常滑駅
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常滑駅(とこなめえき)は、愛知県常滑市鯉江本町にある、名古屋鉄道の駅である。太田川方面からの普通列車は、空港線へ直通する一部列車を除いて当駅で折り返し、急行以下の列車は当駅から各駅に停車する。台風などで空港線が不通になると、ミュースカイを含めた全列車が当駅止まりになり、中部国際空港方面はバス代行輸送となる。
利用可能な鉄道路線
歴史
- 1913年(大正2年)4月1日 - 愛知電気鉄道が常滑線を開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1982年(昭和57年)12月 - 駅発着線を1面1線から2面3線に変更。
- 1987年(昭和62年)3月 - 駅ビル完成。
- 2002年(平成14年)1月26日 - 駅高架化による工事のため休止(榎戸駅までバスでの代行運転)。駅ビルの東側半分を撤去。
- 2003年(平成15年)10月4日 - 駅高架化完了・移転。
- 2005年(平成17年)1月29日 - 空港線開業。同時に当駅を通過する定期列車も設定された[1]。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
2面4線のホームを持つ高架駅である。ホームは8両まで対応しており、上屋は6両分ある。高架化と同時にLED式発車案内(2段表示)も設置された。1・2番ホームは2004年の空港線暫定開業時(1番線を使用していた)まではほとんど使用されていなかった。ホームはややカーブしており、ミュースカイが通過する際は少し減速する。
- バリアフリー設備:エレベータ、多目的トイレあり。
ホーム | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ■空港線 | 中部国際空港方面 | 一部の太田川方面折り返し列車も発着 |
2 | ■空港線 | 中部国際空港方面 | |
3 | ■常滑線 | 太田川・神宮前・岐阜・新可児方面 | |
4 | ■常滑線 | 太田川・神宮前・岐阜・新可児方面 |
配線図
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は10,273人である。常滑線・空港線では、神宮前駅・中部国際空港駅・太田川駅・大同町駅に次いで5番目に多い。
近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである。
年度 | 1日平均乗降人員 | ||
---|---|---|---|
定期 | 定期外 | 合計 | |
2003年(平成15年) | 7,400 | ||
2004年(平成16年) | 5,540 | 3,316 | 8,856 |
2005年(平成17年) | 6,616 | 3,913 | 10,529 |
2006年(平成18年) | 6,656 | 3,600 | 10,256 |
2007年(平成19年) | 6,686 | 3,545 | 10,231 |
2008年(平成20年) | 6,520 | 3,545 | 10,065 |
2009年(平成21年) | 6,560 | 3,358 | 9,918 |
2010年(平成22年) | 6,708 | 3,228 | 9,936 |
2011年(平成23年) | 6,936 | 3,266 | 10,202 |
2012年(平成24年) | 7,014 | 3,259 | 10,273 |
駅周辺
駅ビルには名鉄ストアーとして開店したパレマルシェがあったが、2012年(平成24年)8月に閉店となった[3]。
- 常滑市役所
- 常滑警察署
- 常滑駅前交番
- 常滑市消防本部
- 常滑市民病院
- 常滑市立図書館
- 常滑市市民アリーナ(図書館本館に隣接。建物の老朽化により2009年3月31日閉鎖)
- 常滑市民文化会館
- 常滑郵便局
- 常滑競艇場
- とこなめ招き猫通り
- やきもの散歩道
- LIXIL常滑本社(旧INAX本社)
- ホテルルートイン常滑駅前
- ホテルAU常滑
バス
- 常滑線 中部国際空港 行(空港まで無停車)
- 常滑南部線 中部国際空港 行(病院口・常滑市役所経由)
- 常滑線 知多半田 行(INAXライブミュージアム前・青池・西成岩経由、一部便は大曽公園経由)
- 常滑南部線 上野間 行(ジャニス工業前・大谷経由)
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 常滑線・空港線
脚注
- ↑ ただし、2004年の空港線仮開業後には2000系試運転列車などの通過はあった。
- ↑ とこなめの統計 - 常滑市
- ↑ “名鉄常滑駅の商業施設「パレマルシェ」来夏閉鎖”. 中部経済新聞(中部経済新聞社). (2011年10月18日)