涼風真世

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テンプレート:半保護 テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:ActorActress 涼風 真世(すずかぜ まよ、1960年9月11日 - )は、日本女優声優歌手。元宝塚歌劇団月組トップスター。

宮城県石巻市出身。愛称は本名の「かなめ」で、個人事務所の名称にもなっている。身長166cm、血液型O型大阪薫英女子高等学校卒業。

声優としてはアニメ『るろうに剣心』の緋村剣心役として知られる。

略歴

宮城県石巻市での出生後、父の転勤に伴い北海道釧路市富山県高岡市大阪市に移住。高岡市内にすでに家を建てていたので、父と涼風の2人のみ大阪へ転居した。

1981年第67期生として宝塚歌劇団に入団。『春の踊り』で初舞台。その後、月組に配属。

先代トップだった剣幸の退団を受け、1990年、研10(宝塚用語で入団10年目のことである)で月組トップスター就任。1991年ベルサイユのばら・オスカル編』がお披露目となった。1993年7月に『グランド・ホテル』で退団。以後はテレビドラマ舞台映画などに出演。第33回菊田一夫演劇賞受賞。歌手としてCDもリリースしている。

2004年7月、サントリー社員で元ラグビー日本代表、早稲田大学ラグビー部コーチの今泉清と結婚したが、後に離婚[1]

宮城県にゆかりのあるということで、“ふるさと宮城” の魅力をPRし、全国に発信する「みやぎ夢大使」に委嘱されている。

人物・エピソード

中学校の修学旅行で初めて宝塚歌劇を観劇した涼風は、家族に対して「宝塚に入りたい」と直訴したが、家族は誰もそれを本気にしなかった。ただ父親だけは「少なくとも高校を出て、別科(宝塚受験のための予備校)で1番の成績を残せるならば許してやる」と言った。その後、父親の転勤があり、大阪に引っ越した際に宝塚音楽学校の夜間科に当たる「別科」のレッスンを受けて高校生活と両立させた[2]

芸名は、母親が「扇風機の風力の調整ボタンに『涼風』(こちらの読みは「りょうふう」)があること」に目をつけ、また誕生月の9月は比較的心地いい風が吹いている時期であることに由来する。また立川志の輔のラジオ番組に出演した際には「本名の森永姓で『キャラメル』とからかわれた経験から何としても変えたかった」と話している。

宝塚歌劇団の同期生にOGでは女優北原遥子(元娘役スター、日本航空123便墜落事故で死去)、黒木瞳1982年 - 1985年まで月組トップ娘役)、真矢みき1995年 - 1998年まで花組トップスター)。毬藻えり1989年 - 1992年まで星組トップ娘役)、演劇プロデューサー活弁士日本舞踊講師の幸風イレネがいる。現役では雪組組長梨花ますみと同期である。

1991年のトップ就任よりコンビを組んだ麻乃佳世は、涼風の熱心なファンだった。麻乃は、涼風好きが高じて自身も宝塚入りを熱望し、高校卒業を待って音楽学校受験・合格(1988年入団)。芸名は、自身の本名「佳子」と涼風の「真世」から「佳世」とし、朝凪鈴(1991年退団)、紫とも(のち雪組娘役トップへ)、朝吹南1994年退団)ら上級生娘役陣を飛び越し、涼風の相手役となった。

また、元星組トップスター安蘭けい、元宙組トップスター貴城けいも涼風のファンの一人である(ミー&マイガールのキャスト対談で貴城が「ファンでした」と涼風を前に言う場面があった)。

フェアリータイプの異色の男役として、その愛らしい容姿から初見の者には娘役に間違えられることも多いが、本人は男役であり続けることにこだわりを持っており、雑誌「歌劇」でもその旨の発言が見受けられる。

宝塚でも歴代トップクラスに入る歌唱力の持ち主で、デュエットダンスでは、自らが歌いながら踊るという業もこなしていた(通常、デュエットダンスの時の歌は影ソロか或いは番手のついている組子等が舞台に出て歌うパターンが多かった)。

退団公演での組長挨拶で、当時の月組組長の汝鳥伶(のち専科)は、涼風を送る言葉として、「歌の妖精は、静かに森に帰っていきます」という言葉を贈った。この言葉は涼風の芸風・キャラクターを表す言葉として語り継がれている。

退団後は「男役はやらない」と決め、テレビアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の緋村剣心役のオファーも最初は断っていたが、スタッフからの強い要望で出演した。剣心のかっこいい部分は苦もなく演じられたが、「おろ」などのギャグシーンは、最初はどう演じればいいか分からなかったという。

公式ブログは青空の写真をメインとするものだったが、2008年中旬以降、岩手・宮城内陸地震の影響により、付随する言葉はごく短い一文程度となっている。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

月組時代

1981年

  • 3月 - 5月 初舞台『宝塚春の踊り』『ファーストラブ』
  • 5月 月組配属

1982年

1983年

  • 1月『まい・みらくる』(バウホール公演) - 博士
  • 3月 - 5月『ムーンライト・ロマンス』4月(新人公演) - ミシェル
  • 11月 - 12月『翔んでアラビアンナイト』12月(新人公演) - カマラルザーマン/アブリーザー

1984年

  • 5月 - 6月『沈丁花の細道』 - 久保大六、6月(新人公演) - 折岩半之助。『ザ・レビューII』 - ジョージ
  • 11月 - 12月『ガイズ&ドールズ』 - ラスティー、11月(新人公演) - ネイサン

1985年

  • 1月『ハッピー・エンジェル』(バウホール公演)- カナメル
  • 5月 - 6月『二都物語』 - ピエール、6月(新人公演) - シドニー
  • 9月『スイート・リトル・ロックンロール』(バウホール公演) - ビリー
  • 11月 - 12月『ときめきの花の伝説』 - ステファーノ、(新人公演) - ジャン・マリオ。『ザ・スウィング』 - クルー

1986年

  • 1月『夢の彼方に』(バウホール公演) - ハンス・クリスチャン・アンデルセン
  • 5月 - 6月『哀愁』5月(新人公演) - ロイ
  • 11月 - 12月『パリ、それは悲しみのソナタ』 - ローラン、11月(新人公演) - ジェフ。『ラ・ノスタルジー』 - ジェームス

1987年

  • 5月 - 6月『ミー・アンド・マイガール』 - ジャッキー、5月(新人公演) - ビル
  • 11月 - 12月『ミー・アンド・マイガール』 - ジャッキー、(役替りで)ビル

1988年

  • 1月『リラの壁の囚人たち』(バウホール公演) - エドワード
  • 5月 - 6月『南の哀愁』 - ヘンリー。『ビバ!シバ!』 - ヘル・エンジェル
  • 11月 - 12月『恋と霧笛の銀時計』 - アルバート。『レインボーシャワー』 - ピエロ

1989年

1990年

月組トップ時代

1991年

  • 1月 - 2月『カウントダウン・1991』(バウホール公演) - 眠狂四郎、淑女、ジャングルの男、タイムパトロール男S
  • 3月 - 5月『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - オスカル ※トップお披露目公演
  • 9月 - 10月『銀の狼』-シルバ。『ブレイク・ザ・ボーダー』 - ギャングスター、スパニッシュ・レディー

1992年

1993年

  • 1月『宝寿頌(星組特別出演)』 - 宝寿の若衆S。『パルファン・ド・パリ(星組特別出演)』 - 踊る蝶の男A
  • 4月 - 5月 退団公演『グランドホテル』 - オットー。『BROADWAY BOYS』 - ジミー

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

テレビドラマ

ドキュメンタリー番組

  • NEWS23Xスペシャル「広島・長崎…二重被爆 語られなかった真実」- ナレーター
  • ドキュメンタリー同期生「亡き友を胸に〜宝塚歌劇団67期生〜」(2012年12月28日、NHK)

教養番組

テレビアニメ

劇場版アニメ

OVA

ゲーム

吹き替え

CM

ラジオ

脚注

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外部リンク

テンプレート:宝塚歌劇団 テンプレート:宝塚歌劇団月組主演男役 テンプレート:宝塚版 ベルサイユのばら 主要キャスト テンプレート:ミュージカル エリザベート 主要キャスト テンプレート:ミュージカル ミー・アンド・マイガール 主要キャスト

テンプレート:ロマンチック・レビュー
  1. 涼風真世、今泉氏と離婚していた(SANSPO.COM、2010年10月28日)
  2. テレビ朝日・『グレートマザー物語』(2005年11月20日テンプレート:信頼性要検証
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite web