砥堀駅
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ファイル:JR砥堀駅ホーム2.jpg
福崎側からホームを望む
砥堀駅(とほりえき)は、兵庫県姫路市砥堀字高田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。2番線を上下本線とした一線スルーとなっており、特急が通過するときは両方向とも2番線を通過するが、停車列車のホームは方向別で固定されている。停車ホームは多くみられる左側通行方式ではなく、右側通行方式で、西側の1番線が上り停車ホーム、東側の2番線が下り停車ホームである。
播但線の電化区間(姫路駅 - 寺前駅)では京口駅・鶴居駅・新野駅とともに無人駅(福崎駅管理)であり、当駅については駅舎も設けられていない。1番線のホーム上に直立式の自動券売機がある。当初は片面ホーム1面1線だったが、新野駅と共に交換駅化された。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color播但線 | 上り | 姫路方面 |
2 | テンプレート:Color播但線 | 下り | 寺前・和田山方面 |
利用状況
1日平均の乗車人員は580人である(2010年度)。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 408人(2000年度)
- 410人(2001年度)
- 432人(2002年度)
- 476人(2003年度)
- 483人(2004年度)
- 468人(2005年度)
- 480人(2006年度)
- 508人(2007年度)
- 539人(2008年度)
- 555人(2009年度)
- 580人(2010年度)
駅周辺
播但線の高架が山陽自動車道との交差部で地上に降り、踏切を二つほど超えた所に位置する。山陽道付近より姫路市の郊外に入る。周辺は田畑が多く見られるが、宅地化が進んでいる。
歴史
- 1935年(昭和10年)11月20日 - 国有鉄道播但線の野里駅 - 仁豊野駅間に新設開業。旅客営業のみ。
- 1951年(昭和26年)6月25日 - 旅客営業を再開[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)3月14日 - 電化に伴い行き違い設備を設置。
電気運転の開始までは1面1線で、1970年代頃までは多くの列車が通過していた。
駅名の由来
『播磨国風土記』に、応神天皇が道の雑草を切り払ったときに刃が鈍ったので「砥掘り来(とほりこ、砥石を掘って持って来い)」と言ったことによるという[2]。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color播但線
脚注
- ↑ 「日本国有鉄道公示第151号」『官報』1951年6月22日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ↑ 播磨地名研究会(編著)『新・姫路の町名』 神戸新聞総合出版センター、2007年、ISBN 978-4-343-00444-4、pp.145-146。