に視察などを行った。

観光学部を置く日本の大学

国立大学
私立大学

観光学部と類似する学部名称を持つ日本の大学

国立大学
  • 琉球大学(観光産業科学部)(2008年度~)(前身は、2005年度~法文学部観光科学科と2007年度~法文学部産業経営学科から)
私立大学

関連項目

脚注

  1. 前身の社会学部観光学科の初代学科長は野田一夫