手塚昌明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
手塚 昌明(てづか まさあき、1955年1月24日 - )は映画監督。栃木県出身。
概要
日本大学藝術学部映画学科卒業後、西河克己や市川崑の助監督を経て、1994年に東宝映画入社。『モスラ2 海底の大決戦』『モスラ3 キングギドラ来襲』にて、チーフ助監督を務める。
2000年、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』にて監督デビュー。
熱烈なゴジラファンとして有名で、『ゴジラ×メガギラス』は1960年代の東宝特撮映画を彷彿させる作品に仕上げ、高い評価を受けた。その後は『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』を撮り、ゴジラ映画に新たな可能性をもたらした。
2006年には、『犬神家の一族』にて、かつて師事した市川崑監督の監督補佐を務めている。
アルフレッド・ヒッチコックよろしく、自身の監督作品にはワンカット出演する。監督作品ではないが、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』にも防衛軍将校として出演している(ちなみに、何故かエンドロールに名前はないが、「ゴジラ・ビデオ・ファンクラブ」の会報によると、同作には特撮B班のスタッフとして参加しているという)。
映画界からは、「大作を熟知した監督である」と認識されており、これまで監督した作品は、全て制作費10億円以上(通常の日本映画では制作費は5~6億円ほど)のものである。また、リアルで精密な描写が得意で、特に『ゴジラ×メカゴジラ」『戦国自衛隊1549』での自衛隊描写は特筆に価する。
担当作品
参加作品
- 『復活の日』(1980年)- 助監督
- 『映画女優』(1987年)- 助監督
- 『竹取物語』(1987年)- 助監督
- 『ゴジラvsモスラ』(1992年)- 監督助手
- 『帰ってきた木枯し紋次郎』(1993年)- 助監督
- 『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)- 監督助手
- 『忠臣蔵 四十七人の刺客』(1993年)- 助監督
- 『八つ墓村』(1996年)- 助監督
- 『誘拐』(1997年)- 助監督
- 『モスラ2 海底の大決戦』(1997年)- チーフ助監督
- 『モスラ3 キングギドラ来襲』(1998年)- チーフ助監督
- 『催眠』(1999年)- 助監督
- 『新撰組』(2000年)- 助監督
- 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)- 特撮B班演出・出演(ノンクレジット)
- 『犬神家の一族』(2006年)- 監督補佐
監督作品
映画
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000年)
- 『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年)
- 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)- 脚本・監督
- 『戦国自衛隊1549』(2005年)
- 『空へ―救いの翼 RESCUE WINGS―』(2008年)
- 『絆 -再びの空へ-Blue Impulse』(2014年)
テレビドラマ
その他
- 『行け!ゴッドマン』DVDBOX特典ディスク(2008年)
関連項目
テンプレート:ゴジラ テンプレート:手塚昌明監督作品テンプレート:Film-bio-stub テンプレート:Film-director-stub