古賀駅
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古賀駅(こがえき)は、福岡県古賀市天神一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。
1980年9月30日までは快速(初代)停車駅であった。翌10月1日のダイヤ改正で快速が各駅停車化され、それまでの特別快速が停車駅増のうえ快速に改称されたがその停車駅から漏れたため、普通列車のみの停車駅となったが、1997年(平成9年)3月22日のダイヤ改正で朝夕時間帯に快速列車の一部が停車するようになったのち2001年(平成13年)3月3日のダイヤ改正で再び全ての快速列車が停車するようになった。
駅構造
のりば
1・2 | テンプレート:Color鹿児島本線(上り) | 折尾・黒崎・小倉方面 |
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3・4 | テンプレート:Color鹿児島本線(下り) | 博多・二日市・大牟田方面 |
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は6,478人である[1]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000年 | 6,349 |
2001年 | 6,428 |
2002年 | 6,410 |
2003年 | 6,211 |
2005年 | 6,056 |
2006年 | 6,110 |
2007年 | 6,365 |
2008年 | 6,524 |
2009年 | 6,262 |
2010年 | 6,357 |
2011年 | 6,508 |
2012年 | 6,478 |
駅周辺
駅は古賀市の中心部に立地しており、駅前は古賀市の中心商店街となっている。西口から約300mほど直進すると国道495号との交差点に行き着く。橋上化によって新設された駅東口側には工場が立地している。
- ファミリーマート 古賀駅店
- サンリブ古賀店
- 古賀市役所
- 福岡県公立古賀竟成館高等学校
- 古賀市立歴史資料館・古賀市立図書館
- ニビシ醤油 - 以前は古賀駅から貨物輸送していた。
- 古賀郵便局
- 古賀駅前郵便局
歴史
- 1890年(明治23年)9月28日 - 九州鉄道(初代)が開設。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管。
- 1910年(明治43年) - 香椎駅の部材を用いて駅舎を改築。[2]
- 1919年(大正8年) - 日本調味料醸造(現・ニビシ醤油)古賀工場の進出により引込線を敷設。[2]
- 1923年(大正12年) - 日本調味料醸造専用ホーム設置。[3]
- 1928年(昭和3年)10月1日 - 駅舎改築。[2]
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 快速停車駅から普通列車のみの停車駅に格下げ。
- 1982年(昭和57年) - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1988年(昭和63年)3月 - 駅舎内にコンビニエンスストア「生活列車」開店。
- 1989年(平成元年)12月22日 - 駅本屋橋上駅化。
- 1997年(平成9年)3月22日 - ダイヤ改正により、朝夕時間帯に一部の快速列車停車駅となる。
- 2000年(平成12年)2月11日 - 自動改札機導入。
- 2001年(平成13年)3月3日 - ダイヤ改正により、再びすべての快速列車停車駅となる。
- 2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
駅名の由来
開業時の地名(糟屋郡席内(むしろうち)村大字古賀字天神)が由来。
古賀駅のある天神地区は今でこそ古賀市の中心街だが、当時は村外れの海沿いの集落で、ここに駅が作られたのは古賀が歴史ある土地柄である事や宿場町として栄えた事で住民が鉄道敷設に反対したためと言われる(いわゆる鉄道忌避伝説である)
「古賀」の地名の由来はよく判っていないが、古くは「空閑(こが)」と読まれていた。「空閑」とは「野生動物しかいない空閑荒蕪(こがこうぶ)の地」と言う意味で、この地が荒地であった事を表している。この姓氏を賜った領家は自分の手で開拓して荘園としたと言われ、この「空閑」が「古賀」に転じたのが地名になったと言われる。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 鹿児島本線
- テンプレート:Color快速・テンプレート:Color準快速
- テンプレート:Color普通