国営武蔵丘陵森林公園
国営武蔵丘陵森林公園(こくえい むさしきゅうりょうしんりんこうえん)は、埼玉県比企郡滑川町と熊谷市(北口周辺のみ)にまたがる比企北丘陵にある国営公園。国の明治百年記念事業の一環として開設された。
概要
園内を一周する全長17kmの自転車専用道路が整備されており、歩行者を気にせず存分にサイクリングを楽しむことができる。自転車は公園内のサイクリングセンターや森林公園駅前などでレンタルできるほか持ち込みも可能[1]で、園内の移動に高い機動力を発揮する。また、オリエンテーリングのパーマネントコースも整備されている。また、当園は関東最大級のヤマユリの名所でもある。
周辺地域および東武東上線の沿線地域では、森林公園という名称の代名詞的な存在であることから単に「森林公園」と呼ばれており、正式名称で呼ばれることは皆無に近い。「武蔵丘陵森林公園」と呼ばれることも殆どない。最寄駅名が「森林公園」であることが最大の理由とされる。また、東武東上線の各駅における各種案内や道路標識などでも「森林公園」と略記されることが圧倒的に多い上に、公園管理センターの電話応答も「森林公園」のみである場合が多い。複数ある路線バスの最寄停留所名も「森林公園○○口(入口)」で統一されている。
みどりの日をはじめとして、年に数日入園が無料となる日がある。ただしその日は非常に混雑する。また秋の季節になると、マラソン大会で当所を利用する中学・高校が数多くある。日本スリーデーマーチのコース(吉見百穴・森林公園ルート)にもなっている。
1988年から2005年までは「森林公園ウォーターランドプール」が営業していた。
入園料金
一 般 | 団 体 | 年間パスポート | |
---|---|---|---|
大人(15歳以上) | 410円 | 290円 | 4,100円 |
小人(小・中学生) | 80円 | 50円 | 800円 |
シルバー(65歳以上) | 210円 | 210円 | 2,100円 |
※団体は大人小人合わせて20名以上
※6歳未満は無料
公園休園日は、毎年12月31日、1月1日、および1月第3・4月曜日。
ウォーターランドプール
ウォーターランドプールは住宅・都市整備公団(当時)が特定公園施設の一つとして公園西側に設置・開業した大型レジャープールである。1988年から毎年夏期に営業を行い、流れるプールや10本のウォータースライダーなどで構成された。実際の運営は東武鉄道へ全面委託し「森林公園 ウォーターランドプール」の名称で東武東上線沿線を中心に吊り広告や駅貼り広告を出稿していた。プールの入園料には公園入園料を含んでいた。
しかし、2006年4月12日にプールを閉鎖すると管理者の公園緑地管理財団武蔵丘陵森林公園事務所が発表し、2005年シーズンの営業を以て事実上閉鎖された。来場者数が最盛期の21万人から6万人台へ減少した事に加え、2005年シーズンに死亡事故が発生したことが理由とされている。また、後に都市再生機構の事業見直し計画における特定公園事業の実績に盛り込まれている。現在プールの場所は芝生広場(西口ひろば)と花畑になっている。
管理事務所所在地
- 住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920
アクセス
公共交通機関
- 東武東上線森林公園駅から
- 川越観光バス: 森林公園南口行きにて 終点下車(直行・土休日のみの運行)
- 国際十王バス
- 立正大学行き・熊谷駅行きにて「滑川中学校前」下車(南口利用の場合)・「森林公園西口」下車
- 国際十王バスによる南口からの帰りはテンプレート:PDFlink
- 立正大学行き・熊谷駅行きにて「滑川中学校前」下車(南口利用の場合)・「森林公園西口」下車
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線熊谷駅から
道路
脚注
関連項目
- 里山
- 国営公園
- 森林公園 - その他の森林公園
- 日本の都市公園100選