りんくう常滑駅
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りんくう常滑駅(りんくうとこなめえき)は、愛知県常滑市りんくう町にある、中部国際空港連絡鉄道(第三種鉄道事業者。名古屋鉄道が第二種鉄道事業者として列車を運行する)空港線の駅。
概要
中部国際空港の開港にあわせて、愛知県が埋立造成した地域開発用地「中部臨空都市」の空港対岸部(いわゆる「前島」)に位置する。仮称は前島駅だった。
空港線は2004年10月16日に暫定開業しているが、当時運行されていた空港関係者限定列車はすべて当駅を通過していた。2005年1月29日に一般向けに正式開業したのと同時に停車するようになった。
駅周辺は未開発であるため利用者は非常に少なく、中部国際空港へのアクセス鉄道であるにもかかわらず、開業時の日中は急行が毎時2本停車するだけだった。その後普通列車も一部の時間帯に増発(正確には常滑止まりだったのを一部中部国際空港まで延長)され、急行または準急と合わせて毎時4本停車する時間帯も増加した。
歴史
- 2004年(平成16年)10月16日 - 暫定開業(運行していた空港関係者用列車も停車せず)。
- 2005年(平成17年)1月29日 - 開業。当時は快速急行停車駅であった。
- 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正により快速急行は通過となる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームは8両まで対応しており、ホーム中央部6両分のみ屋根が設置されている。無人駅。駅集中管理システム導入駅で、管理駅は常滑駅。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■空港線 | 下り | 中部国際空港ゆき |
2 | ■空港線 | 上り | 太田川・名古屋・犬山・可児方面 |
配線図
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は492人である。空港線・常滑線では日長駅に次いで少ない。徒歩や125cc以下の二輪車、自転車などは空港連絡橋を通行できないため、空港へ向かうために当駅で電車に乗り換える乗客もいる。
開業以降の1日平均乗降人員は下表のとおりである。
年度 | 1日平均乗降人員 | ||
---|---|---|---|
定期 | 定期外 | 合計 | |
2004年(平成16年) | 2 | 532 | 534 |
2005年(平成17年) | 36 | 283 | 319 |
2006年(平成18年) | 76 | 331 | 407 |
2007年(平成19年) | 104 | 352 | 456 |
2008年(平成20年) | 98 | 332 | 430 |
2009年(平成21年) | 102 | 316 | 418 |
2010年(平成22年) | 102 | 330 | 432 |
2011年(平成23年) | 118 | 372 | 490 |
2012年(平成24年) | 112 | 380 | 492 |
駅周辺
- J・HOTEL りんくう
- GJりんくう (物販)
- アクトス (フィットネスクラブ)
- 和生 (レストラン)
- 癒眠 (マッサージ・整体)
- J・ANNEX (J・HOTEL りんくう 別館)
- 千じゅ (ステーキ・鉄板焼)
- ケアネット・ルネサンス (介護)
- あいち臨空新エネルギー研究発電所
- アルモニーヴィラ オージャルダン (結婚式場)
- マンダリンポルト
- アリラガーデンリゾート
- マランブリーズヴィラ (カフェ)
- まるは食堂 (和食)
- めんたいパークとこなめ (2012年12月13日開業)
- NTPマリーナりんくう (2013年4月6日開業)
- ユミコア日本触媒研究所
- コストコ中部空港倉庫店 (2013年8月30日開業)
- ビアンカーラマリーナテラス(結婚式場、2014年12月開業予定)
- りんくうビーチ
- りんくうIC (セントレアライン)
常滑焼まつり・常滑納涼大花火大会の開催地に最も近い駅である。