川崎医科大学
テンプレート:Infobox 川崎医科大学(かわさきいかだいがく、テンプレート:Lang-en)は、岡山県倉敷市松島577に本部を置く日本の私立大学である。1970年に設置された。大学の略称は川崎医大、川大、川崎。
概説
岡山市内にある川崎病院を母体として1970年に設置され(大学設立後、病院は「川崎医科大学附属川崎病院」となる)、民間病院を母体とした医科大学としては聖マリアンナ医科大学と川崎医大のみとなっている。戦後の私立新設医科大学としては杏林大学・北里大学と並び早期に開校し、中国・四国地方で唯一の私立医学部である。設置者は学校法人川崎学園。校名の「川崎」は創立者の川崎祐宣に由来し、地名の川崎ではない。
創立当初は岡山大学医学部出身の教授が多かったが、最近は特定の学閥にとらわれずに、全国各地の大学卒業生の中から実力のある人材を求める傾向にあり、岡山大学出身の教授は基礎系講座を含めても全体の5分の1程度にすぎない。6年間の学費は4500万円程度。
全国の医科大学で唯一、附属の高等学校(川崎医科大学附属高等学校)を有しており、医学部入学以前から医学教育を行っており、卒業生の約9割は川崎医科大学へ進学する。医療人としてふさわしい人間性・知性を早いうちから涵養するために、川崎祐宣によって大学とほぼ同時に創立されたものである。 近年では、地元の医師確保のため、中国・四国地方で医療活動を行うことを出願条件とした推薦入試を行っている。
手塚治虫の漫画作品『ブラック・ジャック』の主人公であるブラック・ジャックの卒業大学「ポン骨大学」のモデルとなった大学とされる。このことについて、手塚はのちに「名前をポン骨としてしまった為どこがモデルか言いづらくなった。ちなみに川崎医科はいい大学だ。」と語っている。
建学の理念
- 人間をつくる
- 体をつくる
- 医学をきわめる
沿革
- 1968年(昭和43年) - 学園設置認可
- 1970年(昭和45年) - 大学開学(医学部医学科)
- 1976年(昭和51年) - 大学院博士課程開設。(医学研究科)
- 1977年(昭和52年) - ミネソタ大学と姉妹提携
- 1979年(昭和54年) - 救命救急センターを開設。
- 1982年(昭和57年) - 首都医科大学(en:Capital Medical University)(旧:北京第二医学院)と姉妹提携
- 1984年(昭和59年) - 上海中医薬大学(旧:上海中医学院)と姉妹提携
- 1994年(平成6年) - 中四国で初の高度救命救急センター開設。日本の大学で初めてOSCEを導入。
- 2001年(平成13年) - ドクターヘリ運行開始
- 2002年(平成14年) - オックスフォード大学グリーンカレッジとの交流協定
- 2004年(平成16年) - 川崎祐宣記念講堂完成
学部・研究科
関連施設
系列校
大学関係者
大学関係者一覧
交通アクセス
鉄道
バス
- 構内バス停: 一般路線バス(下津井電鉄バス)
- 川崎医大前バス停(岡山県道162号岡山倉敷線)