墨染駅
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テンプレート:駅情報 墨染駅(すみぞめえき)は、京都府京都市伏見区深草北新町にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。
駅構造
相対式2面2線ホームを持つ地上駅。ホーム丹波橋寄りに改札口が上下線で独立して設置されており、改札内で互いのホームの行き来はできない。1990年代半ばまで構内踏切があったが現在は撤去されている。駅構内のスロープは2009年4月バリアフリー対策の新基準に合わせて傾斜が緩くされた[1]。
駅名の「墨染」にちなみ、ホーム屋根の支柱や梁などを他の駅より濃い灰色に塗られていたことがあったが[2]、1980年代半ばより、駅名にちなんでホームの柱をグレー(薄墨色)に塗っている。
のりば
1 | テンプレート:Color京阪本線(上り) | 三条・出町柳方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color京阪本線(下り) | 中書島・枚方市・淀屋橋・中之島線方面 |
※両ホームとも有効長は7両。
駅周辺
- JR藤森駅 - 西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線 東へ約600m
- 伏見駅 - 近鉄京都線 南西へ約700m
- 京都教育大学
- 京都教育大学附属高等学校
- 京都市立藤ノ森小学校
- 伏見墨染郵便局
- 国道24号
- 西福寺
- 墨染寺(ぼくせんじ)
- 藤森神社
- 墨染発電所(琵琶湖疏水の項目参照)
- 琵琶湖疏水・伏見インクライン跡
- 京阪電鉄墨染変電所
バスのりば
京阪墨染駅には、バス路線は乗り入れていない。
- 最寄バス停:京都市バス墨染または下町
- 周辺道路の一方通行規制により、方面ごとにのりばが異なる。
- 墨染
- バス停は墨染駅から南へ徒歩3分
- 下町
- バス停は墨染駅から西へ徒歩5分
- どれも、終日小型バスで運行されている。
利用状況
2009年11月10日の乗降人員は8,098人[3]。
近年の1日あたり利用客数の推移は下記の通り。
年度 | 乗降人員[4] | 乗車人員[5] |
---|---|---|
2007年 | 8,545 | 4,385 |
2008年 | 8,374 | 4,227 |
2009年 | 8,455 | 4,258 |
2010年 | 8,052 | 4,060 |
2011年 | 7,953 | 3,926 |
2012年 | 7,981 | 4,071 |
歴史
戦争中の一時期、陸軍16師団の施設が駅付近に点在していたことから急行停車駅だったことがある。しかし戦争末期には急行運転そのものが廃止され、戦後1946年(昭和21年)2月15日のダイヤ改正で急行運転が復活した時には、急行通過駅に戻る。
- 1910年(明治43年)4月15日 - 京阪本線開業と同時に設置。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
- 1944年(昭和19年)7月16日 - 急行停車駅となる[6]。
- 1946年(昭和21年)2月15日 - 急行運転が復活するも急行は通過駅となる[7]。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1963年(昭和38年)3月16日 - 構内旅客通路新設[8]。
- 1971年(昭和46年)9月10日 - 墨染変電所新設[9]。
- 1972年(昭和47年)9月1日 - 下りホーム改札口を使用開始[8]。
- 1985年(昭和60年)3月 - 京都行きホームにトイレ新設、ホーム屋根10m延伸[10]。
- 1995年(平成7年)10月3日 - 新駅舎使用開始[11]。
- 2009年(平成21年)4月1日 - 現在のバリアフリー基準に合わせてスロープを改良・使用開始[1]。
- 2011年(平成23年)12月17日 - ホームに異常通報装置を設置[12]。
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- テンプレート:Color京阪本線
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤快急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color通勤準急(平日下りのみ運転)・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤快急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 1.0 1.1 出典元・『K PRESS2009年5月号』16面の「くらしのなかの京阪」
- ↑ 駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1983年5月号より
- ↑ 出典元・京阪百年のあゆみ[資料編]
- ↑ テンプレート:Cite web暦年数値を日数で除したものであり、統計表は年1回実施される流動調査の実績を基礎として、京阪の提示する数値を基に京都市が作成している。
- ↑ テンプレート:Cite web年度数値を日数で除して算出。
- ↑ 京阪の社史『鉄路五十年』(1960年)の年表による
- ↑ 出典・鉄道ピクトリアル1984年1月増刊号P103より
- ↑ 8.0 8.1 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編141頁
- ↑ 出典・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)292頁
- ↑ 出典・「くらしの中の京阪」1985年1月号の記事より
- ↑ 出典・京阪開業90周年記念誌『街をつなぐ 心をむすぶ』P221の年表より
- ↑ 出典・『K PRESS2012年1月号』16面の「くらしのなかの京阪」