滑川町
テンプレート:Infobox 滑川町(なめがわまち)は、埼玉県中部、比企郡にある人口約1万8000人の町である。東松山市への通勤率は16.8%、東京都特別区部への通勤率は10.2%(いずれも平成22年国勢調査)。
目次
概要
川越市や所沢市を中心とした埼玉県西部地域に属し、町の大部分は比企北丘陵で占められるが南端は東松山台地がかすめる。町のほぼ中央を東西に滑川が流れ、東部には武蔵丘陵森林公園が広がる。
近年、東武東上線の森林公園駅、つきのわ駅周辺など町南部では東京のベッドタウンとして都市化が進んでおり、住宅開発によって人口の増加が著しく、出生率は埼玉県内一、2000年-2005年の人口増加率は全国の町村のうち第3位であった[1]。また、2005年-2010年にかけても人口の増加傾向が続き、埼玉県内では北足立郡伊奈町に次いで第2位、全国の町村でも第8位となっている。
一方、町北部は自然が残されていて、ため池が非常に多い。県内に大小合わせて800近いため池があるがそのほとんどは比企郡に傑出しており、県全体の80%を占める600ほどのため池が存在するが、その中でも一番多いのが滑川町であり、県全体の1/4、つまり200ほどのため池が存在し、関東随一の多さを誇っている。また、 このため池の一部から1986年に県内では既に絶滅していたと考えられていたミヤコタナゴ(国の天然記念物)が発見されたことから、滑川町エコミュージアムセンターではミヤコタナゴに関する調査・研究を行っている。
町内唯一の中学校の滑川中学校のサッカー部は、2010年(平成22年)度の新人戦で初の県大会出場を果たした。
歴史
- 1954年(昭和29年)11月3日 - 比企郡福田村、宮前村が合併し、滑川村となる。
- 1974年(昭和49年)7月 - 国営武蔵丘陵森林公園が開園する。
- 1984年(昭和59年)11月3日 - 町制施行し、滑川町となる。
平成の大合併
- 比企地区8市町村合併協議
- 比企地区6町村合併協議
- 2003年(平成15年)
- 7月 - 当町・嵐山町・小川町・都幾川村・玉川村・東秩父村の6町村は、合併研究会を設置。
- 12月 - 当町・嵐山町・小川町・都幾川村・玉川村・東秩父村の6町村は、比企地域3町3村合併協議会を設置。
- 2004年(平成16年)
- 7月 - 当町で合併の枠組みを問う住民投票を行った結果、東松山市・吉見町を含む8市町村で合併が過半数を占めたため、当町は比企地域3町3村合併協議会から離脱。
- 8月 - 比企地域3町3村合併協議会が解散。
- 2003年(平成15年)
- 3市町村合併協議
人口
行政
町長
- 吉田 昇(よしだ のぼる)
地域
教育
- 小学校
- 滑川町立福田小学校
- 滑川町立宮前小学校
- 滑川町立月の輪小学校
- 中学校
- 高等学校
電話番号
市外局番は町内全域が「0493」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(東松山MA)。収容局は埼玉滑川局、東松山2局、嵐山局、冑山局。
郵政
郵便番号は町内全域が「355-08xx」(東松山郵便局が集配を担当)である。
- 滑川福田郵便局
- 滑川羽尾郵便局
- 滑川月輪簡易郵便局
経済
企業
- 東武鉄道 森林公園検修区
- 川越観光自動車 森林公園営業所
- ボッシュオートモーティブシステム むさし工場
- アサヒロジスティクス 滑川営業所
- 東京カソード研究所 埼玉事業所
- 東松山工業団地
商業
2004年(平成16年)につきのわ駅前ショッピングセンター、2006年(平成18年)になめがわ森林モールがオープンした。
- なめがわ森林モール
- つきのわ駅前ショッピングセンター
- なめがわ温泉 花和楽の湯
- セブン-イレブン 滑川町役場前店、滑川土塩店、つきのわ駅北店、森林公園駅南口
- ファミリーマート 滑川店、滑川羽尾店
- ミニストップ 滑川月輪店
- ローソン 滑川森林公園駅前店、滑川土塩店、滑川羽尾店
- サンクス 滑川店
金融機関
- 埼玉縣信用金庫森林公園支店
- 埼玉中央農業協同組合滑川支店
交通
道路
- 一般国道
- 県道
- 熊谷東松山道路(埼玉県道47号深谷東松山線、埼玉県道173号ときがわ熊谷線)
- 埼玉県道47号深谷東松山線
- 埼玉県道173号ときがわ熊谷線
- 埼玉県道307号福田鴻巣線
鉄道
バス
タクシー
タクシーの営業区域は県南西部交通圏で、川越市・所沢市・東松山市・飯能市・和光市などと同じエリアとなっている。
名所
- 国営武蔵丘陵森林公園
- 滑川町エコミュージアムセンター
- 泉福寺 - 木造阿弥陀如来坐像は国の重要文化財
- 二ノ宮山展望塔
参考文献
外部リンク
- ようこそ滑川町ホームページへ(滑川町公式ホームページ)
- 比企広域市町村圏組合