美祢駅
テンプレート:出典の明記 テンプレート:駅情報 美祢駅(みねえき)は、山口県美祢市大嶺町東分字平城にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)美祢線の駅。美祢市の代表駅[1]である。
駅構造
テンプレート:独自研究 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅で、構内の南東側(1番のりば)に接して駅舎があるほか、2・3番のりばとは構内踏切で結ばれている。
場内信号機/出発信号機の配置上、1番のりばが上り本線、3番のりばが下り本線であるが、上下線ともにいずれののりばからの発着も可能である。しかし2009年3月14日現在、2・3番のりばの使用は休止しており、同のりばの出発信号機や場内信号機は覆い板で被覆されているほか、駅南端側の各線路には枕木による仮設の車止めが設置されている。また、構内踏切への降り口が蓋で塞がれており使用できないようになっている。
長門鉄道部が管理し、ジェイアール西日本広島メンテックが駅業務を受託する業務委託駅である。美祢線の中間駅では唯一みどりの窓口が設置されているほか、かつては売店とうどん屋が営業していたが、それぞれ2008年(平成20年)と2007年(平成19年)に閉店している。
登校日のみ当駅始発の列車が設定されている。
ホーム(のりば番号) | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color美祢線 | 下り | 長門市・仙崎方面 |
上り | 厚狭行き | ||
2・3 | (使用停止中) |
※旅客案内上の「のりば番号」は駅舎側から順に付番されているが、列車運転指令における番線番号は駅舎反対側から順に付番されているため、それぞれが逆転している(1番のりばの線路番号は「3番線」、2番のりばは「2番線」、3番のりばは「1番線」)。
貨物取扱・専用線
旅客ホームの北500mほどの場所に「美祢ヤード」と呼ばれる小規模な操車場があり、ここから南東方向へ伸び宇部興産伊佐セメント工場へ至る全長2kmほどの専用線がある。当駅と山陰本線岡見駅の間[2]にはタキ1100形で編成された専用貨物列車が1日1往復運転されており、伊佐セメント工場からは炭酸カルシウム(石灰石)が中国電力三隅火力発電所へ、逆に三隅火力発電所からはフライアッシュ(石炭灰)が伊佐セメント工場へそれぞれ輸送されている。
かつては石炭輸送で多くの貨物列車が発着していたが、大嶺炭鉱の閉山により石炭輸送は廃止された。また、宇部港駅への石灰石輸送は宇部興産専用道路の開通後は同道路を使用したトラック輸送に順次切りかわり、1998年(平成10年)に廃止された。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[3]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 601 |
2000 | 607 |
2001 | 549 |
2002 | 488 |
2003 | 473 |
2004 | 470 |
2005 | 466 |
2006 | 444 |
2007 | 427 |
2008 | 447 |
2009 | 418 |
2010 | 394 |
2011 | 451 |
2012 | 374 |
駅周辺
駅は一方にのみ開かれており、駅裏への自由通路は設けられていない。
美祢市の中心部の北西端に位置する。駅の南側を国道435号、東側を国道316号が通り、国道435号のさらに南側を厚狭川が流れている。
路線バス
いずれのバス会社も窓口はない。なお、駅東側の保線区構内に船木鉄道美祢営業所が位置する。
- 中国ジェイアールバス : 秋吉線 秋吉・大田中央・山口方面
- ブルーライン交通 : 豊田町西市方面
- サンデン交通 : 秋芳洞方面、厚保・湯谷温泉・小月・下関方面
- 船木鉄道 : 於福、堀越、宇部新川、厚狭方面
歴史
- 1916年(大正5年)9月15日 - 美祢軽便鉄道の伊佐駅(現 南大嶺駅)と重安駅間開業と同時に、吉則停留場(よしのりていりゅうじょう)として設置される。
- 1920年(大正9年)6月1日 - 美祢軽便鉄道が美禰軽便線として国有化され、国有鉄道に移管。同時に駅に昇格し、吉則駅となる。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 軽便線の呼称廃止に伴い美禰軽便線が美禰線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 美祢駅に改称する。これに合わせて線路名称の表記も「美禰線」から「美祢線」に改められる。
- 1982年(昭和57年)10月1日 - 専用線発着を除く貨物の車扱取扱を廃止する。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)
- 4月1日 - 宇部港駅への石灰石輸送貨物列車が廃止される。
- 6月15日 - 岡見駅への炭酸カルシウム・フライアッシュ輸送貨物列車の運行を開始する。
- 2010年(平成22年)7月15日 - 大雨による厚狭川氾濫で橋梁や路盤流失に伴い美祢線の全線が不通となる。
- 2011年(平成23年)9月26日 - 始発列車より美祢線全線の運転が再開される。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color美祢線