広島県道181号下御領新市線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox road 広島県道181号下御領新市線(ひろしまけんどう181ごう しもごりょうしんいちせん)は、広島県福山市神辺町下御領と同市新市町戸手を結ぶ一般県道である。

概要

路線データ

沿革

  • 1960年10月10日 広島県告示第682号により広島県道52号下御領新市線として認定される。
  • 1972年11月1日 広島県の県道番号再編により現行の県道番号に変更される。
  • 1975年2月1日 沿線に存在した芦品郡駅家町深安郡加茂町が福山市に編入される。
  • 2003年2月3日 芦品郡新市町が福山市に編入されたことに伴い、終点の地名表記が芦品郡新市町戸手から福山市新市町戸手に変更される。
  • 2006年3月1日 深安郡神辺町が福山市に編入されたことに伴い、起点の地名表記が深安郡神辺町下御領から福山市神辺町下御領に変更され、併せて全区間が福山市域を通る路線になる。

路線状況

  • 新道である国道486号の渋滞を回避するための道としては、狭隘箇所が多く、推奨できない。
  • 福山市駅家町の商店街区間を迂回させる形で、福山市駅家町万能倉(広島県道392号中野駅家線交点) - 福山市駅家町中島間にバイパスが整備され、供用中。しかし、広島県道392号中野駅家線交点より更に東へ延伸される予定はあるが、建設のめどは立っていない。
  • 国道313号(国道486号重用)神辺バイパスが開通すると国道313号(国道486号重用)との交点が福山市神辺町上御領に移ることから広島県道・岡山県道102号下御領井原線とともに路線名称が変更される可能性がある(但しその時期は未定)。

重用区間

  • 広島県道390号三谷神辺線(福山市神辺町湯野 - 福山市神辺町箱田「箱田池北交差点」〔信号機なし〕間)
  • 広島県道393号粟根神辺線(福山市神辺町箱田「箱田池北交差点」〔信号機なし〕 - 福山市神辺町箱田「梶久橋東詰交差点」間)
  • 広島県道215号道上停車場中野線(福山市神辺町道上「三ツ橋西詰交差点」 - 福山市神辺町道上「道上小学校入口交差点」間)

通称・呼称

  • 旧道(きゅうどう、きゅうみち)
    並行する国道486号が新道であるのに対し、その旧道であることや、古代山陽道を踏襲する路線であることから呼ばれる。ちなみに、国道486号(都市計画道路「駅家神辺線」)のうち、福山市神辺町下御領「湯野口交差点」 - 福山市神辺町十九軒屋(じゅうくけんや)「十九軒屋(北)交差点」間は、国道昇格前に本路線単独のバイパス、「十九軒屋(北)交差点」以西は旧広島県道24号福山上下線との重用のバイパスとして整備された。

地理

通過する自治体

  • 広島県
    • 福山市

接続道路

主要施設

名所・旧跡・観光地

  • 備後国分寺跡
  • 新池・古池 - 池の真ん中に道路が通っており、本路線の北側が新池、南側が古池と分かれている。
  • 正戸山 - 戦国時代の丘城の跡。山頂には石槌神社と1930年昭和5年)11月に昭和天皇が深安郡上岩成村(当時、現:福山市御幸町上岩成)で行われた陸軍大演習を視察するために行幸したことを記念する石碑がある。なお、御幸という地名はこの昭和天皇の行幸に由来する。
  • 素盞鳴神社(すさのおじんじゃ) - 毎年7月中旬に行われるけんかみこしで知られる神社。境内には相方城(福山市新市町相方〔さがた〕)の門が移築されている。

文化

並行する旧街道

  • 古代山陽道石州街道 銀の道 重用〕
    古代山陽道は本路線とほぼ同じところを通っていたとされている(途中にある駅家という地名は奈良時代に宿駅があったことに由来する)。

関連項目