東和政
テンプレート:Infobox baseball player 東 和政(あずま かずまさ、1982年6月1日 - )は、高知県宿毛市[1]出身の元プロ野球選手(投手)。
経歴
小学2年生で野球を始め、中学3年生の時に全国大会で優勝[1]。県内強豪校からの誘いもあったが、拒否して地元の宿毛高に進学し、2001年に横浜ベイスターズに入団[1]。高卒ながら1年目から1軍で登板を果たす。
2002年は一軍で28試合に登板。2003年5月25日、対読売ジャイアンツ戦(横浜スタジアム)でプロ初先発。フレッシュオールスターに出場。イースタン選抜の先発投手を務めた。イースタンリーグの最優秀防御率賞投手(防御率1.55)。
2004年6月23日、土肥義弘投手との交換トレードで田崎昌弘投手と共に横浜ベイスターズから西武ライオンズへ移籍。
2006年7月4日、対福岡ソフトバンクホークス戦にて中継ぎ登板し、打者一人と対戦しただけで西武ライオンズ移籍後の初勝利をあげる。
2008年2年連続で一軍登板なしに終わり、戦力外通告を受ける。12月2日に自由契約公示された。会社員として再出発する。
プレースタイル
宿毛高校でエースとして活躍し、「四国のドクターK」という異名を取るほど奪三振が多く、キレのある球を投げていた。高校3年の時には1年間110イニングに登板し、156三振を奪っている[1]。持ち味はサイドスローからスライダーとシュートを駆使しての左右の揺さぶり。最大の持ち味は右打者への内角へのシュートだった。
しかし、制球力が安定しておらず、後述の清原の一件もシュートが内角に抜けたボールであった。それ以降は、厳しく内角を攻めることができなくなり、全体的な球威が落ちてしまった。また、やや精神的な脆さもあり、出番が激減した。
横浜時代から西武移籍当初は、先発として期待されていたが、現役晩年は中継ぎとして起用されるようになった。
人物・エピソード
2003年5月25日、対巨人戦(横浜スタジアム)でプロ初先発するも、初黒星を喫する。この試合で清原和博に死球を二打席連続で当てて乱闘寸前となり、三打席目に外角勝負でタイムリーヒットを打たれた際、清原から「ボケ! コラァ!」と叫ばれた。
この一件はシーズンオフの珍プレー好プレー番組で恰好のネタとなり、日本テレビの番組でVTRに出演した際、「(清原選手は)オーラがありました。」と話している。
プロに入って週刊誌に登場するぐらいビッグな選手になりたいと思っていたが、2005年に松坂大輔らと共にキャバクラ帰りのところを撮られた。しかし松坂の写っているいい写真を週刊誌が撮れなかったらしく、東がキスしている写真が掲載された。こういう形で掲載されるのは惨めに感じたという。
2008年4月12日、ファームの対楽天戦(西武第2球場)で7回表に登板し、打者12人に対し8安打2死球自責9点、うち満塁ホームラン2本と大変に珍しい記録をもっている。
詳細情報
年度別投手成績
テンプレート:By2 | 横浜 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 22 | 3.0 | 6 | 3 | 6 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 7 | 7 | 21.00 | 4.00 |
テンプレート:By2 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | -- | 1.000 | 119 | 25.0 | 32 | 1 | 12 | 3 | 6 | 12 | 0 | 0 | 21 | 21 | 7.56 | 1.76 | |
テンプレート:By2 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | .000 | 46 | 8.1 | 12 | 1 | 6 | 1 | 2 | 7 | 0 | 0 | 13 | 12 | 12.96 | 2.16 | |
テンプレート:By2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 29 | 5.0 | 14 | 2 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 9 | 16.20 | 3.00 | |
西武 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 71 | 16.0 | 17 | 2 | 8 | 0 | 0 | 8 | 1 | 0 | 9 | 5 | 2.81 | 1.56 | |
'04計 | 7 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 100 | 21.0 | 31 | 4 | 9 | 0 | 0 | 10 | 1 | 0 | 18 | 14 | 6.00 | 1.90 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
テンプレート:By2 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 49 | 10.0 | 15 | 3 | 5 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 7 | 7 | 6.30 | 2.00 | |
テンプレート:By2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 37 | 9.0 | 12 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 6 | 6 | 6.00 | 1.44 | |
通算:6年 | 51 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 373 | 76.1 | 108 | 14 | 39 | 4 | 9 | 39 | 3 | 0 | 72 | 67 | 7.90 | 1.93 |
記録
- 初登板:2001年8月17日、対阪神タイガース20回戦(横浜スタジアム)、5回表1死に3番手で救援登板、1回2/3無失点
- 初奪三振:同上、5回表に井川慶から
- 初勝利:2002年5月28日、対阪神タイガース10回戦(倉敷マスカットスタジアム)、3回表に2番手で救援登板、2回無失点
- 初先発:2003年5月25日、対読売ジャイアンツ11回戦(横浜スタジアム)、4回0/3を8失点で敗戦投手
背番号
- 62 (2001年 - 2004年途中)
- 69 (2004年途中 - 2007年)
- 66 (2008年)