蘭留駅
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ファイル:Ranru eki.jpg
1977年の蘭留駅と周囲約750m範囲。上が名寄方面。千鳥状にずれた相対式ホーム2面2線と、駅舎横の旭川側に貨物積卸場と引込み線を有している。駅裏はストックヤードに使用されてはおらず、かつて塩狩峠越えの補機用機関車が配備されていたために、機回し線が敷かれ、旭川側の駅裏に待機線と転車台を持っていた。写真下側に転車台跡が残っている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
蘭留駅(らんるえき)は、北海道上川郡比布町北9線14号にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW36。電報略号はラン。
駅構造
- 2面2線の相対式ホームを持つ。ホームはずれていて、構内踏切で結ばれている。西側の2番線が一線スルー構造で、スーパー宗谷・サロベツは高速で通過する。
- 分割民営化後の簡易駅舎は東側1箇所にある。
- 無人駅。
駅名の由来
アイヌ語の「ラン、ル」(下る道)という意味より。この付近の地形を示しており、そこから名付けられた。
駅周辺
蘭留地区の住宅が15軒ほど。商店とラーメン店が一軒ずつ。
歴史
- 1898年(明治31年)11月25日 - 北海道官設鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1905年(明治38年)4月1日 - 官設鉄道に移管。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1984年11月10日 - 出改札業務廃止(連査閉塞運転要員はそのまま配置)。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 電子閉塞化により無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1988年(昭和63年) - 駅舎改築。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- 宗谷本線