桔梗駅
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桔梗駅(ききょうえき)は、北海道函館市桔梗町3丁目41番地にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH73。電報略号はキケ。快速「アイリス」の停車駅となっている。
歴史
- 1902年(明治35年)12月10日:北海道鉄道函館駅(初代・後の亀田駅)- 本郷駅(後の渡島大野駅)間開通に伴い開業。一般駅。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道国有化により、官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名を函館本線に制定、それに伴い同線の駅となる。
- 1972年(昭和47年)3月15日:貨物扱い廃止。
- 1976年(昭和51年)11月23日:跨線橋設置。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1989年(平成元年)12月29日:駅舎改築。
- 1998年(平成10年)4月1日:業務委託化。
- 2014年(平成26年)10月1日:業務委託先のジェイ・アールはこだて開発が北海道キヨスクに吸収合併され、法人格消滅(予定)[1]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅。互いのホームは両ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡している[2]。また雪かき車などの特殊な車両を待機させるための側線を1線有する。
1 | テンプレート:Color函館本線(上り) | 函館方面 |
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2 | テンプレート:Color函館本線(下り) | 七飯・大沼公園・森・長万部方面 |
五稜郭駅管理の業務委託駅(ジェイ・アールはこだて開発委託)。早朝夜間・日祝は駅員不在。
みどりの窓口(営業時間:7時10分 - 16時30分、日祝休業)、自動券売機(窓口営業時間内のみ機動)設置。
かつては単式ホーム・島式ホーム(片側乗降不可)複合型の2面2線に中線を有する配線であった。この中線は上り貨物専用の、乗降不可となっている島式ホームの外側の線は下り貨物専用の待避線となっていた。そのほかに上り本線の函館方から駅舎側に分岐する側線、上り副本線と下り本線の間の旭川方、上り本線と下り本線の間の函館方に渡り線を有していた。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、駅附近に桔梗が多く、近郷の住人が桔梗野と呼んだことに由来する。これが村名に採用された[3]。
駅周辺
- 国道5号 - 当駅附近から七飯駅まで続く赤松並木が有名で「赤松街道」と呼ばれている[3]。
- 函館新道・函館江差自動車道函館インターチェンジ
- 函館中央警察署桔梗交番
- 函館桔梗郵便局
- 渡島信用金庫赤松街道支店
- 北洋銀行桔梗支店
- コープさっぽろ 桔梗店
- 函館市亀田農業協同組合(JA函館市亀田)桔梗支店
- 高速はこだて号/函館バス「桔梗」停留所
- 函館 蔦屋書店 - 徒歩30分[4]
利用状況
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2007 | 323 |
2008 | 328 |
2009 | 313 |
2010 | 305 |
2011 | 314 |
2012 | 321 |
その他
- 台湾出身の歌手、S.H.Eの曲「他還是不懂」(2004年)のプロモーションビデオロケーションに当駅やその付近などが使用された。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線