全英への道 ミズノオープン

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全英への道 ミズノオープン(ぜんえいへのみち‐)は毎年5月下旬に開催されている日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認の男子プロゴルフトーナメントであると同時に、全英オープン日本代表選手選考会の最終戦として開催されている大会でもある。なお、2006年までは「ミズノオープンゴルフトーナメント」として開催されていた。

概要

美津濃スポーツ主催による大会の歴史は1971年、「美津濃ゴルフトーナメント」から始まる。この時は男女同一会場・同時開催というユニークな体裁で開催された。1990年の第20回大会までこの形態が続き、1991年から男女分離開催となった(女子はその後「ミズノオープンレディーストーナメント」[1]に移行)。

1998年から全英オープン日本代表選手選考会の最終戦となるに当たり「全英への道」を大会タイトルに付し、JFEスチール(旧・日本鋼管)の工場跡地の敷地を再開発した、日本屈指のリンクスコースである「JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部」(岡山県笠岡市)という全英最終選考会にふさわしいコースを舞台に、熱戦を繰り広げていた。

2007年からそれまでの「よみうりオープンゴルフトーナメント」と統合し、全英への道 ミズノオープンよみうりクラシックとして名称変更され、会場も兵庫県西宮市よみうりカントリークラブで開催されることになった[2]。またテレビ放送もTBS系列(地方開催の場合も地元局は技術協力扱いでTBSが製作)から読売テレビ製作・日本テレビ系列に変更された。

2011年からは再びJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部での開催に戻り、主催者から読売グループ企業(読売テレビ・読売新聞大阪本社報知新聞社・読売ゴルフ)が外れた事から、大会名から「よみうりクラシック」の冠が外れる事になったが、読売ゴルフを除く読売グループ企業が、特別協力という形で引き続き大会に関与する為、テレビ放送は読売テレビ・日本テレビ系列で継続される。なお2011年は有資格者を除く上位4名に与えられる全英オープンへの出場権獲得者が全員日本国外選手という事態となった。

2014年現在、賞金総額1億1000万円、優勝賞金2200万円。

歴代優勝者

開催回 開催年 優勝者名(男子) 優勝者名(女子) 開催地 開催コース
美津濃トーナメント・ゴルフ
第1回 1971年 テンプレート:Flagicon 山口誠 テンプレート:Flagicon 山崎小夜子 千葉県 姉ヶ崎カントリー倶楽部
第2回 1972年 テンプレート:Flagicon 吉川一雄 テンプレート:Flagicon 樋口久子
第3回 1973年 テンプレート:Flagicon 榎本七郎
第4回 1974年 テンプレート:Flagicon 内田繁
第5回 1975年 テンプレート:Flagicon 岡本綾子
第6回 1976年 テンプレート:Flagicon 草壁政治 テンプレート:Flagicon 小林法子 石川県 朱鷺の台カントリークラブ
第7回 1977年 テンプレート:Flagicon 大迫たつ子
第8回 1978年 テンプレート:Flagicon 金本章生 テンプレート:Flagicon 森口祐子
第9回 1979年 テンプレート:Flagicon 橘田光弘[3] テンプレート:Flagicon 小林法子
第10回 1980年 テンプレート:Flagicon 鈴木規夫 テンプレート:Flagicon 森口祐子
第11回 1981年 テンプレート:Flagicon 新井規矩雄 テンプレート:Flagicon 森口祐子[4]
第12回 1982年 テンプレート:Flagicon 杉原輝雄 テンプレート:Flagicon 吉川なよ子
第13回 1983年 テンプレート:Flagicon 出口栄太郎[5] テンプレート:Flagicon 涂阿玉[5] 朱鷺の台カントリークラブ眉丈台
第14回 1984年 テンプレート:Flagicon 新井規矩雄 テンプレート:Flagicon 小田美岐
美津濃オープン
第15回 1985年 テンプレート:Flagicon 高橋勝成[6]
テンプレート:Flagicon 尾崎健夫[6]
テンプレート:Flagicon 大迫たつ子[6]
テンプレート:Flagicon 森口祐子[6]
石川県 朱鷺の台カントリークラブ眉丈台
第16回 1986年 テンプレート:Flagicon 中島常幸[7] テンプレート:Flagicon 高須愛子[7]
ミズノオープン
第17回 1987年 テンプレート:Flagicon デビッド・イシイ テンプレート:Flagicon 井上裕子 石川県 朱鷺の台カントリークラブ眉丈台
第18回 1988年 テンプレート:Flagicon 新関善美 テンプレート:Flagicon 吉川なよ子
第19回 1989年 テンプレート:Flagicon 大町昭義 テンプレート:Flagicon 小林浩美
第20回 1990年 テンプレート:Flagicon ブライアン・ジョーンズ テンプレート:Flagicon 谷福美[8]
第21回 1991年 テンプレート:Flagicon ロジャー・マッカイ[9]
第22回 1992年 テンプレート:Flagicon 中村通
第23回 1993年 テンプレート:Flagicon 奥田靖己[10]
第24回 1994年 テンプレート:Flagicon ブライアン・ワッツ
第25回 1995年
第26回 1996年 テンプレート:Flagicon 金子柱憲
第27回 1997年 テンプレート:Flagicon ブライアン・ワッツ
全英への道 ミズノオープン
第28回 1998年 テンプレート:Flagicon ブラント・ジョーブ 岡山県 瀬戸内海ゴルフ倶楽部
第29回 1999年 テンプレート:Flagicon エドアルド・エレラ
第30回 2000年 テンプレート:Flagicon 今野康晴[11]
第31回 2001年 テンプレート:Flagicon 田中秀道
第32回 2002年 テンプレート:Flagicon ディーン・ウィルソン
第33回 2003年 テンプレート:Flagicon トッド・ハミルトン
第34回 2004年 テンプレート:Flagicon ブレンダン・ジョーンズ
第35回 2005年 テンプレート:Flagicon クリス・キャンベル JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部
第36回 2006年 テンプレート:Flagicon S・K・ホ
全英への道 ミズノオープンよみうりクラシック
第37回 2007年 テンプレート:Flagicon ドンファン[12] 兵庫県 よみうりカントリークラブ
第38回 2008年 テンプレート:Flagicon プラヤド・マークセン よみうりゴルフ ウエストコース
第39回 2009年 テンプレート:Flagicon 石川遼 よみうりカントリークラブ
第40回 2010年 テンプレート:Flagicon 薗田峻輔[9]
全英への道 ミズノオープン
第41回 2011年 テンプレート:Flagicon 黄重坤(ハン・ジュンゴン) 岡山県 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部
第42回 2012年 テンプレート:Flagicon ブラッド・ケネディ
第43回 2013年 テンプレート:Flagicon ブレンダン・ジョーンズ
第44回 2014年 テンプレート:Flagicon 張棟圭(ジャン・ドンキュ)

テレビ中継

  • 概要の項でも述べた様に、テレビ中継は読売テレビ製作で放送されており、2日目は読売テレビローカルで、3日目・最終日はNNS系列フルネット28局にて放送されている。また初日に関しても、「情報ライブ ミヤネ屋」の中でプレーの模様を速報する。

脚注

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外部リンク

テンプレート:日本ゴルフツアー
  1. 1998年まで、現在は「ミズノクラシック」に統合。
  2. 2008年大会はよみうりカントリークラブのコース改修に伴い、同じ西宮市内にあるよみうりゴルフ ウエストコースで開催された。
  3. JPGAの後援競技となり賞金ランキングに加算されるようになった。
  4. JLPGAの後援競技となり賞金ランキングに加算されるようになった。
  5. 5.0 5.1 男女とも、JPGA・JLPGAの公認ツアーとなる。また、女子は3日間の競技となる。さらに、テレビ中継が開始された。
  6. 6.0 6.1 6.2 6.3 最終日が降雨のため中止。男女とも、プレーオフなしで2人同時優勝となった。
  7. 7.0 7.1 最終日は降雨のため9ホールに短縮。
  8. 女子はこれを最後に別開催となる。
  9. 9.0 9.1 3日目が降雨によるコースコンディション不良のため中止。3日間54ホールに短縮。
  10. 全英オープンの予選会がこの年より始まる。
  11. この年以降、R&Aより優勝トロフィーが贈呈される。
  12. 最終日が悪天候のため中止、3日間54ホール競技に短縮。