浜田麻里

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テンプレート:Infobox Musician浜田 麻里(はまだ まり、1962年7月18日 - )は、日本の女性シンガーソングライター[1]東京都出身。血液型はA型。

経歴

中学生の頃からコマーシャルソングの収録に参加していた。都立武蔵丘高校入学後はパンクロックバンド『麻里バンド』を結成、後に青山学院大学に進学し『Misty Cats』のヴォーカルとして活動。1983年糸井重里による『麻里ちゃんは、ヘビーメタル。』というキャッチコピーとともにメジャーデビュー。1980年代に女性ロックヴォーカリストの旗手として注目を集め、当時のハードロックジャンルとしては異例とも言えるアルバム売り上げを誇っていた。

1985年には初のシングル『Blue Revolution』を発表、この頃からすでにセルフ・プロデュースをするようになり、全国ライブツアーも精力的に行うようになった。

1987年発表の『IN THE PRECIOUS AGE』からロサンゼルスでレコーディングするようになり、著名なプロデューサー、ミュージシャンを起用してアルバムを製作するようになる。この頃から、初期に見られたハードロック色の強い曲調からポップさも取り入れた幅広い音楽性を表現し、ファン層をさらに広げていった。

1988年にはNHKソウルオリンピックNHK中継テーマソング(NHKはこの時から近代オリンピック中継の自局テーマソングを設けるようになった)『Heart and Soul』を担当し初のオリコンチャートトップ10入りのヒットとなる。同年の『第39回NHK紅白歌合戦』の出演打診があったが、辞退した[2]

1989年の『Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。』がオリコンチャート初登場5位を記録し、その後、プリンセス プリンセスの「Diamonds」や工藤静香の『嵐の素顔』などと熾烈な1位争いの末、登場6週目にして1位を獲得する大ヒットとなった。同タイトルのアルバムも1位を記録した。この年は日本武道館公演を含む約70本の大規模なライブツアーを行った。

1990年代に入り、シングル『Heaven Knows』、『Paradox』、『Cry For The Moon』などがヒットし、アルバムも『COLORS』(オリコン初登場2位)、『TOMORROW』(同2位)、『Anti-Heroine』(同1位)と立て続けにビッグヒットを飛ばした。この時期も90年のアリーナーツアー「Superior」、アルバムを引っ提げた大規模なライブツアーを精力的に行った。1993年にはチャリティーグループ『USED TO BE A CHILD』に参加し、さらには音楽活動の場所をアジア、翌1994年にはヨーロッパへと海外にも広げていった。その後、1996年にこれまでのハードやポップなノリとは違う、ウイスパー歌唱を取り入れたアルバム『Persona』(同2位)を発表するが、以後ライブ活動をしばらく休止することとなった。この時期はアルバム製作を続けながら、精神分析学を参考にした作詞や音作りの裏方の仕事も学ぶことになる。

2002年、再びロック色の強いアルバム『marigold』を発売し、日本では9年ぶりとなるライブツアーを再開した。以降、ほぼ隔年ペースでオリジナル・アルバムを発表、アルバムを引っ提げたライブツアーを行ってきた。

2010年、アルバム『Aestetica』を引っ提げたライブツアーの模様は、BS番組で放送されると話題を呼び、中野サンプラザでの千秋楽を収録した『Mari Hamada Live in Tokyo "Aestetica"』は2011年9月9日付けオリコンDVD音楽デイリーチャートで1位(週間2位)、総合チャートでも3位(週間8位)にランクインした。2012年2月にリリースのアルバム『Legenda』、同作を引っ提げたライブツアーを収録したDVDはともに前作を上回るセールスを記録するなど再び評価が高まっている。

2013年、デビュー30周年を迎えた。本人プロデュースのベストアルバムシリーズの第3弾『INCLINATION III』(オリコン初登場11位)、『MARI HAMADA COMPLETE SINGLE COLLECTION』をはじめ30周年記念作品を続々とリリース。メディア出演や30周年記念ライブツアーも行い、ライブツアーは翌年4月27日の『東京国際フォーラムホールA』公演にて大盛況のうち幕を閉じた。東京国際フォーラムでのライブの模様はWOWOWで2014年7月20日に放送された。その際本人がインタビューに答える場面も含まれた。 また同ライブにて同年8月16日に初の大型野外フェス『サマーソニック 2014』への出演を報告。 9月には東京と大阪で初のフルオーケストラとの共演ライブを開催する予定。

ディスコグラフィ

シングル(収録曲の詳細は『MARI HAMADA COMPLETE SINGLE COLLECTION』を参照)

  1. Blue Revolution (1985年10月21日)
  2. Crime of Love (1986年5月21日)
  3. LOVE AND FREE (1986年12月16日)
  4. Magic -Adventurous Heart- (1987年6月21日)TV朝日「CNNデイウォッチ」オープニング
  5. 999〜One More Reason〜 (1987年8月21日)
  6. FOREVER (1988年3月21日)フェスティバDCイメージソング
  7. CALL MY LUCK (1988年6月8日)
  8. Heart and Soul (1988年9月7日)ソウルオリンピックNHKテーマソング 
  9. Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。 (1989年4月19日)カネボウ化粧品夏のイメージソング
  10. Open Your Heart (1989年11月8日)TV東京「スキーNOW」テーマソング
  11. Heaven Knows (1990年7月11日)JTクラリスライトBOXイメージソング
  12. Nostalgia (1990年12月16日)TV朝日パリダカールラリーテーマソング
  13. Paradox (1991年10月10日)JVC・BSテレビインテリアートCMソング
  14. Tele-Control (1992年2月5日)フジTV「薔薇が目にしみる」テーマ曲、ブティックジョイCMソング
  15. Cry For The Moon(1993年1月27日)フジTV「七つの離婚サスペンス」テーマソング
  16. Company(1993年7月28日)TBS「地球がいちばん!地球塾」主題歌
  17. Hey Mr. Broken Heart (1996年1月24日)
  18. Antique (1996年6月5日)
  19. Until the Dawn (1998年8月26日)日本TV「ザ・ワイド」エンディングテーマ
  20. Millenia (2000年1月26日)日本TV「ZZZ所的蛇足講座」オープニングテーマ
  21. Frozen Flower (2002年2月27日)ミズノスーパースターCMソング、TVK放送「新車情報2002」ET
  22. Ash And Blue (2003年7月30日)
  23. Fly High/Moonlight Shadow (2005年9月22日)

配信シングル

  1. EAGLE(2008年4月30日)
  2. Wish(2008年5月28日)

オリジナルアルバム

  1. Lunatic Doll〜暗殺警告(1983年4月21日)
  2. ROMANTIC NIGHT〜炎の誓い(1983年12月16日)
  3. MISTY LADY(1984年6月21日)
  4. RAINBOW DREAM(1985年1月21日)
  5. Blue Revolution(1985年12月21日)
  6. PROMISE IN THE HISTORY(1986年9月5日)
  7. IN THE PRECIOUS AGE(1987年9月1日)
  8. LOVE NEVER TURNS AGAINST(1988年6月21日)
  9. Return to Myself(1989年6月7日)
  10. COLORS(1990年9月21日)
  11. TOMORROW(1991年10月19日)
  12. Anti-Heroine(1993年3月20日)
  13. Persona(1996年3月11日)
  14. "Philosophia"(1998年10月21日)
  15. Blanche(2000年2月23日)
  16. marigold(2002年3月27日)
  17. Sense Of Self(2003年8月27日)
  18. elan(2005年10月26日)
  19. Sur lie(2007年3月21日)
  20. Aestetica(2010年2月17日)
  21. Legenda(2012年2月15日)

企画/ベストアルバム(本人監修)

  1. MAGICAL MYSTERY”MARI”(1985年7月2日)- ライブアルバム
  2. Heart and Soul(1988年11月21日)- シングル集
  3. Sincerely(1989年12月16日)- バラード集
  4. INCLINATION(1994年3月24日)1983年〜1994年の曲を集めたベスト盤
  5. Introducing...Mari Hamada(1993年5月30日、アジア盤発売/1994年1月24日、ヨーロッパ盤発売)
  6. All My Heart(1994年8月4日、アジア地域のみ発売)
  7. INCLINATION II(2003年6月25日) - 1993年〜2003年の曲を集めたベスト盤
  8. Sincerely II(2005年2月23日)- バラード集第2弾
  9. Reflection -axiom of the two wings-(2008年7月23日)
  10. INCLINATION III(2013年8月7日) - 2003年〜2013年の曲を集めたベストCD&2002年~2012年までのライブ映像を集めたベストDVD
  11. MARI HAMADA COMPLETE SINGLE COLLECTION (2014年1月8日) - 全シングル(配信含む)を集めたコンプリートシングル集(表題曲の映像を集めたDVDやブックレットが付属)

企画/ベストアルバム(本人非監修)

  1. FIRST PERIOD〜MARI'S BEST Vol.1(1984年3月5日)
  2. MARI'S COLLECTION(1986年5月21日)
  3. NOW & THEN(1986年11月21日)
  4. ANTHOLOGY 1987 (1987年12月1日)
  5. CATS AND DOGS(1998年10月7日)
  6. MARI HAMADA GREATEST HITS(2000年6月16日)
  7. SUPER VALUE浜田麻里(2001年12月)
  8. ゴールデン☆ベスト浜田麻里―VICTOR YEARS~(2010年9月15日)

サポートメンバー

デビュー当時はバンド名として『AX』や『ZEUS』と名乗っていたが90年代以降はバンド名は無い。

現在のサポートメンバー
過去のサポートメンバー

レコーディング参加ミュージシャン

一覧については、#ディスコグラフィの各アルバム又はベストアルバムの項目を参照。

関連項目

  • Greg Edward - 8thアルバム「Love Never Turns Against」から12thアルバム「Tomorrow」までをプロデュース。
  • ビーイング - 3rdアルバム「Misty Lady」から6th アルバム「Promise in the History」までは、ビーイングのプロデュース下でアルバムをリリースしていた。
  • 樋口宗孝LOUDNESSのドラム) - 1stアルバム「Lunatic Doll」および2ndアルバム「Romantic Night」を長戸大幸とプロデュースした。片山圭司らと作詞・作曲・編曲も担当。
  • 松本孝弘 - B'zでのデビュー前にライブツアーサポートをしていた。

脚注

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参考文献

外部リンク

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  2. 合田道人「紅白歌合戦の舞台裏」