新なにわ筋
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新なにわ筋(しんなにわすじ)とは、大阪府大阪市を南北に走る道路の一つ。大阪府道29号大阪臨海線の大阪市域における愛称。テンプレート:要出典範囲
概要
野田阪神前交叉点から大阪市街西部および木津川左岸の工業地域などを通り、堺市境の大和川に架かる阪堺大橋まで南下する。
土佐堀通から千日前通までの区間は大阪市営地下鉄千日前線が地下を走る。また、大阪市営地下鉄四つ橋線や阪神高速3号神戸線、15号堺線も一部で並行する。
浪速区の芦原橋交叉点以南はもともと阪堺電鉄(のち大阪市電阪堺線。通称:三宝線)の軌道線として敷設された区間で、現在でも「電車道」や「三宝線」と通称される。特徴的なのが西成区内において南海汐見橋線を越える「鶴見橋跨線橋」で、市電廃止後そのまま転用したため幅員が非常に狭く、架線柱の痕跡もあり、車両総重量制限もある(同跨線橋は、車両総重量4.5t以下、車両高さ2.3m以下、車両幅2m以下の2輪車を除く車両が通行可能である)。そのため、ここを通る大阪市営バス(一般路線バスの29号系統・赤バスの西成西ループ)は同跨線橋を通らずに踏切のある側道を通る。
西区内には、歩道と分離された自転車道が整備されている区間がある。他の道路に比べて大型トラックやトレーラーなどの大型車の通行が多い。その中でも西成区北津守から南津守にかけては2車線であるものの、交通量が多い割に車道幅・歩道幅共に狭い箇所がある。このためこの区間は最高速度が40キロ制限となるが、普通車や二輪では見通しの利かない特大車の通行が多いことや少々見通しの悪いカーブがあることなどから、交通事故が多い。
通過する区
沿線情報
- 福島区
- 阪神電気鉄道本社
- 大阪中央卸売市場
- 北区
- 西区
- 大阪法務局西出張所
- 大阪西郵便局
- 西区役所
- 西区民センター
- 大阪市立子ども文化センター
- 大阪市立中央図書館
- 大阪市公文書館
- 浪速区
- 西成区
- 大阪市立北津守小学校
- 大阪市津守下水処理場
- 大阪府立西成高等学校
- 西成公園
- 津守神社
- 大阪市立津守小学校
- 西成消防署津守出張所
- 南津守さくら公園
- 木津川
- 住之江区
- 玉出年金事務所
- 大阪市交通局緑木検車場
- 大阪市立住之江特別支援学校
- 大阪市立加賀屋中学校
- 住之江公園
- 大阪護国神社
- 住之江競艇場
- オスカードリーム
- 阪堺大橋
新なにわ筋にある鉄道駅
- 野田阪神駅 - 大阪市営地下鉄千日前線
- 阿波座駅 - 大阪市営地下鉄中央線・千日前線
- 西長堀駅 - 大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線・千日前線
- 汐見橋駅 - 南海汐見橋線
- 桜川駅 - 大阪市営地下鉄千日前線・阪神なんば線
- 芦原橋駅 - JR西日本大阪環状線
- 芦原町駅 - 南海汐見橋線
- 津守駅 - 南海汐見橋線
- 北加賀屋駅 - 大阪市営地下鉄四つ橋線
- 住之江公園駅 - 大阪市営地下鉄四つ橋線・南港ポートタウン線(ニュートラム)
- ※厳密には桜川駅・芦原町駅・津守駅・北加賀屋駅の4駅は新なにわ筋から300m以上ほど離れた場所に立地している。
接続路線
- 福島区
- 北区
- 西区
- 浪速区
- 西成区
- 国道43号 - 北津守ランプ前交叉点
- 住之江区