石狩沼田駅
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石狩沼田駅(いしかりぬまたえき)は、北海道雨竜郡沼田町北1条3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅。電報略号はマタ。かつての札沼線の終点駅。全ての普通列車が停車する。
駅構造
1面1線の単式ホーム。向かい側に使われなくなった島式ホームがある。
深川駅管理の簡易委託駅(営業時間7時20分~13時40分、土日祝休業)。窓口では常備乗車券のほか、Sきっぷ常備券(深川~札幌、深川~旭川)を発売している。なお、取り扱いしている切符(常備券・軟券など)の種類を写真つきで模造紙に表記している。出札補充券・料金補充券もあるが、北海道内完結のものに限られる。
札沼線が接続する前の昭和初期までは、単式と島式の複合ホーム2面3線だが島式ホームの駅裏側3番線は側線扱い(実態は相対式ホーム2面2線)、その他に駅舎横留萌側の貨物ホームへ2本の引込線、駅裏側には1本の留置線とそれから深川側に分岐する側線を有していた[1]。
札沼線が接続し、不要不急線として一旦廃止されるまでは、単式と島式の複合ホーム2面3線で、駅舎前の単式ホーム1番線が札沼線発着、島式ホーム2番線及び3番線が留萠線に設定されていた。その他に駅舎横留萌側の貨物ホームへ3本の引込線、駅裏側には3本の留置線または機回し用の側線とそれから深川側に分岐する側線を有していた。また、転車台を備えていた。[2]。
駅周辺
沼田町の中心駅。街の機能がそろう。
- 国道275号
- 深川留萌自動車道沼田インターチェンジ
- 沼田町役場
- 沼田警察署
- 沼田郵便局
- 北空知信用金庫沼田支店
- 北いぶき農業協同組合(JA北いぶき)沼田支所
- 旧・北海道沼田高等学校(2010年閉校)
- 町立沼田自動車学校
バス
沼田町と空知中央バスが「沼田駅前」停留所を設置している。商工会館を待合室として利用可能。
路線は2010年4月1日現在。
- 沼田町営バス
- 更新線(沼田駅前~多度志)
- 前身は北空知バス(現・空知中央バス)が運行していた「沼田多度志線」。2003年7月1日より沼田町が運行。
- 北竜線(沼田駅前~碧水市街・和)
- 幌新線(沼田駅前~恵比島駅~幌新温泉)
- 留萠鉄道代替路線。
- 東予線(沼田駅前~中島~東予)
- 空知中央バス
- 沼田線(沼田駅前~深川市立病院)
歴史
- 1910年(明治43年)11月23日 - 官設鉄道沼田駅として開業。一般駅。
- 1924年(大正13年)4月25日 - 石狩沼田駅に駅名改称(1924年3月31日に上越線に沼田駅が開業したため)
- 1935年(昭和10年)10月3日 - 札沼線開業。
- 1944年(昭和19年)7月21日 - 太平洋戦争のため不要不急線として札沼線休止。
- 1956年(昭和31年)11月16日 - 札沼線営業再開。
- 1972年(昭和47年)
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 貨物扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物扱いおよび出改札業務廃止(運転要員はそのまま配置)、窓口業務を簡易委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
- 1988年(昭和63年)6月 - 窓口業務を再び直営化。
- 1994年(平成6年)12月 - 交換設備撤去。
- 1998年(平成10年)5月 - 再び簡易委託化。
脚注
隣の駅
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 札沼線
- 五ヶ山駅 - 石狩沼田駅
関連項目
外部リンク
- 石狩沼田駅(JR北海道旭川支社)
- 国立国会図書館近代デジタルライブラリー 「北海道留萠線全通記念」より、沼田停車場構内 明治末 札沼線開業前は普通の中間駅であった。駅裏側側線は大正-昭和初期に1本増設された。