北条町駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 北条町駅(ほうじょうまちえき)は、兵庫県加西市北条町北条駅前町にある北条鉄道北条線の駅。同線の終点であり、同市の代表駅である。
駅構造
片面ホーム1面1線を有する地上駅。東側に安全側線(留置線として利用)、西側に検修庫へ繋がる分岐線が敷設され、夜間滞泊も設定されている。駅入口に待合室がある。
北条鉄道の本社が併設されている有人駅であるが、定期券・回数券以外の一般旅客は基本的に車内での現金精算のため[1]、駅構内に自動券売機・自動改札の設備はなく、また駅員による改札業務もない。ATS設置済。男女別の水洗式便所が置かれている。以前は機回し線が敷設されていた。
駅舎は2階建てで、その1階には観光案内所が併設されており、玄関脇のエレベータータワーおよび外階段でアスティアかさいとペデストリアンデッキで接続されている。
- Hojomachi Station Kasai Hyogo pref Japan02n.jpg
プラットホーム
- Hojomachi Station Kasai Hyogo pref Japan05n.jpg
改札口、切符売場(右)
- Hojomachi Station Kasai Hyogo pref Japan04n.jpg
観光案内所
移転前の駅構造
蒸気機関車C12時代
蒸気機関車C12が活躍していた当時は混合列車が運行されていた。客車はオハ61 120が使用されていた。駅構内の線路配置は旅客・貨物を合わせて5線あった。旅客ホームは島式で1面2線で、旅客上屋はなかった。駅本屋側には貨物ホームがあり、1面1線で、貨物上屋があった。駅本屋の向こう側にも貨物ホームがあり、ここには農業倉庫が建ち並んでいて、農業倉庫と線路の間のホームの幅は、オート三輪が通れる幅があった[2]。
バス路線
「アスティアかさい(北条町駅)」停留所(駅前広場)
- 高速バス(西日本ジェイアールバス・神姫バス)
- 一般路線バス(神姫バス)
- 加西市コミュニティバス(受託:神姫バス)
- 1・3・5:イオンモール加西北条方面
- 1・3:高速北条BS前方面(イオンモール経由せず)
- 2:加西市役所・市立加西病院方面
- 4:加西市役所・市立加西病院・中富口・中富方面
- 6:加西市役所・市立加西病院・フラワーセンター南門前・兵庫青野原病院方面
- 7:イオンモール加西北条方面
- 7:高速北条BS前方面(イオンモール経由せず)
- 8:加西市役所・市立加西病院・健康福祉会館・別府・東国正方面
高速北条バスストップまで徒歩10分ほどである。
駅周辺
- アスティアかさい(加西市立図書館、ねひめホール)(徒歩1分)(北条町北条駅前町)
- イオンモール加西北条(徒歩3分)(北条町北条南町)
- ヤマダ電機テックランド加西店(イオンモール加西北条 別館内)
- 三井住友銀行北条支店(徒歩2分)(北条町北条南町)
- みなと銀行加西支店(徒歩3分)(北条町横尾)
- 加西商工会議所(徒歩3分)(北条町栗田)
- 播磨中央福祉専門学校(徒歩5分)(北条町北条本町)
- 玉丘史跡公園・玉丘古墳群(徒歩10分)(玉丘町)
- 五百羅漢(羅漢寺)(北西徒歩15分)(北条町北条江ノ木町)
- 酒見寺(北西徒歩15分)(北条町北条江ノ木町)
- 播磨国三宮 住吉神社(北西徒歩15分)(北条町北条宮前町)
- 加西市役所(バス3分)(北条町横尾)
- 加西市民会館(バス3分)(北条町古坂1丁目)
- 市立加西病院(バス3分)(北条町横尾1丁目)
- 兵庫県立フラワーセンター(バス10分)(豊倉町飯盛)
- 兵庫県立播磨農業高等学校(バス5分)(北条町東高室)
- 兵庫県立北条高等学校(バス5分)(段下町)
- 加西市立北条中学校(バス5分)(北条町北条宮前町)
- 加西市立北条小学校(北西徒歩15分)(北条町北条江ノ木町)
- 加西市立北条東小学校(北西徒歩10分)(北条町西高室)
- 加西市立北条幼稚園(北西徒歩15分)(北条町北条江ノ木町)
- 加西市立北条東幼稚園(北西徒歩10分)(北条町東高室)
- 三洋電機東高室事業所(バス5分)(北条町東高室)
- 三洋電機加西事業所(旧鎮岩事業所)(バス5分)(鎮岩町(とこなべちょう)鎮岩工業団地)
- 三洋電機加西第二工場(旧協栄三洋工業)(徒歩3分)(北条町北条南町)
- 播磨三洋工業(バス5分)(段下町(だんげちょう)鎮岩工業団地)
- 加西市健康福祉会館(バス10分)(北条町古坂)
歴史
- 1915年(大正4年)3月3日 : 播州鉄道 粟生駅 - 当駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1923年(大正12年)12月21日 : 播丹鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日 : 播丹鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月1日 : 貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日 : 北条鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月20日 : 0.1km南へ移転、新駅舎使用開始。
隣の駅
- 北条鉄道
- 北条線
- 播磨横田駅 - 北条町駅
脚注
参考文献
- 河田耕一「農業倉庫」および「スケール運転をたのしもう」『シーナリィ・ガイド』機芸出版社、1974年
- 山中章外「10年ひと昔,あの駅は今」『鉄道模型趣味』No.364 1978年9月号、機芸出版社
- 吉岡壮「35年目のシーナリィガイド,25年目のシーナリィストラクチャーガイド」『鉄道模型趣味』No.703 2002年11月号、機芸出版社