大同町駅
テンプレート:駅情報 大同町駅(だいどうちょうえき)は、愛知県名古屋市南区大同町にある名鉄常滑線の駅である。
駅構造
8両編成対応の相対式ホーム2面2線の高架駅で、常滑線内で特急が通過する駅では隣の大江駅とともに数少ない有人駅だが、20:00から翌朝7:00までの間は無人となる(特殊勤務駅)。
連続立体交差化のための仮線工事開始前は上り線側に駅舎はなく、下り線側から跨線橋を介して連絡していた。この駅舎は上り線が高架化されるまで残されていたが、その後撤去されている。
仮ホームで営業していた頃は上下線の両方に窓口があり、双方ともに駅員が配置されていた。また、駅集中管理システムが導入されるまでは自動放送や簡易発車案内はなく、「電車にご注意」の行灯式表示器とベルで注意を促していた(他の駅でも見られた)。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■常滑線 | 下り | 太田川・常滑・中部国際空港・知多半田方面 |
2 | ■常滑線 | 上り | 神宮前・名古屋方面 |
配線図
駅周辺
- 大同特殊鋼星崎工場
- 大同大学
- 大同大学大同高等学校
- ココストア名鉄大同町駅店
- 鯱バス本社
- トーエネック教育センター
- 2010年現在、駅前から発車するバス路線はない。2007年までは当駅から柴田、名和駅前、東海市民病院を経由して加木屋車庫へ向かう知多乗合の路線が存在した。現在、最寄りのバス停は国道247号にある名古屋市交通局「大同町」バス停で、「神宮15」(神宮東門行き、要町・鳴尾車庫行き)および「新瑞13」(新瑞橋行き循環、鳴尾車庫行き)の各系統が発着する。
利用状況
名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗車人員は、以下の通り推移している。
- 2005年度 5,422人
- 2006年度 5,512人
- 2007年度 5,552人
- 2008年度 5,507人
- 2009年度 5,419人
常滑線・空港線では、神宮前駅・中部国際空港駅・太田川駅に次いで4番目に多い。
これは近くに大同大学と大同大学大同高等学校があるためであるが、付近には工場も多く立地するため、通勤客の姿もよく目にする。名古屋市内ではあるが、地下鉄がないのも利用者が多い原因でもある。
利用客数が多い割には、停車する列車はほとんどが普通列車のみであるから、急行停車駅昇格の声が以前からあった(大学側は、急行停車駅昇格化や普通毎時6本化を訴えた)。また、下校時間帯に2両編成の列車が来ると積み残しが出る状況もあった。
こうした声にこたえてか、名鉄は2008年12月27日から、当駅を準急停車駅とし、本数を毎時4本から6本に増発している。
2009年から2010年にかけては、幾度かパノラマカーなどの名鉄公式の団体臨時列車などの始発駅にもなったことがある。なお大同大学で模試等が行われる場合は、急行が臨時停車することがある。
歴史
- 1940年(昭和15年)5月31日 大同前駅(現在の大同町駅)開業[1]。
- 1945年(昭和20年)6月1日 - 大同町駅に改称。
- 1983年(昭和58年)頃 - 準急停車駅となる。
- 1990年(平成2年)10月29日 - 準急が廃止され普通停車駅となる。
- 2004年(平成16年)12月18日 - 下り線(太田川方面)高架化。
- 2006年(平成18年)7月1日 - 上り線(神宮前方面)高架化。
- 2007年(平成19年)2月1日 - 駐輪場使用開始(3月からは有料)。
- 2008年(平成20年)12月27日 - 準急が設定され再び準急停車駅になる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 常滑線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳 7号 東海』新潮社、2008年、p.47 による。大正15年とする資料もあるが、鉄道省『鉄道停車場一覧 昭和2年版』には記載されていない。