清水マリ
テンプレート:声優 清水 マリ(しみず まり、1936年6月7日 - )は、日本の女性声優。劇団俳優座付属養成所7期、劇団新人会、高松事務所、青二プロダクションを経て、ぷろだくしょんバオバブに所属[1]。2003年から個人事務所である清水マリ事務所でも活動している[2]。
埼玉県浦和市(現:さいたま市)出身[3]。浦和市立仲本小学校、浦和市立原山中学校、埼玉県立浦和西高等学校卒業[2]。
水垣洋子、古谷敏、西塔紅美、木澤雅博らとの、朗読劇の公演を開始している。父親は俳優の清水元。通称“声優の母”。
目次
経歴・人物
中学1年時に父親の劇団で『ピノキオ』の舞台を上演することになったが、劇団に子役がいなかった為、清水がピノキオ役で出演することになり、それがきっかけで役者の道に進む[4]。父親は役者になることについては反対していた[4]。
高校では演劇部に所属し、卒業後に俳優座の養成所に入所[4]。卒業後は劇団新人会に入団[1]。女優業の他、渡辺美佐子の付き人や、演出助手などを経験[4]。日本初の30分アニメの主役、『鉄腕アトム』のアトム役を演じる。これは手塚プロに清水元の劇団の出身者がおり、手塚治虫からアトムのモチーフがピノキオであると聞かされた事から、中学生時代にピノキオを演じた清水をオファーを出したとされる[4]。その後も手塚治虫の指名でカラー版『鉄腕アトム』でもアトム役を演じるが、2003年4月6日をもってアトム役を降りることを決める[3]。
アトムの仕事が終わった後は劇団の活動を中心にするつもりだったが、子供が生まれて舞台活動を続けていくことが困難になり[5]、1966年に新人会を退団[2]。大山のぶ代の誘いで[5]、高松事務所に所属[2]。声優に転身した[5]。、
バオバブの附属養成所 B・A・Oや[2]、音響芸術専門学校演習・演劇研究講師の講師でもある[1]。
第5回東京アニメアワード功労賞受賞[1]。
エピソード
- アトムを演じていた頃に、アフレコ収録を行うスタジオへタクシーで移動した際に、その自宅までの往復分の運賃で、1話分のギャラが全部なくなってしまったという、当時の声優の待遇の劣悪さを物語る話があった。
- 父親の清水元が出演していた『マグマ大使』の主題歌の歌詞の中で、「SOS SOS カシン カシン カシン」の声を担当していた。
代役
清水が産休をとったため代役がたった。
後任
清水の後任となった声優は以下の通り。
- 津村まこと(『アストロボーイ・鉄腕アトム』:アトム役):CMでは、津村が彼女の役を引き継ぐ機会が多くなった。
- 上戸彩(『ATOM』:アトム役)
- 小栗旬(『お菓子メーカーのテレビCM』:アトム役)
出演作品
太字は主演
テレビアニメ
1963年
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(アトム / 天馬飛雄)
1968年
1971年
1972年
- 海のトリトン(パティ)
1975年
- 一休さん(哲斉〈少年期〉)
1976年
- キャンディ・キャンディ(カトリーヌの母、新聞少年)
- 大空魔竜ガイキング(ミルン)
1977年
- ジェッターマルス(マルス)
1978年
1979年
- アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険(ユースフ)
- 海底超特急マリンエクスプレス(アダム)
- ゼンダマン(マルク)
- 科学忍者隊ガッチャマンII(カール)
1980年
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)(アトム / 天馬飛雄)
1981年
- 百獣王ゴライオン(アロン王子)
2000年
2004年
- ブラック・ジャック(リッキー)
劇場アニメ
1969年
- ひとりぼっち(ケン)
1975年
- 宇宙円盤大戦争(牧野吾郎)
1982年
- ドラえもん のび太の大魔境(ペコ〈クンタック王子〉)
吹き替え
- ウチのママは世界一(次男)
- ザ・ルーシー・ショー(ジェリー)
- 鳥(ヴェロニカ・カートライト)
舞台
- La・Moon主催 四谷於岩稲荷田宮神社勧進奉納舞台なぞらえ屋~不思議底七歌~(2011年4月1日-3日、吉祥寺 前進座劇場) - 坂東火月 役
その他
- NHK教育テレビ理科教室小学校1年生(みるちゃんの声)
- NHK教育テレビ理科教室小学校5年生(男の子の声)
- NHK大河ドラマ 三姉妹
- OH!キッチン家族 テレビ東京/1988年~1989年(パセリ役)
- 東京REMIX族(聞き役)
- 大胆MAP 人気アニメキャラの声やってる人の素顔全てみせます!!ベスト50(鉄腕アトムのアトム役として紹介された テレビ朝日/2008年9月22日)
- お願い!ランキングGOLD(2011年11月12日放送分、スタジオ出演。)
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 テンプレート:Cite web
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 テンプレート:Cite web
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 テンプレート:Cite web
- ↑ 5.0 5.1 5.2 テンプレート:Cite web