憑依芸人
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テンプレート:出典の明記 憑依芸人(ひょういげいにん)とは、喜劇やコントなどの場で、自分とは全く別のキャラクターになり切ることができるアーティスティックなコメディアンのこと。その姿がまるで霊に「憑依」されたかのように、まったくの別人の如く振る舞うことからこう呼ばれるようになった。
概要
テレビ番組や喜劇の舞台などに出演する際に、衣装や小道具を用い、メイクを施すことにより別の人格に切り替わったようになる。基本的には、その劇の中にのみ存在する空想上のキャラクターを演じるときにこの表現が使用されるため、実在の人物の物真似をする芸人、いわゆるものまねタレントとは区別される。また、主にお笑いタレントや喜劇俳優等に対して使われるため、シリアスなドラマや舞台で役を演じる俳優は含まない。
「憑依芸人」という言葉の詳しい出所は不明だが、構成作家の高須光聖は「ダウンタウンの松本人志は自分の芸風を『憑依芸人』と呼んでいる。」と語っており[1]、おそらく松本による造語だと思われる。
ビートたけし、明石家さんま、とんねるず、爆笑問題等は、普段のキャラクター・芸風を生かして役を演じる(演じている間も地を残す)タイプであり、憑依芸人には含まれない。
代表的な憑依芸人
男性憑依芸人
- 志村けん
- 竹中直人
- イッセー尾形
- 柄本明
- 松本人志(ダウンタウン)
- 内村光良(ウッチャンナンチャン)
- 藤井隆
- バカリズム
- 劇団ひとり
- 塚地武雅(ドランクドラゴン)
- 中川礼二
- 東京03
- バナナマン
- 秋山竜次(ロバート) 他
女性憑依芸人
出典
テンプレート:Reflistテンプレート:Owarai-stub- ↑ 太田出版『クイック・ジャパン(Vol.63)』2005年。ISBN 4-8723-3995-9