宿毛駅
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宿毛駅(すくもえき)は、高知県宿毛市駅前町一丁目にある土佐くろしお鉄道宿毛線の駅で、同線の終着駅(ただし、書類上は起点駅)。駅番号はTK47。四国最南端にして、高知県最西端の駅である。
目次
歴史
- 1997年(平成9年)10月1日:開業。駅舎は波形の屋根が特徴。
- 2002年(平成14年)8月31日:駅レンタカー営業終了。
- 2005年(平成17年)3月2日:岡山発の特急「南風17号」が車止めを乗り越えて駅舎の壁に衝突する事故が発生し、宿毛線が全線不通になった。詳細は土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故を参照。
駅構造
- Sukumo-station-Platform-20120519.jpg
構内(プラットホーム)
- Sukumo-Station-Ticket office-20120519.jpg
出札・改札口
相対式2面2線(頭端式構造)の高架駅。レール終端部には車止めが置かれ、その先に設けられている2本のホームの連結部に駅舎1階に通ずる階段及びエレベーターが設置されている。
夜間滞泊が設定されているが、特急列車は中村駅まで回送される。
みどりの窓口が設置されており、窓口営業時間内に限り駅員が常駐している《窓口営業時間「07:00~17:00」》。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 宿毛線 | 上り | 中村・窪川・高知・高松・岡山方面 |
駅の位置
当初、現在の東宿毛駅を宿毛市の中心駅として予定し、愛媛県側への延伸も考慮した中間駅として計画されていた。ところが建設時に宿毛駅は市の中心部から西方に約1km程離れた現在の位置へと変更された。
人口分布から見ればいささか不便と思われたが、市中心部と臨港部の片島地区の双方に便宜を図ったためともいわれる。
現在の駅舎は当駅より西方の城辺(愛媛県南宇和郡愛南町)・宇和島方面への線路延長を前提としない構造であるため、延長するには頭端部分を撤去しなければならない。
市中心部へは、隣接の東宿毛駅が近いが、当駅開業後周辺がにわかに発展し始め、逆に今までの市中心部が寂れるという現象が生じ始めている。
駅周辺
北口
- 県道7号
- 国道56号
- 宿毛市立中央保育園
- 宿毛貝塚(史跡)
- まなべ旅館
- コーナンホームストック宿毛店
- ディスカウントドラッグコスモス宿毛店
- エフワン宿毛店
南口
- 県道354号
- 国道321号
- 松田川
- 幡多土木事務所宿毛事務所
- 宿毛市総合社会福祉センター
- 四国銀行宿毛支店
- 高知銀行宿毛西支店
- ホテルアバン宿毛
- ホテルマツヤ
- フジ宿毛店
- 蔦屋書店「フジ宿毛」店
- ベスト電器宿毛店
- ヤマダ電機テックランド宿毛店
- ドラッグササオカ宿毛店
- くすりのレデイ宿毛店
- ファッションセンターしまむら宿毛店
バス路線
駅南口にバス乗降場(ロータリー)が設けられている
一般路線バス
高速バス
- しまんとブルーライナー〔神戸三宮・大阪(梅田・なんば・あべの橋)・京都方面;高知西南交通・近鉄バス〕
- しまんとエクスプレス〔新宿(新宿駅西口・ハイアットリージェンシー東京)方面;高知西南交通・小田急シティバス〕※お盆期間・年末年始のみ運行
- しまんとライナー さんご号 高知駅方面。
発車メロディ
当駅の発車メロディはかつてJR東日本府中本町駅で使用されていたものと同じ曲を使用している(ちなみに同じ土佐くろしお鉄道の阿佐線ではJR四国管轄の後免駅以外でこの曲は接近メロディとして使われている)。