村井駅
村井駅(むらいえき)は、長野県松本市村井町南一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)篠ノ井線の駅である。標高628.8メートル。
篠ノ井線の駅ではあるが、停車列車のほとんどが塩尻駅から直通する中央本線の列車である。
駅構造
島式ホーム1面2線と複数の側線を持つ地上駅。ホームと駅舎は跨線橋で連絡している。直営駅で、みどりの窓口(営業時間 5:40 - 20:30)が設置されている。
ホームは長いが停車する列車は最長で6両編成があるのみで、それ以外普段塩尻方の部分は使われる機会があまりない。ホームの高さは、鉄道車両の変遷などで嵩上げや改築がされているが、基礎部分に開業当時のレンガ積みホームの名残を今でも側面から見ることができる。
以前はまれにホッパ車が側線に留置され、バラストが保管されていたことがあった。
のりば
1 | テンプレート:Color篠ノ井線(上り) | 塩尻・辰野・中津川・岡谷・小淵沢方面 |
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2 | テンプレート:Color篠ノ井線(下り) | 松本・篠ノ井・長野方面 |
貨物取扱・専用線
かつては、駅の東側にJX日鉱日石エネルギー松本油槽所があり、その荷役設備へ至る専用線(荷役線)が2本分岐していた。この専用線は油槽所への石油輸送に使用されているため、当駅には南松本駅からの1日2往復の専用貨物列車が停車し、貨車の連結・解放を行っていた。ただしタンク車の発駅は根岸駅で、南松本駅で別の列車から継走されていた。
また共同石油や大協石油松本油槽所の荷役設備へ至る専用線も分岐していた。また、駅舎の南側に貨物ホームが設置されていた。
貨車の入換作業はJR貨物の関連会社のジェイアール貨物・信州ロジスティクスが受託している。構内には同社の松本営業所村井分室があり、コンテナを改造した小さな詰所が置かれている。
利用状況
1日平均乗車人員は以下の通りとなっている。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 | 2,271 |
2001 | 2,221 |
2002 | 2,222 |
2003 | 2,145 |
2004 | 2,098 |
2005 | 2,047 |
2006 | 1,980 |
2007 | 1,773 |
2008 | 1,744 |
2009 | 1,665 |
2010 | 1,670 |
2011 | 1,709 |
2012 | 1,708 |
2013 | 1,746 |
駅周辺
駅の東南に大きな2階建ての自転車置場がある。駅前に、若山牧水夫人であった若山喜志子の歌碑(村井駅の一駅一名物)がある。駅前の電話ボックス裏に築庭紀念が埋まっている。
- セイコーエプソン村井事業所・エプソンダイレクト本社
- イオンタウン松本村井(ザ・ビッグ松本村井店)
- ナガノトマト本社・本社工場
- 長野県松本平広域公園総合球技場(アルウィン)約5km
- 神明社
- 北国西街道(善光寺西街道) 村井宿 - 道路や一部の建物に昔の面影があるが、現在では道沿いの住宅地となっている。若山喜志子の歌碑がある。
- 信州健康ランド
- 信州塩尻自動車学校(元・アルピコ自動車学校中央校)
- まつもと医療センター松本病院
- 国道19号
路線バス
村井駅バス停(蕎麦屋前、若山喜志子の歌碑を中心にしたバスロータリー)
- 松本市西部地域コミュニティバス(実証運行中)
歴史
- 1902年(明治35年)12月15日 - 国鉄中央線塩尻~松本間の開通時に開業。一般駅。
- 1982年(昭和57年)10月31日 - 専用線発着を除く車扱貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2005年(平成17年)12月17日 - 自動改札機稼動開始。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color篠ノ井線
- テンプレート:Color快速「おはようライナー」
- テンプレート:Color快速「みすず」(快速運転は塩尻方面のみ)
- テンプレート:Color普通
- 広丘駅 - 村井駅 - 平田駅