初田牛駅
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初田牛駅(はったうしえき)は、北海道根室市大字初田牛小字鉄道用地にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅である。電報略号はウシ。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。姉別駅や、新吉野駅とおなじデザインの待合所が置かれている。原野の中にある無人駅で、利用者はごくわずかである。
駅名の由来
駅名は、アイヌ語の「オ・ハッタラ・ウシ→ハッタラウシ(河口に深い淵のある所)」に由来する。
駅周辺
北海道道1127号初田牛厚床線から分岐する砂利道の先に位置する。待合室側は森の中に位置し、初田牛地区の集会所があるが民家は疎らである。北海道道142号根室浜中釧路線付近から待合室反対側まで至る道路があるが、渡線路などは設置されていないため迂回が必要となる[1]。
歴史
- 1920年(大正9年)11月10日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅[2]。
- 1944年(昭和19年)12月2日 - 駅舎改築[2]。
- 1962年(昭和37年)12月1日 - 車扱貨物取扱い廃止[2]。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 業務委託駅となる[2]。
- 1971年(昭和46年)10月2日 - 貨物・荷物取扱い廃止。同時に無人化[2]。
- 1977年(昭和52年)10月24日 - 駅舎改築[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。