新潟アルビレックスBB

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:バスケットボールチーム テンプレート:Infobox 新潟アルビレックスBBにいがたアルビレックスビービー)は、新潟県新潟市をホームタウンとして日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)に所属するプロバスケットボールチームである。bjリーグの発足時より所属するチームの一つである。

概要

チーム名の由来

"アルビレックス"は"アルビレオ"(白鳥座のくちばしにオレンジとブルーに輝く二重星)と"レックス"(ラテン語で王者の意味)の造語。アルビレオがさらにパワーアップしてバスケット界の王者に向かって羽はばたくという意味がある。新潟アルビレックスBBは地域に根ざした総合クラブチームとしてサッカーJ1のアルビレックス新潟とチーム名を共有している。

チームカラー

チームカラーはオレンジと青(チーム名の由来となった「アルビレオ」の色から)・白。また、オレンジは日本海に沈む夕日、青は日本海と信濃川、白は白鳥という位置づけもされている。

マスコット

  • アルードくん

白鳥のキャラクター。アルビレックスBB+ロード(道) 新潟アルビレックスBBを優勝へ導き、勝利の道へ突き進むシンボルになって欲しいという想いが込められている。

チアダンスチーム

アルビレックス新潟などと同様、アルビレックスチアリーダーズがオフィシャルチアリーディングチームとなっている。

オフィシャルソング

2003-04はアルビレックス新潟と同じ高岡奈央の「コメノチカラ」が使用されていたが、2004-05と2005-06は布袋寅泰の「CAPTAIN ROCK」が使用され、2008-09シーズンも再び使用されている。

会場MC

  • 立石勇生
  • 島村仁

歴史

JBL 大和証券時代(1954-1999)

テンプレート:Main

JBL 新潟アルビレックス設立(2000-2004)

1999-2000シーズンを最後に休部することになった大和証券バスケットボール部に所属する全選手の受け皿となる企業としてサッカーJリーグ)・アルビレックス新潟のメインスポンサー企業である新潟県の学校法人「NSGグループ」が受け入れることを決定し、実質的なプロチームとして運営法人「新潟スポーツプロモーション」を設立。サッカーと同じアルビレックスの愛称を使用し、「新潟アルビレックス」として県民密着型のバスケットクラブチームを目指すことになった。初代ヘッドコーチも大和証券最後のヘッドとなった廣瀬昌也が引き続き就任。所属選手5人に大和証券に内定していた鈴木裕紀を加えた6人が新潟でプレーすることになった(うち、青木勇人のみ初年度は大和証券からの出向として所属。)。

当初は新・日本リーグ(2部相当)でプレーし、2000-01、2001-02の2シーズンに渡って同リーグ連覇達成。いすゞ自動車ボッシュの休部を受け、2002-03シーズンからオーエスジーフェニックスとともにスーパーリーグに昇格を果たす。

2004年に新潟アルビレックスがさいたまブロンコスと共にバスケットボール日本リーグ機構(JBL)を脱退し、プロ組織による新リーグを結成するというプロリーグ構想が発表された。一旦それは認められなかったが、2005年4月に正式に脱退が認められた。しかし、日本バスケットボール協会が主催するプロリーグの構想も明らかになっており、今後の完全プロ化・一本化が厳しくなる可能性がある。

また、2003年にはアメリカ合衆国のマイナーリーグ、ABAに所属するロングビーチ・ジャムと資本関係を結び、チーム名のアルビレックスを冠化し「ロングビーチ・ジャム・アルビレックス」(現ベーカーズフィールド・ジャム)として活動を開始した。

bjリーグ加盟 新潟アルビレックスBB(2005-)

2005-06シーズン

bjリーグ初年度は5名の選手をプロテクトし、ドラフトで2名を指名した。大阪エヴェッサと優勝争いを展開し、最終的には準優勝となった。

チームロゴがサッカーのアルビレックス新潟と酷似しているとJリーグから抗議を受け、2006年7月より「新潟アルビレックス バスケットボール(略称:新潟アルビレックスBB)」と改称し、チームロゴも変更した。

2006-07シーズン

シーズン2位でプレイオフに進出。しかし、セミファイナルでリーグ新加入の高松ファイブアローズ戦と、3位決定戦の大分ヒートデビルズ戦に敗れ、痛恨の4位となった。

2007-08シーズン

新外国人の獲得の失敗、途中解雇とごたつき、日本人選手の活躍もあったが、全般的に見て、持ち味であったチーム力の低下、物堅いディフェンスが影をひそめ、スリーポイントを含むシューターの迷い、そしてインサイドの不調。これらを踏まえて、プレイオフ進出を決める東京アパッチとのワイルドカード敗退という結果に終わり、6位となった。

2008-09シーズン

前年のチーム内、チームとフロントとのコミュニケーション不足のままシーズン突入。ABAのブレット、ドクン、バークス等の新外国人が怪我で欠場や不調の中、(球団史上ベストと言えるほど)外国人の補強を断続的に行い、東カンファレンス4位となった。カンファレンスセミファイナルに駒を進めるも浜松・東三河フェニックスとの対戦で1勝1敗とした後の延長戦(前後半5分)で惜しくも破れ、ファイナル4進出はならなかった。

2009-10シーズン

スーパーリーグ時代よりホームアリーナとして使用していた朱鷺メッセを使用せず、ホームゲームは新潟市鳥屋野総合体育館と東総合体育館を中心に行った。 開幕戦ダッシュを目論んだが、チーム内のコミュニケーション不足が祟り、連敗が続いた。シーズン中盤より持ち直し、東カンファレンス3位でプレイオフに進出。 カンファレンスセミファイナルではホームである仙台89ERSを破り、3シーズンぶりにファイナル4に進出。ファイナル4では、カンファレンスファイナルの浜松戦と3位決定戦の琉球ゴールデンキングス戦に敗れ、4位でシーズンを終えた。

2010-11シーズン

ベスト5のジュリアス・アシュビー澤岻直人に加え、NCAAのファイナリストのバトラー大のウィリー・ヴィーズリー等優れた選手獲得という強化策を成功させたが、開幕戦秋田とのブザービーター、沖縄戦のアリウープによるブザービーター、3月の富山戦での2度のブザービーターによるOTの末の敗退等、勝ちきれない試合が続いた。なお東日本大震災の発生による東カンファレンス3チームの活動休止を受けてプレーオフへの2位進出決定。東日本大震災等の影響により主力外国人選手の帰国とジョージ・リーチ選手の埼玉からのレンタル移籍があり、課題であったインサイドがリーグ有数の強さとなった。 ファイナル4では、カンファレンスファイナルの浜松戦と3位決定戦の大阪戦に破れ、4位でシーズンを終えた。 シーズン終了後、廣瀬HCが契約満了に伴い退団。

2011-12シーズン

2007-08シーズンまで選手として新潟に在籍していたマット・ギャリソンが新HCに就任。東4位でプレイオフに進出し、ファーストラウンドの富山グラウジーズ戦は突破したが、カンファレンスセミファイナルの浜松・東三河フェニックス戦で敗退した。 テンプレート:節stub

2012-13シーズン

チーム運営会社が「株式会社新潟プロバスケットボール」に社名変更。開幕から3連敗を喫したが直後に7連勝。横浜ビー・コルセアーズ富山グラウジーズ岩手ビッグブルズと首位争いを繰り広げ、最終盤に4連勝して初めてレギュラーシーズン東1位になる。

テンプレート:節stub

チーム名の変遷

  • 1954年 大和証券バスケットボール部
  • 1994年 大和証券ホットブリザーズ
  • 1999年 大和証券グループ本社ホットブリザーズ
  • 2000年 新潟アルビレックス
  • 2006年 新潟アルビレックス バスケットボール(略称:新潟アルビレックスBB)

歴代社長

  • 2000年-2004年 河内敏光
  • 2004年-2007年 中野秀光
  • 2007年- 日野明人

選手・スタッフ (2012-13)

テンプレート:Main

主な成績

日本リーグ

年度 HC リーグ ディビジョン レギュラーシーズン セミファイナル ファイナル 最終結果
順位
2000 廣瀬昌也 日本リーグ 2部 34 12 2 2位 1 0 1 0 優勝
2001 日本リーグ 35 14 0 1位 2 0 2 1 優勝
2002 スーパーリーグ 2 9 12 6位 --- 6位
2003 3 9 19 8位 --- 8位
2004 4 8 20 7位 --- 7位

bjリーグ

年度 HC レギュラーシーズン 最終結果 備考
勝率 ゲーム差 得点 失点 得失点差 順位
2005-06 廣瀬昌也 29 11 .725 2.0 79.7 71.7 +8.0 2位 準優勝
2006-07 25 15 .625 4.0 83.2 75.8 +7.4 2位 4位 プレイオフ出場
2007-08 26 18 .591 3.0 83.5 81.6 +1.9 東3位 6位 ワイルドカードゲーム敗退
2008-09 24 28 .462 12.0 82.8 83.9 -1.1 東4位 5位 プレイオフ
地区準決勝敗退
2009-10 25 27 .481 16.0 81.2 79.1 -2.1 東3位 4位 ファイナル4出場
2010-11 20 20 .500 17.0 75.3 74.3 +1.0 東4位 4位 ファイナル4出場
2011-12 マット・ギャリソン 28 24 .538 9.0 82.6 78.8 +3.8 東4位 5位 プレイオフ
地区準決勝敗退
2012-13 36 16 .692 --- 83.2 74.6 +8.6 東1位 4位 ファイナル4出場
2013-14 平岡富士貴 31 21 .596 11.0 77.6 74.0 +3.6 東5位 7位 プレイオフ
地区準決勝敗退

ゲーム差は1位との差を表している。

獲得タイトル

個人別タイトル

個人別タイトル

MVP
ルーキー・オブ・ザ・イヤー
コーチ・オブ・ザ・イヤー
ベスト5
リバウンド
ブロックショット
スティール
フィールドゴール成功率
フリースロー成功率
3Pシュート成功率
最優秀6thMan賞

bjリーグ2011-2012 小松秀平


その他受賞

  • bjリーグ2006-07 コミュニティーアシスト

リーグ戦の主な記録

個人記録

通算最多試合出場
最多連続試合出場
最年少試合出場
最年長試合出場
シーズンフルタイム出場
1試合最多得点
1試合最多リバウンド
1試合最多アシスト
通算最多得点
最多連続得点試合
シーズン最多得点
最年少得点
最年長得点

チーム記録

得点失点関連記録

1試合最多得点
1試合最少得点
1試合最多失点

連勝記録

最多連勝
  • 18連勝 日本リーグ 2001年1月28日~2002年2月17日
  • 15連勝 bjリーグ 2005年11月26日~2006年2月5日
最多連敗
同一カード最多連勝
同一カード最多連敗

観客動員記録

最多観客動員試合
最少観客動員試合
年度別観客動員記録
年度 試合数 合計 平均 最大 最小 試合会場 備考
日本リーグ 2000-01 --- ---人 ---人 ---人 ---人 --- リーグ優勝
2001-02 --- ---人 ---人 ---人 ---人 --- Sリーグ昇格
Sリーグ 2002-03 --- ---人 ---人 ---人 ---人 --- ---
2003-04 --- ---人 ---人 ---人 ---人 --- ---
2004-05 --- ---人 ---人 ---人 ---人 --- Sリーグ脱退
bjリーグ 2005-06 20 60,160人 3,008人 4,394人 1,459人 --- bjリーグ開幕
2006-07 20 65,179人 3,259人 4,515人 1,823人 --- ---
2007-08 20 ---人 ---人 ---人 ---人 --- ---
会場別観客動員記録
年度 自治体 アリーナ 座席数 ホームゲーム観客数
試合数 合計 平均 最大 最小
2005-06 新潟市 朱鷺メッセ 約5,000席 10 ---人 4,021人 4,394人 3,498人
新潟市 市東総合SC 3,120席 2 ---人 2,116人 2,158人 2,073人
長岡市 市厚生会館 4 ---人 1,887人 2,200人 1,579人
小千谷市 市総合体育館 2 ---人 1,502人 1,544人 1,459人
上越市 リージョンプラザ 3,476席 2 ---人 2,586人 2,711人 2,460人
ホーム計 20 60,160人 3,008人 4,394人 1,459人
2006-07 新潟市 朱鷺メッセ 約5,000席 10 42,153人 4,215人 4,515人 3,656人
長岡市 市厚生会館 4 9,573人 2,393人 2,603人 2,221人
柏崎市 市総合体育館 1,130席 2 4,556人 2,278人 2,465人 2,091人
小千谷市 市総合体育館 2 3,850人 1,925人 2,027人 1,823人
上越市 リージョンプラザ 3,476席 2 5,047人 2,524人 2,586人 2,461人
ホーム計 20 65,179人 3,259人 4,515人 1,823人
2007-08 新潟市 朱鷺メッセ 約5,000席 10 ---人 ---人 ---人 ---人
新潟市 市東総合SC 3,120席 2 ---人 ----人 ----人 ----人
新潟市 市体育館 2 ---人 ---人 ---人 ---人
長岡市 市厚生会館 4 ---人 ---人 ---人 ---人
阿賀野市 ささかみ体育館 2 ---人 ---人 ---人 ---人
上越市 リージョンプラザ 3,476席 2 ---人 ---人 ---人 ---人
ホーム計 22 ---人 ---人 ---人 ---人
2008-09 新潟市 朱鷺メッセ 約5,000席 10 ---人 ---人 ---人 ---人
新潟市 市東総合SC 3,120席 4 ---人 ---人 ---人 ---人
長岡市 市民体育館 2 ---人 ---人 ---人 ---人
長岡市 市厚生会館 2 ---人 ---人 ---人 ---人
新発田市 カルチャーセンター 2 ---人 ---人 ---人 ---人
燕市 吉田総合体育館 2 ---人 ---人 ---人 ---人
上越市 リージョンプラザ 3,476席 2 ---人 ---人 ---人 ---人
聖籠町 町民会館 2 ---人 ---人 ---人 ---人
ホーム計 26 ---人 ---人 ---人 ---人

テンプレート:節stub

国際試合・親善試合

親善試合

国際大会

下部組織

2003年にサテライトチームとしてトライアウトにより選抜された「新潟アルビレックスBB-A2」を創設した。かつてはクラブ連盟に所属し、2005年に行われた第31回全日本クラブバスケットボール選手権大会で準優勝となった。

現在はトップチームの練習参加やエキシビションをこなし、各選手はトップチームとの契約を目指している。また、2008年からは育成指定選手も合流している。

2011年には同年限りで廃部となる日本航空の女子バスケットボールチーム「JALラビッツ」の譲渡を受け、女子部門を創設。JALラビッツから引き継ぐ形でバスケットボール女子日本リーグ(WJBL)に参加する。

エピソード

異競技間交流

サッカー・Jリーグ、アルビレックス新潟のグループチームとしてチーム名とイメージカラーを共有している。

グループチームは新潟アルビレックスBBのほかに、チアリーディングチームアルビレックスチアリーダーズスキースノーボードの「チームアルビレックス新潟」、陸上競技の「新潟アルビレックスランニングクラブ」。更に野球BCリーグの「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が存在する。2010年にはモータースポーツの「アルビレックスレーシングチーム」も加わった。

(なお、各「アルビレックス」は、イメージカラーを共有しているが、各競技チームの運営会社は全く別個の企業であり、各運営会社間に直接の資本関係等は無い)

コート一周と代替企画

2007-08シーズンはホームゲーム終了後、選手及びスタッフによるコート一周を行っていたが、ブースターがコートに殺到し危険を伴うため、終了となった。

しかし、選手とのふれあいの機会を求めるブースターの希望により、土曜日は試合終了後に「選手によるブースターのお見送り」、日曜日は「サイン会」を開催することになった。

試合に関連するエピソード

ダービーマッチ

詳しくは日本のダービーマッチを参照。

Wリーグとの合同開催

2011年1月15・16日に新潟市東総合スポーツセンターで開催される大分戦は、女子トップリーグであるバスケットボール女子日本リーグ機構との史上初の合同開催として行われることが明らかになった。この2日間はJXサンフラワーズVS日本航空JALラビッツ戦が同会場で開かれ、15日は女子・男子、16日は男子・女子の順番で行われた。

スポンサー

ユニフォームスポンサー

過去のユニフォームスポンサー

  • CORONA(胸 2000~2003,背 2003~2006)
  • NSG(背 2000~2003,胸 2005~2007)
  • Yahoo! BB(胸 2003-2004シーズンの2004年のみ)
  • INVOICE(胸 2004-2005)
  • クレアール(胸 2006-2007)
  • コーポレートソフトウェア株式会社(パンツ 2005-2006)※2006年8月に富士通コミュニケーションサービスへ社名変更

ユニフォームサプライの遍歴

ウェアスポンサー

スポンサー

テンプレート:Main2

放送・メディア

応援番組

関連

外部リンク

テンプレート:CommonsCat

テンプレート:新潟アルビレックスBB テンプレート:新潟アルビレックスBB歴代HC テンプレート:アルビレックス テンプレート:Bjリーグ