コーナン

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コーナン和泉中央店
大阪府和泉市
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コーナン泉大津店
(大阪府泉大津市
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コーナン臨海泉大津店
(大阪府泉大津市)
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コーナンフレスポ東大阪稲田店
(大阪府東大阪市
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コーナンPRO茨木店
(大阪府茨木市)

コーナンは、ホームセンターコーナン(HC)、コーナンPRO(コーナンプロ)、コーナンホームストック(home stock)の名称でホームセンター近畿地方を中心に営業しているチェーンである。コーナン商事株式会社が運営している。本社は、大阪府堺市西区に所在する。

沿革

  • 1978年昭和53年)9月 - 石油製品小売業である港南株式会社が経営の多角化のため資本金1,000万円で大阪府堺市熊野町東4丁4番23号にコーナン商事株式会社を設立。
  • 1978年昭和53年)12月 - 大阪府堺市に1号店、コーナン泉北店を開店
  • 1982年昭和57年) - ホームセンターリックスを経営する株式会社リックスを買収
  • 1986年昭和61年) - 本社を大阪府堺市鳳東町4丁401番地1に移転
  • 1996年平成8年) - 大阪証券取引所第2部に上場。
  • 1999年平成11年) - 本社を大阪府堺市鳳東町6丁637番地1に移転。子会社大阪エイチシー株式会社を設立
  • 2001年(平成13年) - 大阪証券取引所第1部と東京証券取引所第1部に上場。
  • 2002年(平成14年) - 和歌山県の株式会社まるちょうを子会社化し和歌山コーナン株式会社に社名変更。
  • 2003年(平成15年) - 子会社の和歌山コーナンを吸収合併。
  • 2004年(平成16年) - ディスカウントストアオサダが経営破綻。小戸店(→めいのはま店)、大塔店を取得。
  • 2006年(平成18年) - 大阪エイチシー株式会社の輸入業務及び不動産賃貸事業を、会社分割により承継
  • 2007年(平成19年) - 子会社コーナンロジスティックス株式会社を設立。子会社K・F株式会社(平成19年8月8日子会社化)を吸収合併
  • 2008年(平成20年) - 港南株式会社の石油販売事業及び石油製品小売業であるコーナンフリート株式会社(現:エネクスフリート株式会社)を伊藤忠エネクスへ売却[注釈 1]。これにより創業事業である石油製品小売業から手を引く(ホームセンターで一部灯油の取り扱いはある)。
  • 2013年(平成25年) - 社長の疋田耕造が、同社の女性取締役の経営する会社との間で、総額1億円超の不明瞭取引を行っていた疑いが浮上。これを受け同社は、第三者機関による調査に乗り出すとともに、同年10月11日に予定していた四半期決算の発表を中止[1][2][3][4]
    • 11月13日 - 社長に疋田直太郎副社長が昇格。疋田耕造社長は取締役相談役に退く[5][6][7]

店舗形態

ホームセンターコーナン

2000年代以降は品揃えと価格の強化に力を注いでおり、一般向け商品からプロユースまで幅広い必要性に対応できる商品構成を目指している。売り場面積が2,000坪以上の広い店舗もある。

コーナンホームストック

Deep Discount & Convenience Home Center(安さと利便性を追求した小型ホームセンター)を店舗コンセプトに、人口8,000 - 1万5,000人の商圏を対象にしている。自社開発商品である「毎日が得値品(EDLP)」を核としたコンビニ型ホームセンターで、売り場面積は300坪、取り扱い商品数は2万2,000商品となっている。

コーナンPRO

建築・塗料・作業用品を核とした職人向け店舗。開店時間が朝7時と一般店よりも早く、現場へ行く前に立ち寄れるよう利便性を高めている。

店舗の状況

店舗は近畿を中心に、東北宮城県)・関東東京都神奈川県千葉県埼玉県)・中部中国四国九州福岡長崎)地方で展開(2013年2月末現在)。

1978年(昭和53年)9月に設立し、同年12月に1号店として大阪府堺市に泉北店が開店した。古い店舗では敷地が狭く手狭な場合も多く、後になり近隣の土地を借り増して別館を建設したり駐車場を増設したりして対応している場合もある。2000年代以降の出店では、自動車での来店を予め見越した郊外型の店舗も多くなってきている。

大阪をはじめ近畿地方を地盤としているが、滋賀県ではアヤハディオが強いこともあり、草津店(コーナン+生鮮スーパーハズイ+ジョーシンの複合型)のみの出店に留まっている(以前存在した大津市雄琴店は2006年2月19日をもって閉店)。2000年代以降では名古屋市や東京、千葉県にも出店し、多店舗化を計っており、経営破綻したオサダが退去した店舗に出店することで、九州に約15年ぶりに再進出した。しかし同時に、年間数軒はスクラップアンドビルドによって閉店しており、特に九州地区は福岡空港店が1年経たずに撤退するなど不振なため、新規出店を凍結したが、2011年八女店を出店した。

ホームセンターは郊外部に出店することが多いが、コーナンの場合は大阪府中心部にも出店しているのが特徴で、ジョーシン(家電量販店)、ライフ(食品スーパー)、コーナンなどの1棟同居型(コーナン+食品スーパー(地域により異なる)+大型専門店、家電量販店)といったタイプの店舗も多数あり、利便性を獲得している。

ワークマン(作業服専門店)などに対抗して、早朝から開店する店もある。ただし開いているフロアは原則として資材館(工事資材・工事用品など)のみに限定される。

またぐりーんうぉーく多摩を開発するなど、デベロップメント事業も展開している。

自社ブランド

SOUTHERNPORT(サザンポート)

コーナンの漢字表記である港南をもじったブランド名。タープなどのアウトドア製品や、自転車に多い。
軽快車は安価であるが、3段変速ローラーブレーキオートライトのいずれかから選ぶことができる。車種もシティサイクルから折り畳み自転車まで幅広く、「パンクしにくい自転車」も開発されている。

LIFELEX(ライフレックス)

生活用品をはじめ、数多くの商品が開発されている。日本国外からの直輸入品に多いが、国内メーカーによるOEM商品もある。

EDLP(エブリディ・ロー・プライス)

国内メーカーによるOEM商品が多いが、原価の高騰もあり、アイテムを縮小してLIFELEXに転換しつつある。
EDLP商品は、チラシ掲載されることがあっても基本的に値下げしない。年中同じ価格で提供することがコンセプトにある。

関連会社

  • ロイヤル高松カントリークラブ(香川県のゴルフ場)
  • わたらせ温泉(和歌山県の温泉施設。渡瀬温泉(わたぜおんせん)地方に所在する)

不祥事

  • 疋田耕造社長による不明瞭取引が判明し、疋田社長が2013年11月に辞任(沿革の項を参照)。
  • 同社が販売した輸入電気製品について、大半の製品で安全検査を実施したことを示すPSEマークを取得しないままであったことが判明し、同社は2014年5月から該当製品の自主回収を実施し[8]、2014年6月には経済産業省から電気⽤品安全法違反について⾏政処分を受けた[9]

関係する人物

  • 涼紫央(元宝塚歌劇団星組男役スター、疋田耕造の娘。コーナンでは、宝塚歌劇に招待するキャンペーンも行っている。)

脚注

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注釈

  1. 売却当時の株主は有限会社ケーエヌサービス 66.5%、疋田耕造 32.3%、疋田米造 1.2%なのでホームセンター自体は関係がない

出典

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外部リンク

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  8. お詫びと自主回収のお知らせ コーナン商事株式会社 2014年5月19日
  9. 経済産業省からの電気⽤品安全法に基づく⾏政処分について コーナン商事株式会社 2014年6月30日