布部駅
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布部駅(ぬのべえき)は、北海道富良野市字布部市街地にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅。駅番号はT31。電報略号はヌノ。
駅名は、アイヌ語の「ヌム・オッ・ペツ(クルミの多い川)」に由来する。
駅構造
駅周辺
この駅はフジテレビ系ドラマ「北の国から」の第1話に登場した駅で同ドラマの原点となっており、ファンが時折訪れる(第1話収録、放送当時は有人駅だった)。駅前には倉本聰直筆の「北の国から」を記念した看板がある。
駅前には小さな集落があり、商店等もある。
- 北海道道544号麓郷山部停車場線
- 布部郵便局
- 富良野市立布部小中学校
- 空知川
- 国道38号
- ふらのバス・占冠村営バス「布部入口」停留所(国道38号線沿い)
歴史
- 1927年(昭和2年)12月26日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 貨物・荷物取扱い廃止。同時に無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 釧路支社管轄から本社鉄道事業本部管轄に変更。
隣の駅
麓郷森林鉄道
- 1925年(大正14年)
- 3月 - 東京帝国大学が同大学北海道演習林内の布部川上流の麓郷に下ノ沢軌道約6km敷設。
- 10月 - 下ノ沢口-布部保護所の布部川軌道7.3km敷設。
- 1927年(昭和2年)11月 - 布部保護所-布部駅土場が開通し、麓郷森林軌道・麓郷本線約12kmが全通。
- 二ノ沢軌道、三ノ沢軌道、本沢軌道等支線延長。
- 1929年(昭和4年) - ガソリン機関車導入。東京帝国大学農学部北海道演習林・麓郷森林鉄道となる。
- 1930年(昭和5年)6月 - 下金山の西達布森林鉄道より蒸気機関車1台移管?
- 1948年(昭和23年)頃 - 運用停止。トラック輸送に切り替え。
- 1951年(昭和26年) - 軌道撤去。