海外ドラマ
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 海外ドラマ(かいがいドラマ)は、日本において、日本以外で製作されたテレビドラマ、ラジオドラマを指す言葉である。特にヨーロッパや北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどで製作された作品を指すこともあり、これを洋ドラ(ようドラ)ともいう。
現在はビデオグラム(レンタル・セルビデオ)のほか、作品によっては地上テレビ放送、衛星放送、ケーブルテレビ、ビデオ・オン・デマンド、ネット配信で視聴することができる。欧米では、大型ドラマの場合日本と違ってフィルムへのこだわりが強く、35ミリ映画用カメラを使ったフィルム撮影の方が主流である。そのため、フィルム映画的な画面作りが特徴である。
世界各国のテレビドラマのリストについては、テレビドラマの一覧を参照。
歴史
1950年代 - 1960年代
この頃の日本のテレビ界はまだコンテンツが少なく、五社協定やアメリカのパネルDジャパン戦略などの影響もあったため、アメリカで製作されたテレビドラマを大量に輸入しており、当時は「外国テレビ映画」と呼ばれていた海外のドラマ作品が数多く放送されている(海外ドラマ全盛時代)。
- 主な作品
- 西部劇 - 『テンプレート:仮リンク』(日本で最初に放送された海外ドラマ)、『ローハイド』、『拳銃無宿』、『ララミー牧場』、『バークレー牧場』など
- 戦争ドラマ - 『コンバット!』、『ギャラント・メン』など
- ホーム・ドラマ - 『パパは何でも知っている』、『奥さまは魔女』、『ルーシー・ショー』、『かわいい魔女ジニー』など
- SFドラマ - 『スーパーマン』、『スタートレック』、『宇宙家族ロビンソン』、『巨人の惑星』など
- サスペンスドラマ - 『ヒッチコック劇場』、『逃亡者』など
- 探偵ドラマ - 『サンセット77』、『ペリー・メイスン』など
- 刑事ドラマ - 『テンプレート:仮リンク』、『アンタッチャブル』、『刑事コロンボ』 など
ジャンルも上記のように多岐に及ぶ。この中でも『スタートレック』は、その後も続いている人気シリーズである。
1970年代 - 1980年代
1970年代は『チャーリーズ・エンジェル』が一世を風靡した。1980年代には『アーノルド坊やは人気者』、『ナイトライダー』、『特攻野郎Aチーム』などが好評を博した。また、ビデオ作品『V』などが人気を博した。
1990年代 - 2000年代
1990年代以降は衛星放送(BS放送およびCS放送)やケーブルテレビの普及により、海外ドラマの可能性はますます広がっていった。NHK-BS2、WOWOWでは、『ビバリーヒルズ青春白書』、『ER緊急救命室』、『フレンズ』、『ツイン・ピークス』など、枚挙にいとまがないほどの作品が放送された。また、地上波ではNHK教育テレビ(Eテレ)で放送された『フルハウス』や『アルフ』などが好評を博している。他にも『Xファイル』のようなビデオから人気に火がつく作品もあった。
2000年代は急速なDVDの普及によってビデオパッケージがVHSから移行。『24 -TWENTY FOUR-』が大ブームとなり、次回の話が気になるファンがレンタルビデオ店の前に行列を作るという現象まで発生した。『24 -TWENTY FOUR-』、『LOST』、『プリズンブレイク』は3大海外ドラマと呼ばれている[1]。また『セックス・アンド・ザ・シティ』、『HEROES』などが好評を博した。
また、2004年に冬のソナタがブームとなり、東アジア圏のドラマ、特に韓国のテレビドラマ(いわゆる韓国ドラマ・韓流ドラマ)や台湾のテレビドラマ(台湾のドラマ・華流ドラマ)作品の輸入が増えることとなった。
2010年代
近年ではHulu等の ネット配信(ビデオ・オン・デマンド)でテレビに限らずパソコン、タブレット、スマートフォン等の様々な端末で視聴できるようになり、海外ドラマの視聴環境は多様化している。
脚注
関連項目
- テレビドラマの一覧(世界各国のテレビドラマの一覧)
- 海外少年少女ドラマ(NHK教育テレビで放送されている海外ドラマ枠)
- エミー賞
- シットコム(シチュエーション・コメディ)
- シーズン (テレビ)
- クリフハンガー (プロット)
- 吹き替え