木更津駅
テンプレート:駅情報 テンプレート:Vertical images list 木更津駅(きさらづえき)は、千葉県木更津市富士見一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
内房線を所属線としており[1]、当駅が起点となる久留里線を加えた2路線が乗り入れている。君津駅 - 当駅間は内房線でもっとも距離が長い区間である。特急「さざなみ」なども含め、当駅を通る旅客列車はすべて停車する。
歴史
- 1912年(大正元年)
- 1919年(大正8年)5月24日 - 木更津線が北条線に改称される。
- 1923年(大正12年)9月1日 - 千葉県営鉄道久留里線が国有化され、鉄道省(国鉄)久留里線となる。
- 1929年(昭和4年)4月15日 - 北条線が房総線に編入される。
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 蘇我駅から当駅を経て安房鴨川駅までが房総西線として分離される。
- 1972年(昭和47年)7月15日 - 房総西線が内房線に改称される。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuicaの、当駅における供用を開始する[2]。
- 2004年(平成16年)10月16日 - 発車メロディが『証城寺の狸囃子』に変更される[3]。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅である。君津寄りに引き上げ線、2番線と3番線の間に待避線があるほか、電車用留置線4本、気動車用留置線4本など多数の側線が敷かれ、幕張車両センター木更津派出、木更津運輸区が置かれる。久留里線で運用されるキハE130系気動車のほか、夜間には内房線で運用される電車が留置されている。
のりばは1 - 3番線が内房線に、4番線が久留里線に割り当てられている。なお、4番線には架線がないため、電車の進入は不可能である。
橋上駅舎を持ち、東西に出口がある。西口には橋上駅舎とは別に3階建ての駅舎があるが、この駅舎は駅長事務室などが3階に入居しているほかは駅舎の機能がほとんどなく、店舗が2軒と橋上駅舎への階段があるのみである。橋上駅舎からホームとを連絡するエレベーターは2005年(平成17年)12月に3・4番線ホーム、続いて1・2番線ホームに設置された。また、2007年(平成19年)12月に3・4番線ホームから、2008年(平成20年)1月に1・2番線ホームとコンコースを連絡する上りエスカレーターが設置された。2008年(平成20年)12月に各ホームに待合室が設置され、2009年(平成21年)3月には各ホーム、改札口に発車標が設置された。
直営駅で、みどりの窓口(びゅうプラザ併設)・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・自動精算機・VIEW ALTTE(改札外)が設置されている。駅レンタカー業務も行っている。また管理駅として、内房線の長浦駅・袖ケ浦駅・巌根駅を管理している。
内房線・久留里線とも東京圏輸送管理システム (ATOS) 未導入線区であるが、駅自動放送は2001年(平成13年)にATOS型放送に変更されている。
発車メロディは2004年(平成16年)10月16日から木更津市の職員が編曲した『証城寺の狸囃子』が使用されている[3]。なお、4番線の発車メロディについては2013年3月16日から久留里線がワンマン運転になったため、通常は使用されなくなった。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | テンプレート:Color内房線 | 上り | 五井・蘇我・千葉・東京方面 | |
3 | テンプレート:Color内房線 | 下り | 君津・館山・千倉・安房鴨川方面 | 一部は2番線 |
4 | テンプレート:Color久留里線 | - | 久留里・上総亀山方面 |
2番線は主に当駅始発列車や待避列車が使用する。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 館山方面着発 | 千葉方面着発 | 久留里方面着発 | 君津方引上げ線着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
上本 | 1 | 15両分 | 到着可 | 出発可 | 不可 | 出区可 | 内房線上り主本線 |
中1 | 2 | 15両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 不可 | 入出区可 | |
中2 | ホームなし | 到着・出発可 | 到着可 | 不可 | 入出区可 | ||
下本 | 3 | 15両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 不可 | 入区可 | 内房線下り主本線 |
久本 | 4 | 5両分 | 出発可 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 不可 | 久留里線主本線、架線なし |
久1 | ホームなし | 不可 | 不可 | 到着・出発可 | 不可 | 架線なし |
- 主本線を発着する場合は通過が可能。ただし久留里方面は不可。
- 電留線4本(電留1番 - 電留4番)、気留線3本(気留2番 - 気留4番)のほか、洗浄線1本、君津寄りに引上げ線1本、久留里寄りに引上げ線2本がある。
- 夜間、1番線、3番線や中2番線、電留線に内房線列車(特急、京葉線直通各1本含む)計7本が留置される。
- 電車の入出区は、ホーム - 君津寄りの引上げ線 - 山側(久留里寄り)の引上げ線 - 電留線と、2回スイッチバックする必要がある。
- 気動車の入出区は、ホーム - 久留里線の本線上 - 気留線(または電留線)と、1回のスイッチバックで行うことが可能。ただし係員による誘導が必要。
* 参考資料:「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳」 第4巻 「水戸・千葉支社管内編」 『学研』 2010年3月
駅弁
漁り弁当や菜の花弁当など数種類が駅弁業者の万葉軒によって販売されている。以前は駅前の業者(吟米亭浜屋)が販売していた。浜屋の売店はアクア木更津の裏路地に現在も存在している。
主な駅弁は下記の通りである[4]。
- 千葉元気豚めし
- 銚子さんまのさいきょう寿司
- 沖じめ鰯づくし
- 蛤豚之助(はまぐりとんのすけ)
- 漁り弁当
利用状況
2012年度の一日平均乗車人員は13,600人(前年度比102.5%)である。内房線内の途中駅では五井駅に次いで2番目に多い。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 22,152 |
1991年 | 22,719 |
1992年 | 22,604 |
1993年 | 22,077 |
1994年 | 21,411 |
1995年 | 20,912 |
1996年 | 20,127 |
1997年 | 19,248 |
1998年 | 18,634 |
1999年 | 17,947 |
2000年 | 17,077 |
2001年 | 16,492 |
2002年 | 15,888 |
2003年 | 15,205 |
2004年 | 14,839 |
2005年 | 14,551 |
2006年 | 14,511 |
2007年 | 14,336 |
2008年 | 14,255 |
2009年 | 13,866 |
2010年 | 13,474 |
2011年 | 13,274 |
2012年 | 13,600 |
駅周辺
テンプレート:Vertical images list 駅の周辺には木更津の市街地が広がる。
東口
- 太田山公園
- 木更津市立図書館
- 千葉県立木更津高等学校
- 千葉県立木更津東高等学校
- 木更津看護学院
- イオンタウン木更津朝日
- はぎわら病院
- 木更津大和町郵便局
西口
- 木更津市役所
- 木更津税務署
- 木更津法務総合庁舎
- 木更津地方合同庁舎
- 證誠寺
- アクア木更津(旧・木更津そごう)
- 木更津公共職業安定所(ハローワーク木更津)
- かずさエフエム
- 木更津市立木更津第一中学校
- 木更津市立木更津第一小学校
- 薬丸病院
- 木更津郵便局
- 日東交通本社ビル・木更津運輸営業所
- 小湊鐵道塩田営業所木更津車庫
路線バス
発着路線の詳細については、運行各社のウェブサイトまたは市内公共交通(木更津市公式サイト)などを参照。
- 木更津駅東口バスのりば.JPG
東口バスのりば
- 木更津駅西口バスのりば.JPG
西口バスのりば
- 高速バス.JPG
東京行の高速バス
- 京浜急行バス(高速バス).JPG
横浜行の高速バス
東口発着
日東交通・鴨川日東バス・小湊鐵道・京浜急行バス・川崎鶴見臨港バス・東京ベイサービス・東京空港交通によって運行されている。
乗り場 | 経由地 | 行先 |
---|---|---|
1番 | 君津中央病院・大久保・シーアイタウン中央 | シーアイタウン |
君津中央病院・上烏田・センター前 | 八幡台ニュータウン | |
君津中央病院・シーアイタウン中央・羽鳥野六丁目 | 八幡台ニュータウン | |
真舟団地・上烏田・センター前 | 八幡台ニュータウン | |
2番 | 総合高校前→アピタ木更津店→イオンタウン木更津請西 | 太田循環線(総合高校前・アピタ先回り) |
請西小学校→イオンタウン木更津請西→アピタ木更津店 | 太田循環線(請西小学校・イオンタウン先回り) | |
清見台東・溝下・横田・馬来田駅前 | 茅野 | |
3番 | 国道請西・紅陵高校下 | 真舟団地循環線 |
中郷小前・富岡小前・戸崎 | 草敷回転場 | |
かずさアーク・東粟倉・安房鴨川駅・鴨川シーワールド | 亀田病院 | |
直通(季節運行) | マザー牧場 | |
4番 | (一部のみ) | 八幡台ニュータウン |
5番 | 総合高校前・ほたる野・かずさアーク | かずさ小糸南 |
矢那・かずさアーク・高倉観音下 | 草敷 | |
6番 | 畳ヶ池・高専前 | 清見台団地 |
太田・高専裏・祇園小前 | 清見台団地 | |
7番 | (高速バス) | 品川駅東口 |
川崎駅 | ||
浮島バスターミナル | ||
8番 | (高速バス) | 横浜駅東口 |
羽田空港 | ||
※ | (無料シャトルバス) | イオンタウン木更津朝日 |
シーアイタウン行き、八幡台ニュータウン行きは早朝・夜間、土休日は君津中央病院を経由しない。
※イオンタウン木更津朝日の無料シャトルバス(小湊鐵道が運行)は暁星国際学園スクールバス乗り場付近の専用バス停に発着する。
西口発着
- 木更津市公共案内看板.JPG
木更津市公共案内看板(画面裏側にバスの時刻表がある)
- 木更津市観光案内図.JPG
木更津駅西口に置かれている観光案内図
日東交通・小湊鐵道・京成バス・小田急シティバスによって運行されている。
2013年8月12日に、バスロータリーの改修工事に伴い一部路線の乗り場が変更[5]、さらに同年11月には電子看板(デジタルサイネージ)方式を採用した公共案内看板が設置され[6]、同年12月に整備が完了した[5]。
乗り場 | 経由地 | 行先 |
---|---|---|
1番 | (高速バス) | 東京駅八重洲口前・東雲車庫 |
成田空港 | ||
2番 | 朝日二丁目・高専前 | 清見台団地 |
江川・金田中学校・金田中島北 | 三井アウトレットパーク | |
江川・金田中学校・中島郵便局 | 三井アウトレットパーク | |
3番 | 木更津市役所・潮見六丁目 | ソニー前 |
4番 | (高速バス「アクアライナー」) | 新宿駅西口 |
(無料シャトルバス) | イオンタウン木更津朝日 | |
5番 | 君津中央病院・法木作・君津バスターミナル | 中島 |
6番 | 君津中央病院・畑沢三丁目東・陽光台 | 君津駅南口 |
西山・住吉四角・高柳 | 巌根駅 | |
畳ヶ池・高柳・小櫃橋 | 袖ケ浦駅 | |
高柳・袖ケ浦駅・蔵波台 | 長浦駅 | |
西山→巌根駅→航空隊前 | 西山・江川循環線 | |
航空隊前→巌根駅→西山 | 江川・西山循環線 | |
7番 | 桜井・中央門入口・青堀駅 | 富津公園 |
付記
- 久留里線の線内各駅はSuicaに対応していないが、「休日おでかけパス」は全線が利用可能エリアに含まれる。
- 当駅最寄りの高等学校が多く、朝夕は多くの学生が利用する[7]。スクールバスは、清和大学・木更津総合高等学校(学校法人君津学園)、暁星国際高等学校(学校法人暁星国際学園)、拓殖大学紅陵高等学校・志学館中等部・高等部(学校法人紅陵学院)がそれぞれ専用のバスターミナルから運行されている。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color内房線
- 特急「さざなみ」停車駅
- テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color快速(京葉線経由)・テンプレート:Color快速(総武線経由)
- テンプレート:Color普通(各駅停車)
- 巌根駅 - 木更津駅 - 君津駅
- テンプレート:Color久留里線
- 木更津駅 - 祇園駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:鉄道路線ヘッダー テンプレート:内房線 テンプレート:久留里線
テンプレート:鉄道路線フッター- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)
- ↑ 3.0 3.1 日本経済新聞 2004年10月13日付39面(首都圏経済面・千葉)
- ↑ 『JR時刻表』2010年8月号、交通新聞社 刊、529ページ
- ↑ 5.0 5.1 テンプレート:Cite press release※乗り場変更は「木更津駅西口バス乗り場変更のご案内」を、整備完了は「木更津駅西口駅前広場の再整備が完了しました」を参照。
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ 平成22年3月定例会(第6号) 本文 ◯21番(大野俊幸君)による答弁 木更津市議会